■2023 活動日誌1月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2023年1月27日 曇り/小雪
終末時計はあと90秒しかない!
残された時間は過去最短になった。米科学誌が毎年発表している「終末時計」である。人類滅亡の時刻に見立てた午前0時までの時間は、あと90秒しかない。県内が猛烈な寒波に覆われる中、心まで凍り付きそうになる数字だ。これまでの最短は去年までの3年間の「あと100秒」だった。10秒短縮されたのはロシアによるウクライナ侵攻の影響が大きい。隣国に攻め込んだ大国が核兵器の使用をちらつかせている。わが国の周辺でも、異例の頻度でミサイル発射を続ける国がある。依然として、気候変動には有効な歯止めがかからない。時計の秒針が文字盤を1周半する、そんなわずかな時間しか残されていない。あたふたしているうちに過ぎ去りそうである。航空業界には「90秒ルール」がある。緊急時に非常用脱出口などを使って90秒以内に全員が脱出できるよう、機体を設計したり、乗務員を訓練したりすることが求められる。2007年に那覇空港で起きた中華航空機の事故では、乗客乗員165人の全員が脱出することができた。その直後に機体が爆発・炎上しており、速やかな脱出に失敗していれば大惨事になるところだった。そんな事例もある。短時間でも、できることはある。核兵器の使用をはじめとした戦争の脅威を取り除き、気候変動に対応する策を探し続けねば。座して終末を待つわけにはいかない。将来の子孫が生き伸びられる地球を守る責任を肝に銘じていかねばと、思っているが、我々大人がきちんと責任を全うせねばと。。。。。
2023年1月22日 曇り
物価と賃金と労働の好循環が回りますように!
昭和時代は一定のベースアップ(ベア)があり、わずかでも生活が向上している実感はあった。お金だけで仕事の価値が測れるわけではないが、1日の3分の1を仕事に費やす以上、やりがいは必要だと思う。給与がその一つであることは間違いない。物価があまり上昇せず、賃金も伸び悩んだ平成時代から一転、令和はインフレ時代のようでもある。最近はすべてのものが値上げラッシュでため息が出る。そんな中、衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが国内の従業員の年収を最大で約4割上げると発表。経団連もベアの前向きな検討を会員企業に要請した。社会の空気というものがある。間もなく始まる春闘でベアは実現するのだろうか。物価高と賃金上昇が呼応し、働く人の意欲が増す好循環を期待してしまう。人は働くことに誇りを持ち、その成果に喜びを見いだす。だから、「食べていければそれで十分」とは思うが、そこに年金生活の自分がここにいる。そして今もお金の話になると話題に乗らない自分がいる。これが下り坂の人生なのだろうか…。
2023年1月18日 曇り
冬野菜を食べて免疫力アップしよう!
冬野菜を食べているが、うちのニンジンは果物のような甘さに驚いている。寒じめ栽培のホウレンソウなど冬野菜が甘いのは、凍結を防ぐために糖分を増やす防衛反応だと言われている。農業の利点となる寒さも人間にとって大敵だ。「寒暖差疲労」という言葉を耳にする。寒暖差が大きい環境の下で自律神経の働きが乱れ、頭痛、肩こりなどの心身の不調が現れることを言う。前日との気温差や1日の最低気温と最高気温の差が7度以上あるときに起こりやすいと聞く。TVニュースで寒暖差によるヒートショックが冬の時季は最も怖いという。血圧の急激な変化で心肺停止を引きおこす。気温が低い日ほど発生しやすいと分かった。屋内でも暖房が効いた部屋とトイレ、廊下などの寒暖差を少なくするのが肝心だと語っていた。屋外作業を終え、冷えた体を温めようと風呂に入ったとたんに動悸を覚えることも時々ある。高齢のわが身の危険を感じ。それ以来、脱衣所を暖め、浴槽につかる前、かけ湯を十分にすることにしている。今週末あたりから、今までの暖かさから一転、気温が急降下するらしい。2月3日の節分までが寒の内。厳しく冷え込む日が続くかもしれない。冬野菜は糖度だけでなく栄養価も増すそうだ。白菜、ネギ…。免疫力を高めるためにもおいしくいただき、体の内側からも体を温めてみようと思っている。
2023年1月13日 晴れ/曇り
日本食文化の体験と味を求めて!
