■ 2016 小さな旅 8 ■
■2016.11.26
岩手の先輩にお会いし、岩手県の宙と心の大きさに感動しながら創造の山を乗り越え、宮沢賢治の科学・芸術・宇宙・宗教・農のイーハトーブの世界に触れてきました。
1.花巻 宮沢賢治120周年を迎えて
2.盛岡 岩手県立美術館 ナイトミュージアム
ナイトギャラリートーク
モダンミュージアムコンサート
■2016.11.27
横浜・東京(蒲田)にて孫(一智)とのご対面!
■201611.28
長野:小諸懐古園、小山敬三美術館(村野藤吾建築)を散策し、JR小海線で甲斐大泉St:八ヶ岳へ
■2016.11.29
山梨(甲府):山梨県立美術館・文学館でミレーと樋口一葉・芥川龍之介に出会う!
■賢治の足跡をたどってみました!(生誕120周年)
宮沢賢治の深遠な思想や世界観、気高い祈りや願いは生涯を貫くさまざまな表現と行動になって姿を現しました。科学・芸術・宙(そら)・祈・農の部門で時代、地域等の関わりのフィールドや後に続く若い人々に託した願い。宮沢賢治が見たまことの世界、イーハトーブの世界に触れた旅でした。(今年が生誕120周年の記念すべき年でもあった)
1.宮沢賢治記念館
2.宮沢賢治イーハトーブ館
3.羅須地人協会
4.宮沢賢治生家
5.イギリス海岸
6.新渡戸稲造記念館(願わくはわれ太平洋の橋となら
ん:教育者・農政学者・国際人として活動)
7.未来都市銀河地球鉄道に乗車し宙に舞う!
★昼食:嘉司屋(かじや):わんこそば大会発祥の店
花巻農業の教師の頃いつも皮のジャンパー姿で、時に教え子をつれて、生家から徒歩3分の嘉司屋へよくおそばを食べにきてました。賢治のそば好きは学校でも有名で、春夏秋冬を問わずそばを愛し、そばを食べ、農家の人たちにもそばの栽培を喜んで指導されていました。昭和8年9月臨終の月、病床から幾たびかそばを求められ、おいしそうに召し上がったそうです。
■ナイトアート&ミュージアムの調べ(岩手県立美術館)
■「晩秋の調べーバイオリン・ピアノ2重奏」 思い(Omoi)
バイオリン:馬場雅美、ピアノ:佐藤司美子
■晩秋の小諸なる古城のほとりを歩く!
小諸城は、武田信玄のころ山本勘助らにより現在の縄張りとし、豊臣秀吉天下統一のとき小諸城主となった仙石秀久により完成された城です。城下町より低い位置に城を築いた「穴城」は全国でも珍しい城で「日本百名城」でもあります。仙石秀久が築いた「大手門」や野面石積みの石垣は400年前のまま当時の姿で残されています。また、明治の廃藩置県により役割を終えた小諸城は、本丸跡に「懐古神社」を祀り「懐古園」と名付けられました。現在の「三の門」に掲げられた扁額は徳川宗家16代当主・徳川家達の筆によるものです。明治の文豪・島崎藤村をはじめ、若山牧水、高濱虚子、臼田亜浪のゆかりの地であり、多くの歌碑を見ることができます。先の大戦では小林亜星、永六輔が小諸に疎開していました。「上を向いて歩こう」は永六輔氏が戦時中の小諸時代、この懐古園での悲しい思い出から作詞されたということです。
↓小山敬三美術館で代表作”浅間山・城シリーズ”の作品等が展示されており、美術館は建築界の巨匠”村野藤吾”氏の設計によるもので芸術品との評価が高く、毎日芸術賞を受賞しております。
■八ヶ岳:星降る夜に出会い・山の恵みに彩られた憩いの空間に浸る!
八ヶ岳(やつがたけ、八ケ岳とも表記される)は、長野県の諏訪地域と佐久地域および山梨県の境にある山塊。南北30 km余りの山体で、大火山群である。深田久弥が選定した日本百名山の一つ。「八ヶ岳」は特定の一峰を指して呼ぶ名前ではなく、長野県と山梨県にまたがる山々の総称であるが、その範囲は「夏沢峠以南のいわゆる南八ヶ岳のみ」「南八ヶ岳及び北八ヶ岳の領域(蓼科山を除いた領域)」「蓼科山まで含んだ八ヶ岳連峰全体」など様々な定義がある。日本百名山でいう八ヶ岳は南八ヶ岳のみを指す。八ヶ岳連峰では他に蓼科山も日本百名山に選ばれている。「八ヶ岳」の由来は、「八百万」などと同じように、山々が多く連なる様子から「たくさん」という意味で「八」としたとも、幾重もの谷筋が見える姿から「谷戸(やと)」にちなんで名づけられたとも、文字通り八つの峰に見えるからとも、複数のいわれが存在する。
↓ホテルの屋上には天体ドームが設置してあり、きらめく星空のパノラマショーで感激・感動!
■ミレーと芸術の森公園(富士山)に出会える山梨県立美術館へ
山梨県立美術館は1978年の開館以来、「ミレーの美術館」として広く親しまれています。
最初のコレクションであるミレーの《種をまく人》を中心として、以後ミレーやバルビゾン派の作家、ヨーロッパの主要な風景画家、ならびに日本の近現代美術の収集に力を注いでいます。なかでも山梨ゆかりの作品と、「萩原英雄コレクション」「深沢幸雄コレクション」がその中心といえます。収蔵品の総点数は現在、約1万点にもおよびます。所蔵品を紹介する常設展示では、季節に合わせて年4回の展示替えを行っております。常設展では「ミレー館」「常設展示室」「萩原英雄記念室」の3室をご覧いただけます。ちなみに65歳以上は県外の方でも無料ですよ。
■樋口一葉と芥川龍之介の時代へー山梨県立文学館
甲府市郊外の自然豊かな芸術の森公園にある文学館。山梨の出身やゆかりの文学者をはじめ、山梨を描いた作品、さらに日本文学史上に大きな業績を残した文学者の資料を収集、保存、展示している。山梨出身および山梨ゆかりの文学者である樋口一葉や太宰治らを紹介するコーナー、芥川龍之介コーナー、飯田蛇笏・飯田龍太記念室などがあり、平日でもあるためかゆっくりと見学することができました。
常設展示は芥川竜之介と飯田蛇笏の二大展示を中心に、「山梨ゆかりの作家と作品」では樋口一葉、中村星湖、前田晁、深沢七郎、山本周五郎、木々高太郎、井伏鱒二、小尾十三、太宰治、田中冬二、山崎方代、三井甲之、伊藤左千夫、秋山秋紅蓼、徳永寿美子、村岡花子ら県内出身の文学者やゆかりの文学者に関する資料を幅広く展示。「甲斐の歌」「甲州の近世文学」では古代の和歌や松尾芭蕉や山口素堂ら甲州俳諧に関する近世文学を、「山梨の近代文学」では近代移行の詩、短歌、俳句、川柳、漢詩、童謡、文学雑誌や同人誌まで近代山梨の文学史に関する資料を展示してありました。