2018活動日誌 5月
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2018年5月31日 曇り 24℃
人生における栄枯盛衰とは!
久しぶりの長距離ドライブで、やや疲れたが一人旅もいいもんである。でも体力がいつまで持つのかなと考えると、ほどほどがちょうどよい。今回の旅先で出会った中高年で同じく一人旅をしている九州の方からこんな話を聞いた。「人生において栄枯盛衰いろいろある。定めなき世も知恵あれば、どうにかなるとはいうものの、知恵もくせもの、流れにさおさす知恵あれば、身を滅ぼしかねない知恵もある」と。。。現代に例えると、学校法人「森友学園」の補助金詐取事件で起訴された籠池泰典被告と妻諄子被告もこんな状況ではないだろうか。昨年7月31日の逮捕以来、約10カ月ぶりに保釈された。記者会見では疲れも見せず、持ち前の節回しで「国策勾留と認識しているという。教育勅語を柱にした独自の教育が関心を呼び、首相夫人とも懇意になった。「同志」と信じていても、一つ歯車が狂えば、潮が引くように去っていく。これも名のある人たちの世渡りの知恵。無常、無情。やりきれない思いや怒りもあるだろう。でも、籠池さんはこの問題の被害者ではなく、当事者である。知恵の使い方に間違いはなかったかと思いたくもなる。でも、鍵を握る人物の再登場で、もう一幕、二幕の新たに法廷劇も始まるのだろうか。さあ、疲れをとって、ちょっと知恵を出しながら、のんびりと、しばらくはファーマーに帰ろう!
2018年5月30日 曇り 25℃
大好きなMTBで海浜を駆け抜ける!
深夜のNHKラジオ深夜便の話題が何が気になる。俺は成仏していない―と戸惑う男性。定年退職した後、何をするでもなく、家でゴロゴロしていることに焦りを覚える。脚本家で作家の内館牧子さんの小説『終わった人』に出てくる主人公だ。大手銀行員の定年後とその妻を描いたこの小説は、中高年の共感を得てベストセラーに。近く映画が公開される。定年は、会社などに勤めた人なら誰にでも訪れる。この春から毎日が日曜になった人もいるだろう。自由になった時間をどう楽しもうか…。一方で、収入がなくなり名刺もなくなる。それ以上につらいのは居場所がなくなることだという。何かわかる気もするが、スパット割り切れないのだろうと心配にもなる。「残る桜も散る桜」。内館さんは良寛の辞世という句を引き合いに、社会的に「終わった人」について説く。「若い頃に秀才であろうとなかろうと、美人であろうとなかろうと、人間の着地点って大差ない」と。生きがいを求めてあがく。だが、その前に、若い人に立場を譲り「終わった」ことを受け入れるところから本当の定年後が見えてくる。内館さんはそれを「成仏」という。「いつも家にいる夫に付き合わされるなんて」。妻にそんな思いはさせたくない。互いが解放され、「第二の人生」を共に充実したものにしたい。みな願いは一緒だ。そんなことを思いながら、朝6時30分に家を出た。向かうは茨城県の「ひたち海浜公園」。MTBを積み込み、現地にて約3時間思い切り走りを楽しんだ。海沿いの潮風を浴びながら、定年後の自由さと健康に感謝しねばと思う。とにかく「焦らず、慌てず」楽しみ続けたいと思う。
2018年5月28日 晴れ 24℃
国立公文書館に今度行ってみよう!!
