■2016活動日誌9月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。コメントをお寄せください。
9月30日(金)晴れ 23℃
いよいよ退職の日を迎えました!
今日でいよいよ9月も終わりで久しぶりに秋晴れのお天気で気持ちがいい。やはり自然エネルギーはいいなあと、お日様のエネルギーを背伸びしながら体いっぱいに浴びた。そして4年間お世話になったS会社を退職することとなりました。環境とリサイクルをテーマに地域に根付き貢献している会社で誇りと感謝の気持ちで一杯でもある。そんな中、日本のエネルギー政策ほど、無理と無責任が幅を利かせている世界はないのではないかと思っている。福島第1原発の事故は発生から5年半が過ぎても収束されず、いまだに廃炉作業に手が付けられない。地下水の制御もままならず、時には汚染水が海に流出している。高速増殖原型炉「もんじゅ」は1兆円を超す国費を投じながらこの20年以上、ほとんど運転されていない。あげくの果ては廃炉を含めて抜本的に見直すという。けれども、福島の事故でも「もんじゅ」の挫折でも、電力会社や政府は責任を取っていない。広大な国土を人の住めない土地にし、想像を絶する税金をどぶに捨てても、それをすべて不問にしていること自体が無責任である。にもかかわらず、今度は原発の廃炉費用を原発とは関係のない「新電力」の利用者にも負担させるべし、という議論が出ている。廃炉には、1基当たり800億円が必要といわれるが、炉心溶融が起きた福島第1は作業が難しく、その額は数兆円から十数兆円に上る可能性があるそうだ。それを広く国民に負担させようという議論である。政府や電力会社が原発を推進し、福島の事故後もそれに固執してきたのは、発電費が安いというのが一番の理由だった。しかし、過酷な事故が起きれば想定は一気に覆る。それは福島の事故が証明している。廃炉費用の国民負担をいう前に、原発政策そのものを考え直すことが先決ではないだろうか。
9月28日(水)曇り 22℃
富士山の初雪化粧&金木犀の香りが漂いはじめました!
庭に出てみると、金木犀の香りが充満している、あーー、いよいよ本格的な秋だなあと感じる。朝刊の写真にうっすらと白くなった富士山頂の姿を見つけた。早くも「冬」の便りである。「初冠雪」と思いきや「初雪化粧」と呼ぶらしい。山梨県の甲府地方気象台が発表する「初冠雪」とは別に、山梨県富士吉田市は独自に冠雪を確認し、「初雪化粧」を宣言している。神々しい「芙蓉峰」の異称を持つ富士山である。黄金色に染まった田園の遠く向こうに、純白の雪をかぶった富士がそびえる。心洗われる麗しき風景だ。富士には「雪化粧」の修飾こそ、ふさわしいと思う。蔵王連峰にも、来月末あたりには雪化粧の雄姿がみられるかもしれない。そんな時季となってきた。今月30日で、お世話になったS会社を円満退職することとなった。自由な時間が増えてきて楽しみではあるが、セカンドライフをさらに充実させたい。そして今までの経験を活かし社会貢献やら自分の興味関心、趣味、特技、資格などを棚卸しし、情報収集や学習、仲間づくりを進めたい。最初から気負っても仕方がないが、パートナーとともに旅行したり、地域の行事に参加したり、情報を流したりすることが一歩になる。負担に感じないことから始めていきたいと思う。
9月26日(月)曇り 23℃
情報の「東京一極集中」の是正を!
