■2022 活動日誌 3月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2022年3月31日 小雨/曇 13℃
フキノトウ(バッケ)ほろ苦い風味がたまらない!
昨日は気温18度と春爛漫を思わせる日和であった。暖かさにつられ。早速NBOXのタイヤ交換を行った。今回は旧タイヤを売却し新古タイヤ(ホイール付)を購入し差額3万円でゲットし新しいタイヤでなぜかウキウキしている。そして雪解けとともに土の中から淡い緑色の顔を出し春到来を告げるフキノトウ。いつもの年は3月に入れば、目にするようになるが、今年は遅くまで雪が残っていたせいか、その下にひっそりと隠れていたようだ。ようやく雪が消えた地面から、小さなつぼみがいくつも出ているのを見つけた。昨年もフキノトウが群生していた場所だ。顔を近づけてみると、なんとも言えない春らしい芳香が鼻を刺激した。 方言では「バッケ」と呼ばれるフキノトウ。あくを抜いて「バッケみそ」にしたり、ピザの下地に塗り込んだり、そして天ぷらにしたりすると、独特のほろ苦い風味を楽しむことができる。フキノトウは野生動物たちにとっても、この季節ならではのごちそうのようだ。いまはニホンザルがえさにしていて、これから冬眠から覚めたツキノワグマも食べるという。山菜を採りに行く際はクマと遭遇しないよう十分注意したい。フキノトウには花言葉がいくつかある。待望、愛きょうのほか「真実は一つ」という意味ありげな言葉も。山頭火のこんな句を思い出した。<蕗(ふき)のとうことしもここに蕗のとう>。厳しい冬を乗り越えれば、待ちに待った春が必ず訪れるということであろうか。
2022年3月28日 晴れ/曇 7℃
春の里山も色づいてきました!
暦はもうじき3月に別れを告げ、もうすぐ4月に変わる。さよならの痛みよ去れ。新たな出会いよ来たれ。心機一転、そんな思いで新年度のスタートを切りたいと思っているが、なかなか最近は切り替えが思うようにいかず、ずるずるとひきづることが多くなってきている。コロナ禍、ウクライナ戦争等、暗いニュースが続いている中、気分転換も兼ねて、山の会で「太白山・蕃山」へ出かけた。太白山は標高321mと低い山であるが距離は短いが、急こう配で結構きつい。でも薪割り、ファーム作業で足腰を鍛えているせいか、縦走後の後遺症もなく普段の運動が効いているんだなあと感じている。里山もだいぶ色づきはじめ、やっと春を迎えたなあと感じている。でも切り替えの中で気になることがある。4月からのパンやラーメン、パスタといった小麦の原材料の値上がりである。調べてみると日本は、年間560万トン程度の需要量の9割近くを輸入に依存している。日本の輸入小麦は米国とカナダ、オーストラリア産がほとんどを占め、ロシア、ウクライナからの輸入はほとんどないとみられるが、価格は国際市場に連動するやめ値上がりするらしい。実際このところ、パンの値段が急に上がってきている。調査会社インテージ(東京)によると、全国にあるスーパーの食パン1斤の平均価格は1月が141円、2月が144円。それぞれ1年前から4.6%、7.1%上がった。これは北米産の不作などが影響したものだ。しかし、ウクライナ侵攻による国際相場高騰が本格的に反映されると、さらに値上がりする恐れが強い。大好きなパンも含めて食生活も見直していかねばと思っている。
2022年3月18日 曇/小雪 7℃
福島県沖地震(M7.4:震度6強)(3/16.23:26)!!!
床に就き、うとうとしかけたところに揺れが来た。一旦収まったのも束の間、次は立っていられないほどの大揺れである。けたたましく鳴り響く緊急地震速報。あの3.11の恐怖が蘇った。宮城県、福島県でM7.4・ 震度度6強。一夜明け、各地の被害の状況が次第に明らかになってきた。思えば昨年も2月13日深夜に宮城、福島で最大震度6強の地震があった。規模を示すマグニチュードや震源地は今回と近い。昨年もそうだったが、今回も県内で交通網が乱れ、建物などに被害が相次いだ。明るくなりに従い、インフラの打撃も大きさが目に見えてきた。特に東北新幹線の脱線には驚いた。(東京から仙台までの最終新幹線で白石蔵王付近)今もまだまだ東日本大震災の痛みが残っている。今後も揺れに注意が必要という。神様がいるなら、被害を小さく、格別のご加護をお願いしたい。長町の自宅は食器・コップの破損程度で済んだ。家具等の引き出しは開いたままであるが、止め金具、ストッパーが効いたと思う。とりあえず家の周りは異常無し。ほっとした後、今度は川崎町へ向かう。予想通り薪棚の薪は崩れていた。そして玄関の金魚の水槽(2槽)の水は揺れで周りは水びたし。食器・コップ等も数個が壊れていた程度で、特別大きな被害はなく、改めてほっとした。今回を教訓にもう一度、地震対策のチェックそして定期なチェックの必要性を改めて感じた。<災害は忘れたころにやってくる>
2022年3月10日 晴れ 11℃
ヘイ ジュード!