最近、政治の世界では公文書の改ざん、隠蔽、廃棄等の言葉がよく聞かれる。東京国立近代美術館近くにある国立公文書館は、明治以来の各省庁が作成した歴史的に重要な行政文書や、訴訟の判決原本、貴重な古文書などを保管している。新館の建設計画が進められており、国会議事堂脇の憲政記念館敷地に8年後の開館を目指すという。保存スペース拡大や、公文書デジタル化、展示・学習機能の充実が図られる予定である。欧米各国にも当然、国立公文書館がある。研究者らしき姿が目立つ日本と違い、イギリスは一般の高齢者の姿が多く見られる。目的は自分の先祖をたどる家系調査。趣味として取り組む市民が多いそうだ。館内の家系調査センターは国勢調査、出産・結婚・死亡届や相続税の支払い記録などが調べられる。ルーツを求める人々を重要なユーザーとして対応を充実させたことが公文書を身近に感じさせているという。日本は記録を大切にする意識は欧米に及ばない。特に官僚は「由(よ)らしむべし知らしむべからず」の考えが残っていそうだ。公文書の適切な保存と公開が説明責任であり「全体の奉仕者」の公務員の役割ではあるが。。都合の悪い記録も残し、政策実現過程を見えるようにすることが国民の信頼につながると思う。こんなことを考えながら、街中で友人とお茶を飲みながら最近の動向・状況について3人で語り合う。うるさいおじさんかもしれないが、七転びハ起こしの精神で思うことは今後も大いに語り合おうと意気込んでみせる。今度の新施設には公文書を身近に感じる中身を求めたい。もっともあまり興味を持たれるのも国には都合の悪いことかもしれないが。。。。
2018年5月26日 晴れ 22℃
絵画は五感に刺激を与え、体を目覚めさせてくれる!
MTBで街中を走っているとガソロンスタンドの価格に目が行く。144円、145円、148円…。日に日に上がり、下がる気配がない。レギュラーガソリンの1リットル当たり価格。少し下がったらまとまった量を給油しようと覗っていたが。。。ガソリン価格が高止まりしている。トランプ米政権によるイラン核合意からの離脱表明。それに伴う中東情勢の緊迫化が主因だそうだ。市内のスタンド店頭の価格表示板を見ては憂鬱になる。「オイルショック」という出来事を初めて学んだのは、中学生の頃だったか。中東地域が不安定になれば世界経済が動揺、資源の少ない日本は大打撃を受ける。石油はより巨大な利権そのものとなった。外交取引の重要カード、投機の対象として、地球の地下に眠る資源が、なぜ特定の国の所有に属すのか、世の仕組みを知らない10代の頃は不思議でならなかった。原油の埋蔵量には限りがあると警鐘を鳴らされたのに、なぜ「石油依存」からの脱却はなかなか進まないのか。大人になった今も不思議に思う現象である。ガソリン価格が国際情勢の緊張よりも早くから上がり、収束してもすぐに下がらないのはどういうわけか。誰かが得し、誰かが損をする仕組みなのだろうか。そんな中、知人の絵画展(けやき会40回)に出かけた。Sさんのダイナミックなひまわりの油絵に思わず引き込まれ見入ってしまった。やはり絵画は五感に刺激を与えてくれて体そのものが目覚める感覚になるもんだなあ。。。。
2018年5月24日 晴れ 25℃
映画「モリのいる場所」で終の住処・生き方を考える!
どうしても観たい映画があった。それは「モリのいる場所」(山崎努と樹木希林という、ともに日本映画界を代表するベテランが初共演を果たし、伝説の画家・熊谷守一夫妻を演じた人間ドラマ)である。早速、名取にあるイオンシネマに出かけた。最近、自分らの終の住処や終の生き方・過ごし方を考えるようになり、どうしてもこの映画を観たくて出かけた次第である。ストーリーは30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を見つめ描き続けたという熊谷守一=モリのエピソードをベースに、晩年のある1日を、フィクションとしてユーモラスに描いている。昭和49年の東京・池袋。守一が暮らす家の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫が住み着いていた。それら生き物たちは守一の描く絵のモデルであり、じっと庭の生命たちを眺めることが、30年以上にわたる守一の日課であった。そして妻の秀子との2人で暮らす家には毎日のように来客が訪れる。守一を撮影することに情熱を傾ける若い写真家、守一に看板を描いてもらいたい温泉旅館の主人、隣に暮らす佐伯さん夫婦、近所の人々、さらには得体の知れない男まで。老若男女が集う熊谷家の茶の間はその日も、いつものようににぎやかである。 劇中で「もう一度人生を繰り返すことができるとしたら?」と妻に問うシーンがある。「僕は、同じ人生は選ばないね。これは、(天井を指し)あっちの人が決めてくれることだから。もし来世があれば、人間に生まれるのか、木か虫かわからないけど、自分が決めることじゃない」と。いま思うに、机の上で考えていたプランをそのままやってもちっとも面白くない。現場で自然に生まれてくるものが大事ではないかと感じる。庭で言えば、雑草で、自分が植えたのではない雑草が意図せず生えてきて、それがきれいだな、と思えるようになる境地かなあ。風が吹いてきて、陽が出てきて、曇ってきて……という中で、なにか自分の全く意図しない物が生まれてくる。 そんな雑草のような美しさ、喜びが重なった映画になったような気がする。
2018年5月23日 曇り 21℃
老いの坂を上るーお金・健康・心そして希望!