TVニュースを見ていると、朝から晩まで東京の話題ばかりで違和感を覚え、イライラするときがある。取り上げるテーマに偏りを感じるからだ。東京都の築地市場が豊洲に移転する問題。土壌汚染対策の盛り土が施工されず、知らぬ間に地下空間に変更されていた。東京に限らず日本の台所でもあるため、その安全性はおろそかにできない。都民に見えない不可解な過程の解明は、全国に警鐘を鳴らす価値があるといえる。しかし多少は大目に見ても朝、昼、晩と一日中聞かされてはたまらない。東京オリンピック国立競技場建設問題、前東京都知事の辞任劇と7月の同知事選もテレビ局は連日放送し、画面は東京の話題一色に染められた。小池百合子新知事のキャッチフレーズ「都民ファースト」にあやかったわけではあるまいが、民放のメニューは「東京ファースト」。グルメにしろ、ファッションにしろ、演劇や音楽などエンターテインメントにしろ、最先端は東京とばかりに情報を流している。政治や経済、文化や人口の「東京一極集中」が進んだ弊害で、日本の将来が危ぶまれている。国機関の移転やU・Iターンの促進など「地方創生」の模索が続いている中で、情報の「東京一極集中」もまた是正の余地があるのではないだろうか。もう少し地方の話題と活性化に着目した番組つくりを考えてほしいと思う。↓収穫祭(秋そば、ニジマス、焼き肉、マスカット:28人集合)↓
9月23日(金)曇り/小雨 21℃
元気を楽しむ会 ー イタリアンをいただく!
今日、「元気を楽しむ会」のメンバーがイタリアンレストラン(ラ・スタジオーネ:仙台市一番町)に集まりワイン・ピザ・スパゲテイをおいしくいただいた。この仲間は何でも「好き嫌いなく何でも食べること」「いつも自分の体と対話しながら多くの友人と会話すること」「家庭の円満をこころがけ、旬の野菜をいただきながら家族・仲間と楽しい会話をするのが一番の生きがい」と語っている。私も病後から3年近くたち、多くの仲間そして野菜つくりのメンバに支えられ、おいしく野菜がいただけるような体になってきたことに感謝している。今秋、芋煮の材料を携え、野外で交流の宴を楽しんだり、大きなリュックを背に負いながら弁当やレジャー用品のほかに周囲への思いやりも忘れずに詰め、行き帰りの道中を含めて旅行を満喫するのもいい。最近はどこにで持ち歩きに便利なリュックを背負いながら歩く。登山やレジャー用と思っていたが、街中での愛用者は多く、使い勝手の良さから人目は気にならなくなり重宝している。カメラを構えメモ帳を開くにも両手が自由に使え、何よりも有り難い。雨の日の傘も持ちやすく安全だ。この仲間そして野菜つくりメンバで秋の行楽シーズンを大いに楽しみたいと思う。次の幹事は。。。。。
9月22日(木)雨 18℃
野菜の値上がりー金融緩和の効果は?
今秋、私の好きなカレーの材料に欠かせぬ野菜の値がつり上がっている。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ…。我が家は全て自給しているものの、「国民食危うし」の感がある。理由は台風。8月だけで三つも上陸した北海道で畑が被害を受けた。あるスーパーのジャガイモの仕入れ値は平年の8割も高い。カレーのタマネギはセロリで代用、という生活の知恵もあるようだ。テレビの情報番組はしばらく、サンマが高い、との話題で持ちきりだった。スーパーをのぞくと、値は少し落ち着いてきたようだが、これもまた、台風で漁に出られなかったことなどが背景にあるらしい。ささやかな庶民の楽しみに、冷たい風が吹き荒れる。そんな秋の食卓である。こんな背景があるものの、物価上昇率2%の目標を掲げる日銀の黒田総裁。お金の量を増やす。お金を借りやすくする。金融緩和と呼ばれる手をいろいろ打てど、消費は潤わず、目標はなお遠い。景気がよくなる、さあお金を使おう。そんな文句に踊る時代でなくなった、ということかもしれない。その手法について日銀はきのう、悪い面もあったが、方向性は間違っていない、との検証結果を発表し、緩和策の柱であるマイナス金利も続けるという。いつになったら景気回復の足音が聞こえてくるのだろうか。このお偉い方々は庶民の現実を直視しているのだろうか。。。
9月21日(水)曇り 22℃
違憲のまま安保法制の運用がはじまるーこれで良いのか!
