■2021活動日誌6月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2021年6月21日 晴れ 24℃
この木なんの木・気になる木。。。
我が家の悠々ファームのシンボルとなっている大きな木がある。それは「まゆみ」の木である。そして何年たっても忘れられないメロディーというのがある。例えばテレビで繰り返し流れるのを耳にしたCMソング。ブリヂストン「どこまでも行こう」、日立の「日立の樹(この木なんの木)」、サントリー「人間みな兄弟」…。独特な節回しに思😊😊😊😊わず心が躍る。いずれも先ごろ88歳で亡くなった作曲家・小林亜星さんの作品である。小林さんの仕事は実に幅広い分野に及んだ。都はるみさんが歌って1976年に日本レコード大賞を受賞した「北の宿から」は、演歌の枠に収まらない名曲といえるのではないか。アニメソングも数多く手掛けた。それらを聴いて何気なく育った気がする。「狼少年ケン」「ガッチャマンの歌」「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」など、どの曲も今でも歌えそうだ。いろいろ調べてみたら、寺山修司が作詞した「長嶋ジャイアンツ」の応援歌も作曲していた。向田邦子さん脚本のドラマ「寺内貫太郎一家」では、主人公貫太郎役で短気な頑固おやじを好演し、お茶の間の人気者に。卓越した表現者だったと言うほかない。尽きることのないエネルギーの源は何だったのか-。「音楽が好きだから働いても苦にならない。好きなことに打ち込むやつに、かなう人はいません」と言っていたという。好きこそ物の上手なれ、ということを小林さん自身が身をもって示してくれた気がする。
2021年6月15日 曇 25℃
雲上の稜線を歩く!
夏が近づくと雲上の稜線を歩きたくなる。山頂から山頂へと連なる稜線は空に最も近いプロムナード。汗を流して稜線にたどり着くとまるでご褒美のように、雄大な展望が広がり、可憐な高山植物の花々が微笑みかけてくる。稜線で過ごすひとときはとっておきの夏休みである。本日の夏休みの模様は「小さな旅7」に掲載したので、是非ともウオッチしていただきたいと思う。特に心を癒してくれたのは、登山道に咲くチングルマやハクサンイチゲ、イワカガミ、ミヤマクロユリ、ミヤマリンドウ、ナデシコ、ツガザクラ、ツツジ、アジサイ、ヤマザクラ、ニリンソウ、スミレの花たちでした。一面、花畑のように咲く花々を見ながら、山の醍醐味を満喫することが出来ました。この日誌を書きながら、清少納言が著した「枕草子」を読んでみた。季節の移ろいや風物を描く情趣豊かな文章の中で、夏の魅力についてこう書いている。「夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ蛍(ほたる)の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし」。新月の闇夜にホタルがたくさん飛び交う光景がいい。1匹、2匹ほのかに光りながら飛んでいくのも趣がある。電気の明かりのない時代、夏の夜を彩る光の乱舞は幻想的で、また静かに揺れる光の明滅にも魅了される。情緒豊かな夏がまたやってくる。
2021年6月9日 快晴 27℃
「忖度」の言葉を考えながら。。。。。
「忖度(そんたく)」という言葉をよく聞くようになった。辞書には「他人の心中を推し量ること」とある。相手の気持ちを忖度するのは悪くないのに、最近は後ろめたさを含んだ言葉になってしまったような気がする。きっかけは周知の通り森友・加計学園問題。官僚の虚偽答弁は安倍晋三前首相への忖度が疑われ、厳しい批判を受けた。最近では菅義偉首相の長男が勤務する放送事業会社「東北新社」による総務省幹部接待で、首相への忖度が指摘された。2代続けての首相に絡む問題が忖度の意味をゆがめている。最近はコロナやオリンピックの話題がメインで心を奪われているうち、足早に去っていくニュースがある。東北新社は先日、報告書を公表した。会食は5年間で54件。長男は22件に出席していたが、首相とのつながりを示唆した働きかけはなかったという。釈然としないまま、勝罪なき言葉「忖度」の意味合いを考えている。昨日の1回目のワクチン接種(6/8:かかりつけ医者)を終え、少しおとなしくしようと思いながら。。。。。。