皐月は年間で過ごしやすく、大好きな月でもある。青葉が茂る中、病院通い(眼科・歯科)の帰りに久しぶりに仙台街中をMTBで駆け抜けた。川崎町の水田周りの農道とは、一味違うが自転車乗りは楽しい。風を切るすがすがしさを感じながら、3Kという言葉について考えてみた。3Kといえば、きつい、汚い、危険の頭文字だ。解釈は広がり、忙しくて帰れないK、というのもある。どちらにしても、負の印象がつきまとう。いや人生を仕上げる準備にも3Kが必要だと、作家童門冬二さんは説いている。老いの坂を上るための「カネ、健康、心」のことである。「輝かしい晩年を生きるために、前半生でどんな蓄積をしたのか」を問い掛ける三つのKという。童門さんの手本は伊能忠敬だそうだ。50歳を前に家督を譲り、好きだった天文学を学び、測量技術を習った。そして55歳から歩いて列島を回り、正確な日本地図を作った。なるほどお金、健康、強い心が要る。73歳で没したのは新暦で5月17日。今年がちょうど没200年になる。それにしても、よわいを重ねても志を忘れない心意気がなんともうらやましく、まぶしく心に残る。忠敬の姿に教わり、童門さんの3Kに一つ加えれば、希望を忘れないKを加えて過ごしていきたいものである。
2018年5月19日 晴れ 24℃
愛鳥週間そして道草ー5月はワクワク!
5月は愛鳥週間(5月10~16日)である。最近、キジバトの特徴的な鳴き声で目を覚ます。キジも早朝から甲高い声を響かせて縄張りを主張している。散歩で耳にする他の野鳥のさえずりも心地よい季節である。鳥の子育てが間近で見られたら楽しいだろうと庭に廃材を利用して餌第並びに自作の巣箱を作り設置しているが、やってくるのはスズメばかりである。冬は餌が少ないためか、いろいろな野鳥がやってくるが、今の季節はスズメオンリー。家の前の水をたたえた田んぼにはシラサギがよく来る。相手は野生の生き物。素人の思い通りにはならないと分かっていても、手間をかけて用意した住居を選んでもらえないのはさびしいものである。我が家の周りの農道は青々した雑草が生い茂っている。これが道端の山菜ならばいいなあと思っているが(ワラビ、タラノメ、ウド、アイコ(ミヤマイラクサ)、コシアブラ…)。。田舎暮らしをするようになってからあちこちに寄り道する道草の機会も減ってきた。だけど、通い慣れた道で曲がる角を一つ変えただけでも違う風景が見えてくる。好奇心にまかせて小さな冒険を始めれば、新たな発見があるはずだと思いながらと回想している。今の現代社会では、できれば、勉強や習い事に追われて忙しすぎる子どもたちにこそ勧めたいが、通学路は事件や事故に遭う危険に満ちている。道草さえ気軽に楽しめない社会が悲しい。
2018年5月16日 晴れ 28℃
えんま様に代わり国民が嘘を見抜くしかない!(前川喜平氏)
「伊達の五常訓」なる処世訓に「智に過ぎればうそをつく」とある。「独眼竜」で知られる戦国武将伊達政宗の遺訓とも伝わるが、頭でっかちは平気でうそをついたり策に溺れたりするとの戒めだ。加計学園問題を巡る国会答弁を聞いて、五常訓の一節を思い浮かべた。参考人招致された元首相秘書官は、才たけ弁舌が立ち万事に抜け目がない。状況不利とみてか、「記憶の限りでは会っていない」という従来答弁を一転させた。だが「首相案件」疑惑に巻き込まれた愛媛県知事は「極論で言えばうそ」と手厳しい。世論調査で元秘書官の説明に「納得できない」と80%の大多数が答えている。勝手な解釈だが「うそもまことも話の手管」「うそも方便」と考えているのではないだろうか。首相は「うそということでは全くない」と元秘書官をかばうものの、加計だけ「特別扱い」との疑念は深まるばかりである。そんな中、前川喜平(前文部事務次官)の講演会(5/16フォレスト仙台(旧宮城県教育会館:定員500人に900人が押し寄せ、第2会議室でビデオ講演を行うほどの盛況であった)へ出かけた.。