日本人は忘れやすい国民性と言われているが、私は昨年9月19日、国会の周りで反対するデモの声が響く中、新たな安全保障関連法が参院本会議で可決、成立したことは決して忘れてはいない。それから1年経過した。ここで1年前の論議を思い出したい。最大の論点は、集団的自衛権の行使を容認するこの法制が「憲法9条に違反しているのではないか」という点だった。多くの憲法学者、内閣法制局元長官や最高裁判事経験者らも「違憲」と指摘していた。成立から1年たった今も「違憲」の疑義は晴れていない。新法制は3月に施行され、政府は8月、関連法に基づく全ての新任務の訓練に着手すると発表した。違憲の疑いの濃い法律が運用段階に入るという事態が現実化している。安倍首相は成立直後の記者会見で、強い反対の声を受け「国民に丁寧に説明する」と語ったが、その約束は果たされていない。むしろ、政権と与党がやってきたのは、7月の参院選をにらんだ「安保法制隠し」だ。通常国会で野党が提出した安保法制廃止法案をたなざらしにし、危険が伴うとみられる新任務の付与は、世論の反発を避けるため後回しにした。訓練の解禁を受けて、これから自衛隊は集団的自衛権の行使や米軍に対する後方支援の拡大といった安保法制に伴う任務の訓練を行っていく。今秋の日米共同演習でも、集団的自衛権の要素が盛り込まれる可能性がある。まず秋の臨時国会で安保法制が「違憲」かどうかの論議をやり直すべきだ。憲法との整合性をおろそかにしたまま、国の針路を左右する安保法制を運用することは許されない。どんなに成立から時がたち、国会で与党が多数を占めようとも、譲れない一線である。
9月20日(火)曇り/雨 19℃
蓮舫氏ー初の女性代表。若さと新鮮さを武器に輝きを取り戻してほしい!
「下駄(げた)の雪ではなく、下駄の鼻緒」。雪のようにくっついているのではなく、欠かせない存在でありたいと叫ぶ公明党の山口那津男代表が無投票5選された。山口代表にはブレーキ役という重大な役回りがあるが、結局は自民党の下請け政党であり、あまり期待はできない。対する野党の民進党新代表に選出された蓮舫氏。48歳、同党初の女性代表。若さと新鮮さ。抜群の知名度も誇る。切り札に党再建を託す格好だが、いばらの道が待ち受ける。2大政党の一翼を担うはずが、旧民主党時代を含めて国政選挙4連敗中である。「自民1強」を際立たせる脇役に甘んじている。「だらしない野党」の揶揄がまかり通るほどに、党勢の衰退は深刻だ。衆院選挙の小選挙区制は、政権交代を前提にしている。1人しか当選しないから、ほぼ半数の死票が出る。野党とりわけ第1党の民進党にはこの切り捨てられた民意をくみ上げ、政権交代を可能にする責任がある。「自民1強」が続く中、安倍政治へはっきり対抗軸を示し、まずは地道に政策を打ち出していくことが肝要である。崖っぷちからの再出発ということを忘れれば、先は見えてこない。勝負は下駄を履くまで分からない。トップの顔が変わり、輝きを取り戻せるかどうかを見守りたいと思う。
9月18日(日) 雨 22℃
座禅を通して心の動きを止め、自分を見詰める!
今日は朝から雨模様である。9月は台風シーズンでもあるので気が抜けない。ちょっと時間ができたので昨日、毛越寺で教わった修行法の一つである座禅をやってみた。座禅は過重なストレスがかかりやすい現代にあって精神面への効用が注目されている。「心が安らぐ」「集中力がつく」などと言われ、緊張感を和らげる手法として実用性が高い。心の動きを止め、自分を見詰めていくと自分が何かに追われていることが分かり、日々の中に間を取ることができるような気がする。姿勢と呼吸、心を静めることが要点で、今は足を組んで背筋を伸ばし、ゆっくりと深く呼吸する。呼吸を数えながら集中すれば、徐々にリラックスしてくる。私にとって雨の日はJazz音楽と座禅がいいみたいである。近年は宗教色がないマインドフルネスという新たな瞑想法が脚光を浴びている。何も考えず、体の感覚や呼吸など「今の状態」に注意を向ける。創造力が高まる一方、うつ病などへの治療効果も明らかになっている。こうした鍛錬はコツをつかめば誰でもできるのが魅力ではないだろうか。座禅を通して、すがすがしい気分で1日のスタートを切るのもいいもんである。
9月15日(木) 曇り 25℃
中秋の名月に地下水問題を憂う!
