■2013活動日誌12月■
日々の季節の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたことなど、思いのままに綴ってみました。おつきあいください。
★2013.12.31(火)晴れ 6℃
最近はあまり使わなくなったのが「数え年」。生まれた時点で1歳となり、元日を迎えるごとに1歳ずつ加える年齢計算方法。還暦や古希といった年祝い、厄年などに使われる。その昔、大みそかは「年取り」「年越し」とも呼ばれ、年神様からみんなが一つ年をもらうめでたい日だった。元日よりも大みそかの夜に豪華な料理を食べる風習があるのは、その名残でもある。海外では花火で新年を祝う国が多い。それに比べ川崎町の年越し、そして自宅は何と静かでゆったりしている。初詣に出掛け、除夜の鐘を聞きながら迎える新年はいかにも静粛なイメージ。この1年さまざまな出来事があった。個人的には胃がんにより胃全摘手術で健康の大事さが感じた一年であった。世の中は景気回復、東京五輪招致、自然災害、特定秘密保護法…明るさと危うさが交錯しながら迎えた大みそか。来年はどんな年になるのか。年神様から頂く一歳に感謝しつつ新年を迎えたい。どうぞ皆様もよいお年を。
★ 2013.12.28 (土) 曇り&雪 2℃
朝は小雪であったが夕方より本格的な雪が降り出し、一段と寒さがきびしくなってきている。薪ストーブの薪の消費も急ピッチで進む。今年は病気で薪集めができず、今までの貯蓄でカバーしているが、少し心もとなくなってきている。ところで、じゃんけんで多いのはグーかチョキか、あるいはパーか。ある統計データをみると、わずかだがグーが多いとのことだ。警戒心を持ったり、緊張した時、強さを印象づけたり気合を入れたりする時も、人は知らず知らずこぶしを固めるものだ。安倍首相が靖国神社に参拝した。その様子を見ると、首相の手はこぶしを握っている。心の中は想像するしかないが、政治のこぶしとも映る。中国、韓国は猛反発する。首脳会談すら持てぬ関係がさらに冷え込む。米国も懸念する。それもこれも承知のうえで踏み切ったのはなぜだろう。野党は力不足で、国政選挙もしばらくない。支持率もある。何より株高…というおごりか。。最近の世論調査では、中国への親近感が過去最低になった。反発が反発を呼び、互いの敵意や憎悪を膨らませはしまいかと、思わずこぶしを見てしまった。
★2013.12.27(金)曇り 4℃
ことしも指で数えられるほどの日を残すばかりになった。大人になっても、無邪気に正月を待ちわびたいところでもあるが。。。年越しを川の急流、いわゆる「瀬」に見立てるから年の瀬というらしい。その瀬を越えれば楽しいお正月が待っている。今日は仕事納めである。多くのカレンダをかかえながら、朝から若手社員とお客様あいさつ回りが続く。そして、夕方からは社長より社員全員に「年越しそば」「卵焼き」「カレンダ」「給料明細書」が手渡しされた。毎年の恒例とはいえ、昔ながらの職場風景として思い出される。厳しい激動の社会の中で、組織のトップに立つ人のこだわりと熱い思い、そして情を感じる。これで、やっと年の瀬が越えられた感覚にもなる。年末年始は日ごろ離れている家族や親族が故郷に集い、交流するひとときでもある。JRや高速道路や空路の混雑も始まる。瀬を越えてこそ、家族の絆を強める「温かな時間」が待っており、いつまでも大切にしたいと思う。
★2013.12.26(木)曇り 5℃
クリスマスが過ぎ、今年も残り6日となった。あすが「仕事納め」になる。年内に片付けなければならない業務や用件、また新年の準備などもあり気がせかされる。まさに年の瀬だ。でもSENDAI光のページェントを見逃すわけにはいかない。パートナーと食事も兼ねながら定禅寺通りへ出かける。けやき並木に群がる光は暗闇の通りに放たれ、特に点燈の瞬間は心をワクワクさせてくれて、思わず歓声があちらこちらから聞こえてくる。31日まで行われているので多くの人に仙台の冬の風物詩を見てほしい。この年末年始は、28日(土)から5日(日)まで9連休を取れる人が多いようだ。国内外旅行や温泉地滞在などの計画も目立つという。仕事を持つ人が多忙を理由に職務専念するのもいいが、できる限り休みをつくって一家団欒を心掛けてみては。「忙しい」の「忙」の文字は「心を亡くす」と書く。「慌ただしい」の「慌」も「心が荒れる」と記す。「年の節目」こそ余裕を持ち、穏やかな心で過ごしたいものである。