「これからの日本、これからの教育」と題して1.精神的自由権としての学習権、2.社会権としての学習権、3.教育が実現する憲法の理想について話す。1986年には宮城県教育丁行政課長として赴任したこともあり、なつかしそうに仙台の思い出を語る。本当に誠実で教育に関して真摯に取り組む姿勢に共感を覚える。人柄的にも好感がもて信頼がもてる。久しぶりに言葉の暖かさと真実の言葉を感じ取れた。加計学園問題の真実は一つ。どの発言が理にかない、誰がうそを交えているのか。首相夫人と縁の深い学園への国有地売却に続き、首相の「腹心の友」が理事長を務める学園の新学部認可。疑惑追及が始まって1年以上たつが、真相はいまだやぶの中であるが、だれが嘘をついているのかは明瞭である。うそつきの舌を抜く、えんま様に代わり国民がうそを見抜くしかないと感じた素晴らしい講演会であった。
2018年5月15日 晴れ 24℃
母の日は母を思う子の日でもある!
13日は母の日である。母の日は世界中にあるが、日本での起源をつくったのは米国女性アンナ・ジャービスとされている。南北戦争の負傷兵を救う活動をしていた亡き母を忘れないようにと、彼女は1907年5月第2日曜、記念式を行う。会場の教会は、母が好きだった白いカーネーション500本で飾られた。彼女は式の成功に感激し、国外を含む政財界やマスコミに多くの手紙を書いて母の日制定を訴えた。これが、やがて日本で普及していくきっかけになった。ところが、運命は一転する。カーネーションが高値で売買され、グリーティングカードが飛ぶように売れるのを見た彼女は、ビジネス利用に怒りを覚えた。母の日の商業化反対運動にのめり込んでいき、あるときは催しを妨害して逮捕までされた。母から継いだ財産も気付けば失っていた。晩年は母の日創設への後悔を口にしながら、引きこもるように暮らした。こうした想像もしなかった背景の中で日本では優しさあふれる日に定着した。これも彼女のおかげであり、知ってほしいと思う。彼女の生涯を見ると、母の日は母を思う子の日でもあると教えられる。ならば贈り物や電話の1本、カードでも手紙でも、伝えたいことがあれば方法は好き好きで良い。自分の気持ちを見つめる日になったらいいと思う。我が家では子供が工夫しながらプレゼントを贈ってくれた。私は彼女の好きな本を贈ったが、お互いに健康で穏やかな田舎暮らしができればいいと思っている。
2018年5月13日 晴れ/薄曇り 21℃
風光る5月ー仙台ハーフマラソン開かれる!
風光る5月。一時下がっていた気温も数日前から上がり、陽光と青葉の風が心地よい。ここ数年のマラソンブームで全国的に大会が増え、転戦している人も多いのではないだろうか。我が家の子供もその仲間のひとりである。記録への挑戦、健康づくり、仲間同士で走る刺激、レース後のビールとバーベキューなど。多種多様の楽しみ方、達成感があるからこそ、市民マラソンは盛り上がる。何よりも自分のペースで無理せずに。少しきつくなった時には、新緑の爽やかなな風が力を貸し、沿道の声援が元気を与えてくれる。第28回仙台国際ハーフマラソン大会が仙台市中心部で開かれた。国内外から14.643人がエントリーし、青葉茂る杜の都を疾走した。ちょうど薄曇りの天気で気温も高くなくランナーにとっては走りやすいのではないだろうか。この大会に子供も参加し、足切り(2時間30分)にもならず無事、完走できた(2時間20分:1300位)。初めて沿道(国際センター前、青葉通り)に立ち声援を送ったが、とにかくこの雰囲気はなぜかうれしくなり、心がウキウキしてくるような楽しさがある。まるでお祭り気分でもある。帰りは博物館に立ち寄り、「手仕事の日本(柳宗悦のまなざし)」を鑑賞してきた。昔から伝わる手作りの製品の素晴らしさにあらためて感激し、ハーフィマラソンと一緒に至福のひとときを過ごすことができた。楽しかった!!
