■2024 活動日誌6月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2024年6月29日 晴れ
モノの値上がりが続いているが。。。。
ここ最近、身の回りで値上がりしないモノ、サービスを見つけるのが難しくなってきている。一方でわが懐、年金生活者にとってはきびしい現実でもある。野菜等を自給しており、食べる量も少なくなってきてはいるが、まさに、はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり-。物価上昇に抗するすべなき身を憂う。全国各地でこの先、生きるための必需品にも値上げの波が広がりそうな雲行きだ。水道水もそのひとつである。人口減や節水機器普及に伴う料金収入減や、老朽管の更新・維持費用捻出が主な理由となる。新聞によると一般社団法人「水の安全保障戦略機構」などは4月、2046年時点で赤字を回避するための料金水準の試算を発表した。分析対象の全国1243事業者の96%で値上げを要し、平均値上げ率は21年比48%となるらしい。試算は国の補助金打ち切りを前提とするなど現実的といえないが、経営環境が厳しくなるのは事実でもある。国土交通省によれば、世界で水道水をそのまま飲めるのは日本を含め11カ国のみ。仮に値上げとなれば生活を直撃するかもしれないが、皆で水道を支える意識も必要で蛇口をひねれば出てくる日本の質の良い水のありがたみをかみしめている。同時に節水を心がけていきたいと思う。
2024年6月21日 曇り
今日は夏至
きょうは夏至。1年でもっとも昼間が長い日である。そのぶん夜明けも早くなる。古人は「短(みじか)夜(よ)」と呼んで明けゆく夜を惜しんだというが、朝が早いとつられて目がさめてしまう。最近、寝ざめがどうもすっきりしない。わけもなく気分がくさくさする時もある。どうも睡眠不足は心身の不調を招くだけでなく、寿命にも影響するといわれている。厚生労働省の調査によると、20歳以上の4割が6時間未満しか眠っていなかった。睡眠の「量」も大事だと、本年度から数値目標を掲げて対策に力を入れている。目安は小学生なら9~12時間、中高生は8~10時間、成人は6時間以上。高齢者は寝過ぎると認知症リスクが高まることから、寝床で過ごす時間は8時間以内が望ましいと言われている。せっかくの長い昼間であるので、何かしなければ。何かしなければ。これから徐々に短くなる日なかを惜しむように過ごしたいものである。明日から秋田駒ケ岳登山に向けて体調を整えねば思っている。今日は休息の一日としたい。
2024年6月17日 晴れ
シトシト雨が恋しい
庭のアジサイはつぼみの玉を日々膨らませ梅雨入り宣言を待っているが、その気配もない。晴れ間続きの街角は、雨傘ではなく日傘が目立っている。気象庁の発表では猛暑につながるラニーニャ現象が起きる確率が6割という。昨年も空前の酷暑で、記録的な暖冬少雪だった。田畑の水不足はすでに深刻だ。この上、熱波の襲来を思うと気がめいる。災害級の豪雨は困るが、シトシト雨が恋しくなってきている。窓辺の滴や森林を包む霧雨…。テレビやスマホから自然の映像と音が流れ続ける。雨の音には、適度なゆらぎとリズムがあるという。それが疲れた心をリラックスさせてくれる。ひさしや竹林、柔らかい土や池に降る音、傘やかっぱを打つ響きなど、雨声は多彩だ。この夏も熱中症多発が心配だ。エアコン頼みの消夏法はいまや当然となってきている。窓を閉め、屋外の熱気を防いで、家が密室のシェルターになってしまった。幸い、川崎の我が家は風鈴やカエルや虫の鳴き声、本物の雨音、水を張った田んぼの上を吹き抜ける風。温暖化の時代を迎える中で田舎の生活は昔のままである
2024年6月9日 晴れ/曇り
夏祭りは血が騒ぐ(東北絆祭り:仙台市開催)
窓を開けて寝た朝方、鳥のさえずりで目を覚ました。特に関心もなかった野鳥に、こつ然と興味をそそられた。年を取ってきたからだろうか。4時過ぎに目覚めるのもそうなのだろうか。鳴き声を聞いても、何の鳥か全く分からなかったが、毎日さえずるもんだから自然と興味がわいてきた。花の名も樹木の名も、詳しくなれたら暮らしはもっと豊かになるだろうと思っている。そんな中、仙台市内では東北絆まつりが開催された。東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興を願い、2011年に始まった「東北六魂祭」は、東北の県庁所在地6市の持ち回りで開催。6年をかけて6市を一巡しました。その後、さらなる復興とその先の未来に向けて歩を進めるため、後継イベントとして2017年に「東北絆まつり」が開始された。2023年に青森市で開催されたことで一巡し、2024年には仙台市から2巡目がスタートしました。「東北絆まつり2024仙台」は6月8日(土)と9日(日)の2日間にわたって開催され、パレードは9日(日)のみです。イベント会場は青葉山公園と西公園、パレードは定禅寺通から出発し、東二番丁通を練り歩きます。青葉通とぶつかる交差点で折り返し、またスタート地点まで戻ってくるコースです。青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり(仙台すずめ踊り)、福島わらじまつりと一堂に会してみられる絶好の機会であり家内と早速出かけ、生の迫力と熱気で感動しました。やはらいお祭りは血が騒ぎますね。
2024年6月1日 曇り/小雨
人生は70歳からと思いながら!
子いわく、と『論語』の一節。…三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り。六十は「耳順(したが)う」。耳に入ったことばの理が、すぐにわかるようになった、と。相手が間違ったことを言っても、正しく判断できる力を持つのだろう。いま高齢者の一般的な定義は65歳。これをさらに「5歳延ばすべき」と政府の経済財政諮問会議が提起した。厚労相がすぐに否定したものの、国や経済界の本音は「耳順」ならずとも聞き取ることができる。少子高齢化で担い手不足は深刻化し、年金財政も厳しくなるばかり。つまりは「元気な年配者はもっと働いて、社会を支えてもらわないと」ということだろう。ただ、不足を補うばかりで、やりがいは得られるだろうか。その先に「豊かな老後」は約束されているだろうか。子いわく、七十は「従心」。自分の思うままに行動しても道を踏み外すことがなくなるらしい。ああ、先行きの不安さえなくなれば、そんな自由に生きられるのに。と思いながら、イチゴ摘みに追われている。。。。