★ 2013.12.24 (火) 曇り&小雪 4℃
1年で最も夜が長いこの時季、クリスマスという行事が街に華やぎを与えてきた。今日は夕方より雪が舞い、クリスマスに華を添え心も浮き立つ。今夜はいよいよクリスマスイブだ。「雨は夜更け過ぎに」でおなじみの山下達郎さんの代表曲「クリスマス・イブ」は発売30周年という。 こうした中、年末あいさつにTK大学へ出かけた。今年1年、産学で一緒に活動したお礼も兼ねながら来年3月に開催されるM学会の件について話が弾む。 来年もまた継続して「環境とエコ」をテーマに地球循環型社会形成に向けて活動していきたいものである。帰りながらある洋菓子店を訪れた。クリスマスソングが流れる中、品定めをしていると「クリスマス用ですか」と店員から声を掛けられた。話を聞くとケーキ作りで大忙しの様子だ。一番人気は、生クリームとイチゴのデコレーションだと教えてくれた。 天気予報は「冬型の気圧配置が強まり、広範囲で雪が降る」という。まさにホワイトクリスマスになりそうだ。きょうは家族で手料理を食べるもよし、外食するもよし。絆を確かめる聖夜としたい。
★2013.12.22(日)曇り&小雪 4℃ 冬至
師走の3連休に入ったが天気予報は雪や曇マークが続く。今日22日は「冬至」だ。日の出が遅く、日没がめっきり早くなった。午後4時には薄暗い。夏至と冬至の昼の長さを比べると、5時間近くも違う。 20-21日とかけて、今年も餅つき(いきいき餅)を行った。お正月の定番であるお餅は手間暇かけてこそ、おいしいものである。1日目はもち米「みやこがね」を蒸して、冷ましながら餅つきを行い、切り餅用の定型の箱に入れて、じっくり冷ます。これがポイントでゆっくり蒸気(水分)を抜くことにより、餅の粘りが生まれる。2日目は餅が固くならないうちに餅を切りだし、食べやすい長方形に切り、素早く真空パックに詰めて、やって出来上がる。丹精込めて作ったお米そしてお餅のおいしさを多くの方に実感してほしいと思う。「一陽来復(いちようらいふく)」の言葉がある。「陰がきわまって陽がかえってくること」「悪い事ばかりあったのがようやく回復して善い方に向いてくること」の意味があり、冬至をさす。季節はこれから厳冬・厳寒期に入るが、日差しは春に向かって確実に強まり、日脚も伸びる。おいしいお餅を食べながら、心に希望を持って新しい年を迎えたいと思う。
★2013.12.19(木)曇り&小雨 5℃
東京都の猪瀬直樹知事が辞任を表明した。どうすれば人生が成功するのかノウハウ本は数あれど、今これほど注目すべき本は少ない。「欲望は抑え込んではいけない」「敵が大勢のときはこっちの土俵に持ち込むのが鉄則」と、副知事時代に出した人生訓「突破する力」がある。「細かい数字にとらわれるな」→徳洲会グループからの現金受領で追及を受けた5千万円は細かい数字か聞いてみたい。都議会では、かばんに札束の模型が入るか試みる一幕があったが、本に書いてあった「目に訴える伝え方のコツ」の応用だろうか。「自分に不利な“空気”を変える方法」の章もあるが、知事の経緯説明は二転三転、苦しくなる一方だ。著書には「言い訳をせずに真正面から責任を引き受けてこそ、頼られる存在に」とも。その通りだと思うので、ぜひ自著の再読をしてほしい。そして今度「勝ち抜く力」をタイミングよく出版した。もうこんな本は立ち読みでよい。作家時代は攻めの論評の鋭さには定評があったが、受け身はどうやら苦手らしい。言い訳として自分はアマチアと表現しているが今回のドタバタ劇をみて改めて権力とお金そして豊かな人生とは何かを考えてみたい。
★2013.12.18(水)曇り 6℃
クリスマスが近くなると何となくツリーには雪が似合う。そして夜を彩るイルミネーションが、この雪に映え、一段と美しさを増す。今日、ニューヨークに居る友人からクリスマスカードが送られてきた。毎年の恒例となっているが、いくつになってもうれしいものである。ニューヨークの雪に思いを馳せながら、冬の訪れを実感させるには、のどか雪であればよいが、東京では雪予報でニュースや昼のワイドニュースで一面に登場しているのもおもしろい現象だ。今週のはじめ県北を訪れたSハウス工場やYサッシ工場では30~40センチの雪で構内除雪作業に追われていた。長期予報では今冬の東北は寒くなりそうな気配で雪も多いらしい。ここ2 ,3日の予報も雪マークが続く。ある句に「クリスマス近づく雪のこよひまた」とある。この情緒あふれる句に大雪は似合わないのでほどほどの雪がふってほしい。