2018年5月12日 薄曇り 22℃
日本の水のおいしさに乾杯!!
週末から暑さが戻ってくるという。いよいよ水が恋しい時節になる。その水には、軟水と硬水がある。日本の水は軟水で、含まれるカルシウムやマグネシウムの量が少ない。対して欧米や中国などでは含有量が多い硬水となる。だから料理法も自然と違ってくる。米を軟水に入れて炊くとふっくらと仕上がる。しかし硬水だと黄色くぱさぱさとなり口当たりが悪い。米の表面に付着したカルシウムが、水の吸収を妨げてしまう。さらに言えば、世界文化遺産の和食も軟水の力なくしては実現しなかった。なぜなら和食のうまみ成分を支えるかつお節や昆布のダシ、つまりグルタミン酸やイノシン酸は硬水に溶け出さないからだ。欧米や中国はぐつぐつ煮込んだスープを使い濃厚なソースや油炒めで調理する。実はこれも硬水圏ゆえの事情らしい。日本は野菜をふんだんに使った料理が多く、ダシの役割も大きい。お寺の精進料理は、繊細な味覚と季節感が魅力の和食に影響を与えた。洋食のアレンジ料理にも応用された。春から夏へ、食材が豊かな季節である。我が家も青根地区の水を使っているが、すっかりそのおいしさに魅了されている。ダシと軟水が醸し出す日本の味わいを大いに楽しみたいと思う。そんな中、応援部隊6人(合計11人)で梅林の草刈りを行った。薄曇りで気温も高くなく絶好のアウトドア作業日よりでもあった。多くの仲間の協力と支援に感謝しながら、昼食はおいしい水とヨモギ餅に舌づつみを打ちながら楽しいひと時を過ごすことができた。
2018年5月10日 小雨 12℃
ちょうど一雨が欲しかったー春の農作業が本格化する!
今日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫元首相秘書官の参考人質疑を行った。柳瀬氏は首相官邸での学園側との3回の面会に応じたのは自身の判断と強調した。ほかに民間との面会はなかったとも説明しており、加計学園への厚遇ぶりが鮮明になった。安倍晋三首相の関与に関しては「いちいち総理に報告することはない」と改めて否定した。首相に報告しなかった理由については「必要を感じていなかった」と説明した。サラリーマンの世界では「ほうれんそう(報告・連絡・相談)が基本中の基本として教えられてきたが、この方は官邸という別世界で生きてきたのだろうかと疑いたくなる。これ以上TV中継を見ていてもストレスがたまるので、外へ出てみた。「ちょうど一雨欲しかった」と言わんばかりの天気で家庭菜園にとっては絶好の雨ではないだろうか。今の時期に水分が足りないと、作物の生育が心配になる。だから雨乞いをしたい心境にもなってくる。そして苗を植えるのが早過ぎると、霜に見舞われて全滅することがある。キュウリの急速な成長に収穫作業が追い付かないことも。病害虫の被害にも悩まされる。しかし、形が少々いびつでも、店で買うより高くついても、自分で作った野菜はいとおしい。食べるとうまい。未熟さを反省しながら、翌年はもっと上手に作ろうと誓う。それを繰り返すうち、いつしか野菜作りのとりこになってくる。農業は天候に作物の出来を左右される。家庭菜園を通して、プロの農家の知識と技術、努力に感心する。大型連休が明けると、いよいよ春の農作業が本格化する。
2018年5月9日 小雨 11℃
あっちへ行けストレス!