2021年6月6日 晴れ 26℃
贅沢なオリジナルランチを味わいながら
訃報がもたらされたB・J・トーマスさんのヒット曲「雨にぬれても」は、メロディーがすぐ浮かぶ人も多いのではないだろうか。からりとした陽気さが漂いつつ、挿入歌に使われた映画「明日に向って撃て!」の主題歌でもある。歌われる雨のイメージは「しとしと」「穏やか」辺り。「ぬれても平気」な程度がちょうどよいような気がする。そんな雨とは無縁で、今年はからりと晴れたお天気が続いている。我が家は晴れた日は庭で蔵王連峰を見ながらランチしている。蔵王降ろしの爽やかな風と光と緑のシャワーを浴びながらいただくランチは最高である。すべて自家製の野菜でまかない、そして贅沢にも赤いイチゴ(今年は豊富に採れるようだ)のデザートもついてくる。贅沢なひとときを楽しむのもいいもんですね。見上げると蔵王連峰がそびえている。「来週、お邪魔するよ」と声をかけたくなる。最近は登山にはまっている。山々の季節の花々を見ながらの爽やかな開放感はたまらない。そして高山植物の写真撮影が楽しみとなっている。今週の週末は山の会(やまびこ会)で蔵王連峰の刈田岳から杉の峰、屏風ヶ岳とお花畑の散策を予定している。こいした執筆活動、ファーム耕作、登山と楽しみを見つけながら暮らすのもいいもんだなあ!!!
2021年6月4日 雨 17℃
神様を超える日を楽しみに見守りたい!
いやあ 若さはいいなあ! 最近特にそう思うのは楽しそうに投げて打って走り、まさに野球の申し子である投打の「二刀流」大谷翔平選手である。投げては160キロの快速球でねじふせ、打っては本塁打数でトップを争う。初めて外野の守備にも就いた。まさに神の子のようでもある。大リーグにはグラウンドの外にも敵がいるという。数千キロにも及ぶ長距離遠征と連戦だ。時差ぼけと睡眠不足はつきもの。いかに体調管理を徹底してけがを防ぎ、疲労がたまる夏場を乗り切るかが問題だという。最近は主力打者をけがで欠き、出番が多く大谷選手の投打の負担が増しているのが気になるところでもある。投打どちらかに専念を、という声は根強い。早稲田実業高出身の王貞治さんは春の甲子園大会優勝投手。イチローさんは愛工大名電高で投手も務めた。プロ入り後に野手に専念した選手は多い。今季、打者に比重を置けば、本塁打王が見えてくるかもしれないという期待も大きい。大谷選手が「神様と同じぐらいの存在で少しでも近づきたい」というベーブ・ルースの通算成績は714本塁打、94勝。本塁打数の壁はとてつもなく高い。勝利数なら投手に専念すれば追いつけそうにも思える。ルースが獲得できなかったタイトルがある。年間を通じた活躍が認められる最優秀選手(MVP)だ。「神様」を超える日を楽しみに見守りたいと思う。今、全世界でコロナ禍の中で光り輝く希望の星でもある。
2021年6月1日 晴れ 21℃
6月と言えば「アジサイ・梅雨・ホタル」
6月といえば「アジサイ」「梅雨」「蛍」が思い浮かびます。江戸時代に来日した医師のシーボルトが、アジサイに愛する日本女性の名前を付けたという逸話が残っています。直木賞作家、朝井まかてさんが小説の「先生のお庭番」で巧みに描いている。長崎の出島でオランダ商館医を務めたシーボルトはアジサイをこう語っている。「気分屋で我儘(わがまま)で、だがこれほど人の心を慰めてくれる美しさが他にあるだろうか」。日本で採取して持ち帰った植物の図鑑「日本植物誌」を帰国後に出版する。その中に「ハイドランゼア・オタクサ」との学名のアジサイがある。その「オタクサ」がシーボルトの愛した「お滝さん」だった。「お滝さん」を「オタクサ」と発音してシーボルトは呼んでいたようだ。この恋物語は長崎では語り継がれ、今もなおアジサイを「おたくさ」と呼ぶ人もいる。歌人俵万智さんもまた梅雨の晴れ間の弾けるような開放感を詠んでいる。「思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花」(歌集「サラダ記念日」)。雨にぬれるアジサイも風情があるが、陽光に映えるアジサイもいいもんで、水無月の6月が楽しみです。