2013.12.17(火)曇り&晴れ 10℃
最近の通勤時、多く目にするものの一つが軽自動車だ。小回りが利いて燃費が良く、車体価格や維持費が安いのが魅力。公共交通機関の発達が不十分な地域にとっては「庶民の足」として定着している。特に農村部では軽トラックが必需品となっている。我が家の軽トラも田畑作業や荷物運搬では活躍してくれ、年数も12年が経過し、距離も10万キロを超している。来月は車検の時期、下回りの痛みがひどい点を考慮し、知人の中古車店で買い替えることとした。その中古軽バン(ダイハツハイゼットカーゴ)が本日納車されてきた。政府は消費増税で車の購入意欲がしぼむのを見越し、2015年に自動車取得税を廃止する予定で、減収分の一部を、軽自動車税引き上げで補う予定である。自動車取得税は県税、軽自動車税は市町村税。地方の税収減は別の地方税で穴埋めという論だ。税収の確保は大事だが、「軽自動車はぜいたく品でなく生活必需品」であると思う。
2013.12.15(日)雪 1℃
歳月人を待たず―。早くも師走の中旬となった。朝起きると回りは銀世界ならぬ「白い季節」の到来で約20cm程度が車の上に降り積もっている。今日から年賀状の受付も始まった。今年のお年玉付き年賀はがきの1等は現金1万円だ。賞品を現金化するのは初めてで、当選確率も100万分の1から10万分の1にした。発行枚数の減少傾向に歯止めをかけ、人気回復につなげるという。メールの普及で若者を中心に、出さない人が増えた。年賀はがきの過酷な販売ノルマ問題が報道で指摘され、印象を悪化させている。とはいえ、1年に一度の年始めのあいさつ状を心待ちにしている人は多い。人の手を経て届く一筆には、デジタルにないぬくもりがある。さあ、書きはじめねば。。。
2013.12.14(土)雪 4℃
師走の夜を彩るイルミネーションが、この雪に映え、一段と美しさを増している。JR仙台駅や長町駅エリアは街中がきらめき、クリスマスが近いことを教えてくれる。きょう12月14日は旧赤穂藩の浪士47人が吉良上野介邸に討ち入った日だ。主君・浅野内匠頭の仇として上野介の首を取り、本懐を遂げる。忠義心だけでなく、軍資金の存在も大きかったらしい。いつの世も先立つものは金のようだ。本件で赤穂藩は取りつぶしとなり、大石内蔵助の手元には資金が700両近く残った。今のお金にしてザッと8300万円相当だ。江戸の浪士たちの生活は日増しに苦しくなる。「早く討ち入りしたい」。そんな同志の暴発を抑えるため、内蔵助は上方からしょっちゅう人を江戸に送った。生活費を与えてなだめたりもした。討ち入ったのは軍資金が底を突いた時だ。主君切腹から1年9カ月たっていた。浪士の中には下級家臣も多く、軽い身分なだけに、よけい武士としての誇りを持ちたいと願ったらしい。だが、生活の窮迫から脱落しそうになったこともあったはずだ。そんな同志を、内蔵助は長い間、限られた資金で支え、時機を待って目的を達した。人の掌握と金の使い方の絶妙のタイミングは今の経営学のお手本になると思う。
2013.12.13(金)晴れ 10℃
今日は「エコプロダクツ2013」視察に久しぶりに東京(東京ビックサイト)へ出かけた。環境・エコは少しずつではあるが我々の生活に定着してきている。業界関係者以上に一般の方々や子供たち、そして修学旅行の若い人たちが多く参加していることには驚く。すべて見て回るには1日では回りきれないほどの広さである。本業界をはじめ「軽薄炭小」をテーマに掲げる企業が多くなってきている。地球環境の有限の資源を循環型で利用する人間の営み、再利用する意識の芽生えを訴えている。環境コミュニュケーションブースでは80歳でエベレスト頂上を成し遂げた三浦雄一郎さんがエベレストのゴミはすべて持ち帰り、絶対山は汚さないと語る。そしていつも1.7㎏の重しをつけて足腰を鍛え、5年後の85歳でエベレストの隣にあるCHo
