■2021活動日誌 12月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2021年12月31日 雪/曇り 1℃
冷え込む夜はホットミルクで温まろう!
いよいよ今日は大晦日である。今年は雪が多く、今も外は吹雪いている。真っ白な雪の草原も見るにはいいが、そろそろ止んでほしい気分でもある。年末年始に牛乳や乳製品の原料になる生乳が供給過剰により、大量廃棄される可能性があるそうだ。「牛乳信仰」と言ったら大げさだが、昔は親から「骨が丈夫になり、背が伸びる」と聞かされ育った世代にとって何とももったいない話である。乳牛の成育環境がよく生産量が増えたことも重なった。コロナ禍で飲食店向けなどの販売が振るわず、冬休みで学校給食向けの需要もなくなり余剰が生じかねない。生乳は長期保存できる脱脂粉乳にも加工されてきたが、在庫が急増しているという。生乳の生産はおいそれと減らせない。乳牛は毎日搾乳をしないと乳房炎になる。丑(うし)年の終わりにとんだ災難である。どうやら牛乳への逆風は強そうだ。飲み物の選択肢が増え、少子高齢化の影響で学校給食などで牛乳を飲む子どもの数は減る一方である。日常的にスーパーなどで売れ残った賞味期限切れの牛乳が大量廃棄されていると聞いた。せめて支援の気持ちを込めて今夜もホットミルクをモ~一杯。冷え込む夜はホットミルクで温まり、よく眠れるような気がする。
2021年12月29日 雪/曇り 2℃
安部さん世紀の愚策を反省してほしい!
<アベノマスク我が家も依然保管中>。「世相川柳」欄にこんな句が載っていた。そういえば、わが家もどこかにしまったままだ。流行語にもなった「アベノマスク」は、安倍政権が新型コロナの感染拡大に伴うマスクの品薄を改善しようと調達した布マスクを揶揄(やゆ)する。税金の無駄遣いなどの批判が続出。ちぐはぐな政府のコロナ対応を象徴している。厚生労働省は昨年、介護施設や全世帯向けに布マスク約2億8700万枚を調達した。施設向けの多くが配布しきれず倉庫に保管され、昨年8月から今年3月にかけての保管費は約6億円に上った。不評を買った布マスクに関し、岸田首相は今月14日の衆院予算委員会で「検証、反省すべき点があった」ことを認め、保管費が高額だとの指摘には「費用対効果の観点から何か道がないのか検討させたい」とした。11月末時点での在庫約8千万枚を廃棄処分した場合、費用は約6千万円に上る見通しだ。政府は希望する個人や自治体に配布した上で在庫を処分する方針らしい。配布希望は来年1月14日まで受け付け、余った分はマスク以外の用途などでの購入希望者に売却した後、廃棄処分の手続きを進める。マスクの調達ばかりか、保管にも廃棄にも多額の我々の税金を要する。本当に世紀の愚策を安部さんは大いに反省と同時に、自ら小さなマスクをしつづけてほしいものだ。
2021年12月26日 雪/晴れ 3℃
これから、いいことが巡ってくる!
寒い夜はお風呂が一番。湯船につかると幸せを感じる。そして、食卓にはカボチャ料理が一品。「冬至」も過ぎた。北半球では昼間の時間が最も短い日。これから寒さがますます厳しくなるが、「一陽来復」といわれるように、冬至を境に陰気が陽気に転じ、いいことが巡ってくる、ともいわれる。冬至の日から一筆ずつ描いていくと81日後に梅の花が満開となる絵が完成し、その頃には寒さが和らぐという「九九消寒図(くくしょうかんず)」もある。同じ時間を過ごすなら、楽しみを探そうという知恵なんだろう。久しぶり日誌を書いている。なぜか最近、おっくうになってきた。加齢が追い打ちをかけているような気がする。昨夜のクリスマスコンサート・パーテイを楽しみ、今日は薪集めの予定であったが、昨夜から雪が舞い始め、朝起きたら窓越しの庭・畑は雪一面であり、あっさりと中止の連絡が入る。銀世界をながめながら、いろんな思いが駆け巡る。外からみると人は不足や不満もなく、幸せそうな日常に見えても、多くの人は何かしらの「荷物」を抱えて生きている。だから、さまざまな感情にどう折り合いをつけるかが大切ではないかと思うようになってきた。どん底に落ちたように感じても、踏ん張る地面がようやく見えたと思えばいい。悩み事は夜考えるより、昼間に考えよう。だんだん、ほんの少しでも昼間の時間が長くなるのだから。。。。