連日、ウクライナでの戦争状況を伝える映像を見るたびに胸が締め付けられる思いがする。一人の人間の欲望が多くの国民を苦しめ、死にいたしめる。そしてあってはならぬ原発までも攻撃をする。誰か止められる人はいないのだろうか。平和を叫ぶ全世界の人の声や気持ちが伝わらないのだろうか。1968年に登場したビートルズの代表曲の一つに「ヘイ・ジュード」がある。ジョン・レノンの幼い息子を慰め励ますため作られたとされる。この曲を、歌詞を換えて母国語で歌い、民主化と平和を願った女性歌手がいた。1968年のチェコスロバキア。ソ連軍などがプラハに侵攻し民主化運動「プラハの春」を弾圧する。そうした中で歌手マルタ・クビショバは歌詞に抵抗の意を込めヘイ・ジュードを歌っていたという。活動を禁止される中、1989年の「ビロード革命」でついに民主化が実り、群衆の前で歌った。ロシアの侵略で窮地に立つウクライナ。市民が次々と命を奪われている。爆音におののき地下壕に逃げ込む恐怖を思うと胸がつぶれる。しかし避難先で連帯感が生まれ、もしかしたら励ます歌が生まれているかもしれない。こんな状況の中、今日は孫の誕生日。お祝いプレゼントを贈りながら、複雑な思いが脳裏に渦巻いている。この苦境の中、ウクライナ国民は希望だけは失わず、心に灯をともし続けてほしいと思う。全世界がウクイライナを支援・応援しよう!!!!!!!!
2022年3月6日 曇/小雪 4℃
春の気配に誘われて啓蟄を迎えた!
5日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。土の中で冬ごもりをしていた虫が春の気配に誘われて姿を現す時季である。朝晩の寒さも和らぎ、春を感じるようになってきた。しかし、天気予報では今日1日中、雪マークであり、この春の雪がおさまれば、やっと里山にも春が訪れる。菜の花の黄色と緑に、テントウムシのオレンジと黒。春は暖かさだけでなく、鮮やかな色彩も連れてくる。待ち遠しかった春だというのに、ロシア軍の侵攻が気持ちを暗くする。ウクライナから届く写真や映像は黒い煙と土ぼこり。軍事施設だけでなく、原子力発電所までも攻撃を受けた。多くの犠牲者が出ているが、停戦の動きは進んでいない。ウクライナは豊かな田園が広がる農業国で、映画「ひまわり」のロケ地にもなった。春になれば色鮮やか景色が広がり、土の中から蟄虫がはい出てくるのだろうが、首都キエフの最低気温はまだ氷点下。寒さが和らぐのは4月の終わりごろからという。いまは暖かさも色彩も遠い状況にある。プーチン大統領は核兵器の使用までちらつかせ、冷徹さが際立つ。その表情を見るたびに希望は揺らぐが、ウクライナに穏やかな春が訪れるように国際社会の結束を強め、私たちの声を届けるしかないと思うとさみしい。何とかならないのだろうか。
2022年3月3日 曇 6℃
言葉の崩壊
プーチン大統領は平和維持、親ロシア派の住民保護を目的に、ウクライナへ派兵し、戦闘状態に入っている。「平和維持」や「住民保護」という言葉に違和感を覚える。権力が暴走する時、民主主義が脅かされる時、必ず言葉の意味が崩壊していくような気がして、なぜか空虚感が漂ってくる。プーチン大統領が口にした平和維持や住民保護は本来の意味が崩れ、国際社会を巻き込む脅威となっている。バイデン米大統領は「破滅的な人命の損失をもたらす戦争を選んだ。同盟・友好国と結束して断固対処する」と非難した。当然の反応だが、全面的な軍事衝突は何とか回避したい。どんな大義であろうと、戦争の理由に使っては言葉を崩壊させる側になりかねない。刀は振り下ろされ、つばぜり合いの状態。互いに押し合いながらも、離れる機会を探らなければならないのは分かっていると信じたい。妥協点はないのか。もどかしさが募るばかりだが、今は「平和」の意味を共有できるようにと祈るしかない。長期政権によるプーチンの独断専行が国を亡ぼしていくのが透かして見えるような気がする。日本にも似たような首相がいた。長期政権の弊害そして一線を退いたなら余計な口を出さず、自分の行った愚行・愚策を反省してほしいと思う。
2022年3月2日 曇 8℃
梅の宴が始まりました。。。。。!
3月に入った。最近は寒さもあり何となくコメントする意欲の低下、体調不良、いそがしさもあり、だいぶ活動日誌もご無沙汰になった。令和の元号の由来となったのは万葉集の「梅花の宴」だという。地方長官として今の福岡県太宰府市に赴いた大伴旅人が、自邸に配下らを集め梅花の歌を詠じ合った約1300年前の宴である。もちろん旅人も一首披露した。「我が園に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れ来るかも」。白梅の散る様子を、天空からの雪に見立てている。雪は実際に降ってはいない。しかし、作品の中では「白梅と白雪は互いに見えつ隠れつの舞いを演じているのである」。我が家の梅林もまだ雪で覆われているが、今年は遅くなってしまったが梅の枝の剪定(2/26)を行った。雪と青空の覆われた梅林。もう梅は芽吹き始めており、天空の青空に向かって枝が伸びている。春も近しと思わせてくれる。もうじき梅花の宴が始まるのではないだろうか。最近は雪かきに追われている。連日の格闘に音を上げそうになりながら、降る雪を花びらと思いなした。逆にここ数日は季節が一気に進みきのうは最高気温が10度を超えた地点もあった。春を告げる花々と出合うまではもう少しの辛抱だと自分に言い聞かせている。