Oyu山(8201m)を山スキーで滑降する計画を淡々と語り、飽くなき挑戦はまだまだ続いている。若手Aくんとともに三浦さんと同様に環境・エコをテーマに仙台の地に根をおろし地道に活動しようと誓いながら、海風の冷たい有明を後にした次第である。
★2013.12.12(木)曇り&小雪 7℃
この季節、昔、路地裏にひっそり掲げられた「おでん」のちょうちんに誘われ、のれんをくぐった思い出がある。おかみさん一人で切り盛りする店には、だしの匂いが満ちている。繊細な味わいを楽しむには大根がいい。箸先ですっと切ったひと切れが、身も心も温めてくれた。また、パリパリかじるタクアンの食感も捨てがたい。寒風に干し、漬ける。塩や重しの加減は家庭ごとに異なり、手前味噌と同様に自家製タクアンは多様である。今年もまた、大根を煮て、干し大根(へそ大根)を風乾器へ入れたり、タクアン大根を軒下に干す作業を行った。調べてみると、昨日の11日は沢庵(たくあん)忌。江戸初期の禅僧、沢庵が漬けたからタクアンとの説が知られている。大根は日本人の食卓と切っても切れなく、冬の食卓を彩ってくれる。和食の文化は路地裏の店にも、我が家の家庭の台所にも息づいていてうれしいものである。
★2013.12.10(火)曇り 8℃
街中ではクリスマスソングが流れ、華やかな電飾も増えてきた。各家庭でも家の周りに電飾を見かけるようになってきた。ところで12月25日をクリスマスと決めたのは、325年に開かれたニカイア公会議だという。会議にはサンタクロースのモデルといわれるトルコの司教、聖ニコラウスも出席したと伝わる。子どもたちを助けた伝説が残る聖ニコラウスの命日とされるのが今日の10日だという。ヨーロッパ各地では「聖ニコラ祭」として祝う習慣がある。サンタクロースと同様に、ニコラウスが子どもたちにプレゼントを渡す習慣がある。このことからプレゼントの習慣が派生したらしい。今年は我が家にもクリスマスツリー(モミの木)に電飾したいと考えているが、肝心のモミの木がなかなか見つからない。友人・知人にも聞いているが川崎地区には、あまりないらしく、最後は園芸店で購入しようとも考えている。世界で愛されるサンタさんと同様に、もうじき生まれる孫のためにも記念樹としても川崎の庭にモミの木を植樹しピカピカと飾りたいと考えている。
★2013.12.7(土)曇り&小雪 8℃
今年も残すところ3週間余り。きょうは二十四節気の「大雪」である。大雪にふさわしく午後からは雪が降り始めた。近くの杜の公園ゴルフ場ではS会社の納会コンペが開催され、ちょっとやりたい気持ちを抑えながら、朝早く写真撮影のため出かける。今年最後の栄冠は誰に、打ち納めを兼ねて全員で「ハイ、ポーズ」。14名が一斉に草原へ駆け出す。すがすがしい気持ちで帰宅すると、友人OHさんが訪れ野菜談義で大いに盛り上がる。そして午後からは小雪も舞いはじめる中、支倉台のS茶房で、ギターコンサートへいそいそと出かける。いつものメンバ22名が集合し、自称「手渡しコンサート」のOGさんのギター演奏、そして全員で懐かしいフォークソング等で歌声が茶房内に響き渡る。久しぶりに大きな声を出して歌うことはストレス解消にはもってこいである。寒い一日であったが、おいしいミルクコーヒー、手つくりケーキを頬張りながら、心身はホットな気分を味わえて幸せである。
★2013.12.6(金)晴れ&曇り 12℃
ユネスコの無形文化遺産に「和食」の登録が正式に決まった。四季折々の食材と持ち味の尊重、自然の美しさを表した盛り付け、正月や田植えなど年中行事との関わり。それら和食の特色と価値が世界に認められた。和食は旬の味や素材を生かし、栄養バランスも素晴らしい。見て、香りで、味わって、この文化を私達は物語ではなく遺産の担い手として継承していきたい。そして我が家は手前味噌つくりの大豆の収穫(大豆の振い落とし)を行っている。毎年2月に味噌作りを行い、床下倉庫に眠らせ9月頃には出来上がる予定である。
私の好きな和食は小鯛の塩焼き、豆腐のあんかけ、山菜のこごみの味噌和え、生揚げを一緒に煮た筍の味噌汁…。あと数か月もすれば、大好きな和食が思う存分食べられる日が来るのが待ち遠しい。
★2013.12.5(木)晴れ 11℃