鏡開きの11日、わが家でも神棚に供えた餅を下げて食べた。納豆やあんこ、くるみなど味は4種。餅は日本文化の象徴でもあり、特に寒い時期は食べたくなるものである。その中で、くるみ餅の原料は、昨秋、近くの河原に生えた木の下で拾っておいたものだ。果肉を外し水洗いして乾燥させる。これを1個ずつ割って中身をほじり出すのが一苦労だった。そのおいしさを求めて、今年も10日から手前みそつくりを開始した。いつもながら大豆を煮て、お気に入り麹、塩を混ぜて、できあがるのは10月ころになる。コロナ禍のため、家内と二人で注文分も合わせて合計110㎏の味噌をつくる。これも重労働だが、おいしさを求めて、昔ながらの製法を固辞している。日本初の実測地図を作った伊能忠敬が北海道を測量したのは55歳の時である。以降71歳まで17年間にわたり全国を測量で歩き続けた。ただ体は丈夫ではなかったらしい。幾つもの持病を抱え旅先で寝込むこともあった。68歳の時、実の娘に宛てた書状にこう記している。「歯が一本だけになり奈良漬も食べられない。旅先で麹(こうじ)を買ってごまや唐辛子、醤(ひしお)などを入れて食べている」。醤とは副食としてそのまま味わう「なめみそ」を指す。栄養に富むみそが過酷な旅を支えていたとも言えるのではないだろうか。こうした田舎くらしの体験と味の記憶は、なぜか心を豊かにしてくれるような気がする。
2023年1月7日 曇り
今日正月七日は七草がゆを食べて健康に!
きょう正月七日は、七草がゆを食べて無病息災を願う「人日(じんじつ)」の節句である。もともとは中国の古い時代に人を占う日として定められ、七種の菜の汁物を食べたのが起源だが、日本では七草がゆの習わしが現代に受け継がれたという。人日は新年の季語。かの国で昔、占っていたのは「人の世界の運勢」だったらしいと歳時記にある。まずが健康を願って、朝に家族全員で七草がゆを味わった。そして今年の干支であるウサギは古来、縁起がよい動物とされる。月との関係から金運アップ、商売繁盛。あるいは多産から子孫繁栄。逃げ足が速く、災難を避けるといい、「ラビットフット」という足を模したお守りもある。今日は昨日のワクチン接種で体のだるさをかんじるが、何とか「七草がゆ」を食べて兎のごとく飛び跳ね健康に過ごしたいと思う。
2023年1月4日 晴れ/小雪(吹雪)
兎年が始まりました!
年男はその年の干支に当たる人をいう。今年は卯(う)年生まれになるが、『日本人のしきたり』の本によると、時代をさかのぼれば意味合いは大きく違ったようだ。年男は暮れの大掃除から門松やおせち料理作り、元旦の水くみ、神様への供え物まで、正月を中心とした行事のすべてを取り仕切る人だった。室町幕府や江戸幕府では古い儀礼に通じた人が任命され、一般の家庭では主に家長が務めていたという。年男は頼りにされ、忙しい方がいいのかなあと思っている。年が明けて、今日は仕事始めでもある。風が強く吹雪模様でもあるが、そんなことは言い訳もせず、早速、依頼された蔵王別荘地の伐採木の玉切、枝払いに出かけた。軽トラ満杯に丸太を積み込み無事に帰還し、ホットしている。年末年始は子供や孫と楽しく過ごせ、3日間連続して近場の温泉(やすらぎの湯)で家族勢ぞろいでゆっくりと、まるで湯治しているかのような日々を送れて満足な正月であった。今年もいよいよはじまった。昨年は思い返せば、良い事も悪い事もあった1年。でも何とか年を越せる幸せを感じながら、今年も元気で真面目に好奇心をもちながら兎のように飛び跳ねたいと思う。でも「ぼちぼち」かなあ。。。。。。。