2021年12月12日 晴れ/曇 8℃
人生の集大成を書籍でまとめようかなあ。。。
大人の休日倶楽部を利用した小さな旅も終わり、疲れのリハビリも兼ねて、今日から薪割りにいそしんでいる。そんな中、ラジオからクリスマスソングが流れてくる。ワム!、マライア・キャリー、山下達郎、松任谷由実、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ、ビング・クロスビー…。定番の曲は色あせることなく流れてくる。時代の空気と一緒に聞く人の記憶を呼び覚ましてくれるような気がする。師走に入ると気ぜわしいが、ちょっとウキウキ気分になりイルミネーションが街を彩りの景色が脳裏に浮かんでくる。ファームもひと段落し、これからは木こりの生活が本格的に始まる。怪我しないよう、あわてず、ゆっくりと無理をせず、楽しむことを最優先にと、自分に言い聞かせている。あと何年、こうした生活ができるのかなあと、時々思い始めている。あまり考えてしょうがないが、一日一日を大切にして健康的な生活を送りたいと思っている。そして、ある書店より、本HPで記述している。この活動日誌や小さな旅を書籍にしませんかとお誘いを受けている。人生の集大成としてまとめてみるかと、ちょっと心が動きはじめている今日この頃である。
2021年12月9日 晴れ/曇 10℃
お歳暮の時季だなあ!!!
作家の池波正太郎さんが『男の作法』(新潮文庫)で俳優の緒形拳さんからの贈り物を紹介している。毎年、暮れになると届いたのは風呂で使う手桶(おけ)。お歳暮としてはかなり奇抜だが、緒形さんだからなのか、粋な贈り物に思える。「風呂の手桶は年中使っているものだから、1年ぐらいたつとタガがはずれたり、腐ってきたり、変になってくるわけだ。それで緒形も風呂桶がいいと思うんでしょう」と池波さん。新しい手桶を使い、「1年、頑張ったな」と疲れを癒やしたらしい。お歳暮の時季である。先祖へのお供えの風習が由来ともされ、江戸時代になって武士や商人の世界で贈り物をする習慣が根づいた。明治以降、お世話になった人に贈る現在のような習慣が広がったという。百貨店や大型店には、お歳暮コーナーが設けられている。商戦を伝える記事によると、今年はやや価格の高い県産品が人気だという。コロナ下、自宅でゆっくり過ごしてもらおうという心配りのようだ。感染予防のため、オンライン注文や宅配が増えているところにも世相が表れている。お歳暮を選ぶのは悩ましいが、要は「今年もお世話になりました」という感謝の気持ち。池波さんも「一生懸命、選んでくれたんだなあと通じればそれでいい」と語っている。形式的ではあるが、自然体で感謝の気持ちを添えてやりとりできればいいと思っている。
2021年12月7日 曇 12℃
新井満さん・中村さん(NSP)訃報に涙!
師走に入ると、なぜか思い出深い人の訃報が届いてきた。交友のあった同世代の中村貴之さん(一関高専)(フォークグループNSP)(夕暮れ時はさみしそう)や新井満さんだ。今回の小さな旅13で出かけた横浜港沿岸は折しも強い風が吹いていた。北西の季節風が強まり、みぞれや雪を運んでくる。そうかと思えば雲が吹き飛ばされ、穏やかな日差しとともに風が柔らかく頰をなでることもある。時に強く、時に厳しく、時に優しく。さまざまな表情を見せる大気の動きを「千の風」と呼んだのは言い得て妙だった。刻一刻と変わる自然現象と、人の命のありようを結びつけた歌が「千の風になって」である。私の命はいったん終わりを迎えたけれど、千の風になって、光にも雪にも星にだって私は息づいている-。作者不詳の英語の詩に、こうした意味の日本語訳と曲をつけたのは、新井満さんだ。「千の風になって」は多くの人の胸に響いた。人の命はいつか終わる。誰しも大切な人との別れは訪れる。喪失感を抱えて、胸にぽっかり空いた穴に、この歌はゆったりとしみ込んだ。人が生まれ、人が死んでいく限り、歌い継がれていくのだろう。新井さんは、歌が生まれるいきさつをつづった一文にこう書いた。「人間が死ぬと、まず風になる。次に、様々なものに生まれ変わる」。と