この夏よく売れた新書に「里山資本主義」がある。地域活性化そして里山をもう一度活用しようとする試みである。ある所では空き家をデイサービスセンターとして活用し、施設を一から建設するよりはるかに低コストで運用している。また、周辺のお年寄りたちが自家菜園で作る野菜は、食べきれずに腐らせてしまうことが多かったが、これを施設が食材として購入する。市場に並ぶ野菜より安く、おいしい。施設の経費節減と高齢者の生きがいづくりの一石二鳥だ。市場原理を離れた里山資本主義によって、施設運営にゆとりができれば、介護労働者の待遇を改善できる。雇用拡大やUターンにもつながる。難題もあると聞くが「ハンディはマイナスではなく玉手箱」という心意気に学ぶべきことは多い。小さな工夫でも積み重ねれば大きな力となる。川崎町の里山でもいきいきと活動している人も多い。今日訪問した蜂蜜・木工つくりのFさん、チェンバロの楽器を作っているKさん、無農薬野菜つくりのOHはまさしく里山ならではの玉手箱を自ら作り出している。里山は、まさしく活用できる題材の宝庫であると思う。
★2013.12.4(水)曇り 12℃
ふるさとという響きには、情がこもる。ゆとりなくぎすぎすして、不安続きの世知辛い世の中。「出身地は?」「郷里はどちら?」と聞くよりも、こう聞いてみると響きがいい。「ふるさとはどちらですか?」。親しみがわき、えもいわれぬ懐かしさがよみがえる。今日はそのふるさとにふさわしい木の家に住む川崎町の小高い丘に住むHさんを訪れる。雑木林に囲まれ同じく薪ストーブ、ブルーベリー、野菜、小麦、にわとり飼育等を通して自給自足の生活を目指している。いつも相談に乗ってくれて、私にとってはまさしく師匠的存在である。そして午後からは多くの友人が我が家を訪れる。川崎町はたくさんの人のこころのふるさとであってほしいと思う。旅心に誘われて、やって来た人々に、心の明かりをともしたり、夜空を焦がす星群生、ほんのり明るい雪灯籠を見ながら自然を満喫してほしい。懐深く、豊かな自然がごちそうである。友人が「ぜひ、また来たい」とつぶやく。そんな第二のふるさとになれればいいと思う。
★ 2013.12.3 (火) 晴れ&曇り 10℃
師走に入り恒例の世相を映し、話題を呼んだ言葉に贈られる「新語・流行語大賞」の年間大賞が発表された。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行した「じぇじぇじぇ」など過去最多の4語が選ばれた。その他の大賞は「倍返し」「今でしょ!」「お・も・て・な・し」と、いずれも甲乙付けがたかったようだ。私のお気に入りは、地方に暮らす身としては「じぇじぇじぇ」の広がりを歓迎したい。ドラマのロケが行われた岩手県久慈市で驚いたときに発する方言が、全国の人々の関心と足を東北へと引き寄せる原動力になった。土地の言葉には説得力がある。 風土や暮らしによって育まれてきた歴史が力の源なのだろう。共通語では表現できない独特の味わいや素朴さが地元の絆を強め、訪れる人にはその地を実感させてくれる。 方言の魅力や大切さを再認識し、地域から発信したい。間もなく迎える年末年始。帰省してくる家族や知人との久しぶりの語らいは“お国言葉”で存分に語り合いたいものである。
★2013.12.1(日)晴れ 10℃
きょうから12月。師走である。今も昔も慌ただしい1年最後の月であることに変わりはないようだ。仕事に加えて忘年会、年賀状書き、大掃除など他の月にはない行事がたくさんある。今日は「小麦の会」収穫祭である。会員16名が参加し、にぎやかにこの1年の夏季の暑い作業を振り返りながら、小麦メニューのオンパレード(手打ちうどん、ピザ、おやき等)で本物の味を堪能した。多くは食べられないが、時間をかけながら少しずつ食べられるようになってきた。気心が知れたメンバで、なんでも気軽に話せる仲間の輪が毎年広がってきている。そして、帰宅すると、我が軽トラック(平成13年式103000km)も2014
.1.10車検を迎えるにあたり、見積書が届く。封筒を開けてびっくり!! 足回りの痛みも含めて相当の手当てが必要とのことで、そろそろ買い替えの時期かも脳裏をかすめ悩みの種が増えた。でも「終わり良ければすべて良し」のことわざどおり、2013年の師走は健康で平穏な1カ月であってほしいと思う。