GW過ぎてから、梅雨を思わせるような肌寒い天気が続いている。我が家では薪ストーブを焚き始め暖をとっている。新聞をみていると、あっちへ行けストレス、とばかりに「STRESS」の単語を解体してしまった人がいるという。精神科医であり、元気の出る言葉を世に届け続けた故・斎藤茂太さんだ。最初のSはスポーツ、Tはトラベル、Rはレクリエーションである。続くEは食べるを意味するイートで、Sは寝るのスリープ、最後のSはスマイルだ。この六つで、やっかいなストレスをやっつけた。90歳まで人生を楽しんだ方である。自分流に置き換えてみると、前半3字は活動的で後半部分はゆったり、と絶妙に組み立てられている。連休の過ごし方として、ぴったりかもしれない。尚、斎藤流の過ごし方がある。椅子だ。「お気に入り」に腰掛けぼんやり過ごす。それは、スコットランドの先に浮かぶオークニー島という小島で作ってもらった。質素に暮らす人々が、たっぷりの時間をかけて家具を仕立てる。いつ届くだろうかと、半年待ったという。「座り心地のよいことといったらない」。そこに座るとストレスが解けていく。家族みな背丈が違うのだから、そろいの椅子に座る必要もないと言う。わが家の中に自分がくつろげる空間を、と勧める。それが一脚の小さな椅子でもいいのだ、と。家族それぞれの椅子に思いを巡らす。そのちょっとの時間も、奥の深い時間の使い方なのではないかと思えてくる。小雨の中、小鳥の餌付け置台を作ったり家の中で、のんびりと椅子に座りながら読書・音楽と、ストレスには無縁になりそうである。
2018年5月6日 晴れ/曇り 24℃
安全な「ながら族」気分を味わい、楽しかったなあ!
もう50年ほど前のこと。「ながら族」という言葉が流行した。ラジオや音楽を聴きながら勉強する受験生や、テレビを見ながら食事をする子供たちをそう呼んだ。物事を並行して取り組んだら、集中できずどっちつかずになる。薪運びと読書の「ながら族」二宮金次郎の像は、交通事故を誘発するとの理由で撤去されたという。でも人間の心理として平行して楽しみたいときもある。今日はOHさん夫妻、友人IZさんの5人で久しぶりに楽天生命パークへプロ野球の楽天ー西武戦(0-11完封負け、7勝23敗自力優勝消滅)へ出かけた。薄曇りの天気で気温も24℃もあり過ごしやすい観戦日よりである。バックネット裏のBOX席で昼よりビールを飲みながら、おしゃべりしながら、野球の醍醐味やら、応援風船等、ながら族気分で大いに楽しんだ。でも取り返しが付かない「ながら」がある。スマートフォン片手の「ながら運転」だ。悲惨な事故が何度も起きている。昨年末には川崎市で自転車に乗った女子大生が、先月は愛知県で乗用車を運転した40代女性が、ながらスマホでお年寄りをはね死亡させた。楽しいはずの休日が“泣日”に暗転しないように気を付けたいと思う。しかし、今日は気分よかったなあ!!。。。。
2018年5月5日 曇り・曇り/晴れ 17℃
新緑が駆け上がる「峰走り」が始まった!
いよいよ今年のGWも今日で終わりである。孫も帰り、鯉のぼりも下した。ちょっとさみしい気もするが、普段の生活ペースに戻りちょっとほっとする面もある。梅がこぼれ、桜が散って、牡丹が崩れ、椿が落ちる。夏に朝顔が萎み、秋には菊が舞う。一様に咲いては散る花なのに、日本人はその散り際を花ごとに使い分け、「ほろほろと」や「はらはらと」との修飾語をつけてまでこだわった。薫風香る5月。山々の新緑が深まり、山桜や木蓮、山吹の白や黄色が見事なアクセントをなしている。桜が散ったと思ったらもう新緑の候である。蔵王連峰は山麓から新緑が始まり、頂に向けて緑がグラデーション状に輝きはじめている。これを新緑が駆け上がる「峰走り」と呼ぶという。先人の豊かな感性に驚くばかりである。これからの季節は陽光が日光の山々に燦々と降り注いで光り輝く。子供の日である5日はもう立夏である。季節は移ろい、自然は様々な表情で人の心を和ませる。その表情一つ一つを溢れる感性ですくい取り、繊細に表現する言葉。日本語のこの情感溢れる美意識に改めて感じ入った。
2018年5月2日 曇り 22℃
改憲・護憲の前に現憲法をもっと知ろう(知憲)!
