■ 2018 小さな旅 4 ■
初夏のローカル線に魅せられて、鳥海山の山麓を走る由利高原鉄道 鳥海山ろく線のかわいらしい「おばこ号」に揺られながら、ゆっくりのんびり列車の旅に出かけました。
6/14: AM5:30川崎発 ⇒ AM8:45矢島着
<走行距離175KM>(高速:笹谷ー関沢\210)
PM2:00矢島発⇒鳥海荘⇒湯沢・秋の宮・
鳴子⇒PM5:30仙台着
<走行距離180KM>(高速:古川ー泉\930)
6月14日:鳥海山ろく線始発の矢島駅を目指して
知人のOTさんの鳥海山サイクルランの話に魅せられて、急に鳥海山へ行きたくなりました。ファーム作業もひと段落ついたことより、朝日を浴びながら5:30には川崎を出発し、山形・新庄・金山経由して矢島に8:45に到着しました。矢島駅の名物売店の「まつ子」さんと矢島町のことや個人的な話を30分程度談笑しながら、楽しく過ごせました。そして1日1往復のまごころ列車(9:40発)に飛び乗り、秋田おばこのファッションのアテンダンドの説明を聞きながら山麓の田園風景と鳥海山(曇りのため裾野しか見えず)を眺め、約40分の列車の旅を楽しみました。(往復1時間20分)
乗客は我々を含め、終点の羽後本荘駅まで5人で、まるで貸し切り列車のようでした。沿線MAPを示します。休日は1日券を使い乗り降り自由で各駅の魅力を味わうのもいいですね!
行き 9:40 矢島 ⇒ 10:21 羽後本荘 (まごころ列車8D)
帰り 10:43 羽後本荘 ⇒ 11:22 矢島 (まごころ列車7D)
城下町である矢島町を散策(生駒藩主)!
矢島町は生駒氏の一万石の城下町として栄えました。又、本荘と山形の真室川を繋ぐ矢島街道の宿駅や鳥海山修験の拠点としても重要な町だったと思われます。現在では戊辰戦争で多くの文化財が焼失したものの、武家町や商人町など昔の町割りを残していて、所々に古い建物が点在します。和風の町屋もあるのですが、数件の洋風建築の方が印象に残っています。矢島町のもう1つの特徴は山間の町らしく傾斜地に建物が建っていることです。その為、坂が多く町中に水路が巡っています。良質な水が豊富だということが「天寿」や「出羽の富士」などのおいしいお酒があることで良くわかります。町全体が雪国独特な重さではなく綺麗な軽快な感じを受けるのは生駒氏が四国出身の大名だったからかも知れません。個々の良い建物を活用しなが連続性が出てくればきっと矢島町は城下町の特性を生かしたとても良い町並みが出来ると思います。
鳥海荘を訪ねて鳥海山を望む!
鳥海山を眺めながらの露天風呂や泡沫浴、打たせ湯、圧注浴、寝湯、サウナなど鳥海山の山腹から湧き出る豊富な湯を楽しめる宿泊施設。客室は和室(20室)とファミリー向けの和室・洋室(各2室最大6人まで宿泊可能)があり、最大99人宿泊できるほか、講座室、54畳の休憩室や最大90名が利用できるコンベンションホールも備えています。最寄り駅の鳥海山ろく線矢島駅からは車で20分。客室から霊峰鳥海山が一望できます。天然温泉で24時間入浴が可能で、豊富なお湯を活用した様々な入浴を楽しむことができます。鳥海山登山口や日本の滝百選に選定された「法体の滝」は、宿から車で30分。大自然を満喫できるコースです。
おいしい名水をいただきました!
OTさんの紹介で名水場所をみつけました。名称は笹子名水です。院内~松の木間の道路沿いにあり、すぐにわかりました。味わいは軟質で淡泊ですがすっきりした味でした。でも、青根の水の方がコクがあるような気がしました。
帰路の秋の宮温泉一帯は緑の競演でした!
⇩ 最後に ⇩
平日そして時間帯をずらしていくと、まるで貸し切り道路、貸し切り列車のようで、空いており快適なドライブでした。出発の川崎は晴天でしたが、日本海に近づくにつれて薄曇りの天気で鳥海山の裾野しか見えませんでしたが残雪の壮大な鳥海山とローカルな日本の田園風景を目のあたりにして感激しました。そして、のんびりとゆっくりと矢島の城下町を散策し、タイムスリップしたかのような気分になりました。走行距離360KMほど走りましたが、疲れもなく記憶に残る楽しい旅でした。今度はMTBを持ち込みサイクルランをしてみたくなりました。次回は秋田内陸縦貫鉄道を走り抜ける計画をたてております。