桜が散っても、それから咲き誇る花がさまざまある。川崎の道端で山吹が見ごろを迎えた。わずかに赤みを帯びた黄色を山吹その美しさは「気品」「気高い」という花言葉通り。今春も桜とともに山々を彩っている。遠くまで出掛けなくても、身近な公園や沿道などで花々を目にすることができる。白や薄紅色のハナミズキや白いドウダンツツジなどが昨年と同じように咲いているのを見ると、それに続く花々も楽しみになる。ツツジやフジなども、これから各地で見ごろを迎える。春を存分に楽しみたいと思う。3日は憲法記念日。安倍晋三首相が2020年の改正憲法施行を目指すと表明したのは、1年前のきょう憲法記念日。しかし共同通信の直近の世論調査では、安倍首相の下での改憲には6割超が反対している。当然であると思う。森友、加計問題をはじめ財務省や防衛省で不祥事が相次いだ1年。憲法論議の前に、政治と行政への信頼回復が先であり、優先順位を間違えている。ただ「戦争放棄」「戦力不保持」を定める9条に関しては改正が必要44%、必要ない46%と拮抗している。必要な理由に「日本を取り巻く安全保障環境の変化」を挙げる人が多い。施行から71年。憲法はこのままでいいのか。揺れながらも慎重に見極めようとする意識が見えてくる。今必要なのは現在の憲法を知る「知憲」の大切さではないだろうか。改憲や護憲を語る前に、憲法をもっと知ることが必要ではないだろうか。
2018年5月2日 晴れ/曇り 24℃
こいのぼりー健康の願いも背負っている!
こいのぼりがはためいている。好天続きで皆が気持ちよさそうだ。江戸時代、武家が男児の出世を願って幟(のぼり)などを揚げたのを、庶民がまねたとされる。コイは滝を上り竜になる登竜門伝説の主役でもあり、健康の願いも背負う。友人のがんが再発し、転移も見つかった。抗がん剤の副作用もつらいとのこと。病院にお見舞いに行くと、少し笑顔を浮かべてくれた。前向きな性格だけに、ただ寝ているのもつらそうだ。「鉄人も死んじゃうんだね」。声に元気がない。ベッドの脇のテレビで、衣笠祥雄さんの死を報じていた。2215試合連続出場のプロ野球記録を達成した際の喜びの映像が、音を消したテレビから流れていた。鉄人とは程遠い自分。もしもの時を考えて、手始めに「エンディングノート」を買った。名前を記し、ペラペラめくる。預貯金、クレジットカード、保険、年金。葬儀やお墓、相続など記入項目がたくさんある。そのうちに、気づいた。終活以前に、自分の基本的な情報をどこにしまっているのか、探し出すのが一苦労。このノートは、今を整理するのにも便利だ。机周りの書類の山を片付ける必要性も自覚させてくれる。友人からメール。「ネット通販で、エンディングノート買っちゃった。元気なうちに書こうかな」。ちょうど自分も買ったと返信すると「心が通じてるね」。死を意識するのは、やっぱり怖い。生き方は人それぞれとは言え、人生をどう締めくくればいいか、一人で考えるとつらくなる。共に考える仲間づくりから始めよう。
2018年5月1日 晴れ 27℃
平成最後の「昭和の日」が過ぎ、気持ち新たに皐月を迎えた!
「昔はよかった」。若い頃、そんなことを言う中高年を軽蔑していた。昔がそんなにいい時代だったと思えないし、昔のことはだいたいが記憶の中で美化されているものである。自身の子どもの頃を振り返っても、パソコンや携帯のない時代であった。小学校は亜炭やまきストーブで真冬に雪をかき分けてまき運びをやらされた。今であれば「児童虐待」と指弾されるかもしれない。「昭和の日」。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という趣旨だ。昭和が終わって30年が経過し、平成も来年で終わる。周りは平成生まれが多くなってきた。昭和より、よい時代になったのだろうか。そうでないとすれば、平成を暮らしてきた私たちに責任の一端はあるだろう。「過去は変えられないが、未来は変えられる」。誰かの言葉を胸に刻む平成最後の「昭和の日」が過ぎた。さわやかな皐月を迎え、気持ち新たに次世代(次改元)を迎えたいものである。