今日は中秋の名月(十五夜)である。月の満ち欠けとは若干のズレがあるので、今年は17日が満月になる。昔、お月見には縁側で団子やススキ、とれたての野菜を月の神さまにお供えし、刈り入れ間近の稲の豊作を祈ったものだ。最近、台風による川の氾濫や東京豊洲地区卸売市場での地下水問題がクローズアップされている。「川」は1日に1メートルしか進まないという。相次ぐ台風上陸で増水した河川の勢いに見慣れると想像もつかないが、地上の話ではない。地下水の平均流速である。地球上には約14億立方キロメートルの水があるが、97.5%が海水で、淡水は2.5%。しかもその多くは氷河や南極の氷のため、わずか0.8%が人間の使える水だ。地下水はその9割以上を占める。地上に降った雨が地面に浸透し、ろ過されながらゆっくり流れ、再び地上に現れるまで平均600年もかかる。生活、農業、工業用水などで世界中が依存する貴重な資源だが、扱いに苦慮する時もある。東京電力福島第1原発で汚染水対策の大型設備「凍土遮水壁」で地下水が建屋に流れ込んで放射能で汚染されるのを防ぐため、地中に埋めた凍結管で全長約1.5キロの氷の壁をつくる計画であった。1日約400トンも流れ込む地下水を減らすことが期待されたが、複数箇所が凍らず、遮水効果が見極められない状態だ。森林が、豊かな地下水を育んでいるが、長年磨かれた水が一つの事故や甘く見た人間の考えでひとつで台無しになる。その罪深さを改めて思う。
9月14日(水) 曇り 24℃
視察ではなく見物にやってきた政務官
ひんやりとした初秋を迎え、夜気が少し冷たくなり、寝苦しさがなくなり、布団も必要となってきた。いつの間にか、虫の音が響いていることに気付く。ことさら長かった残暑もようやく引けて、秋の気配が漂いはじめた。いつ元の暮らしに戻れるのか。数えきれないほどの人が嘆き、困惑している。そんな中、悲しみと正面から向き合うべき人の何ともさえない姿が報じられた。岩泉町の被災地を視察した内閣府の政務官が、同行者におんぶされて水たまりを渡ったという。水害に遭った場所を見るのに長靴も履かない。ぬれるのを嫌がって、人の背中に頼る。それは「視察」と言わず「見物」と言う。あふれた水に命の恐怖を感じ、今も苦しみ続ける被災者の気持ちなど分かるまい。形ばかりの「視察」者など要らない。来てほしいのは、深い悲しみに寄り添いつつ、たどたどしくも伴走してくれる人である。相次ぐ台風上陸で増水した河川の勢いを知らずして水たまりでおんぶとは。。。。。現場を知らない政治家が建前だけのパフォーマンス、そして上部だけの支援の姿をみて、むなしくなってきた。
9月12日(月) 曇り/雨 23℃
山とともに生きる暮らしの未来は(岩泉町)
台風10号で甚大な被害を受けた岩手県岩泉町。日本一の面積を誇る町。東京23区の1.6倍の広さを誇る町。その大半は山あいの集落でもあり、戦後間もなく、ほとんどの沢沿いに人が住んでおり、木炭需要に応じた炭焼きの人たちだったが、実はその以前から山はにぎわっていたらしい。それを示すのが地名。台風10号の豪雨で道路が寸断されて孤立した集落には、耳慣れない名前が多い。その由来を調べてみると、地域の歴史が浮かび上がってくる。岩泉町安家の「年々(ねんねん)」は「開墾地を年々耕作し、本畑となった土地」とある。同じく安家の「半(はん)城(じょう)子(し)」は「外す」の意で、馬や牛の荷を替えた所。もちろん、山には「牛追唄(うた)」が響いていたのではないだろうか。「鼠入(そいり)」は方言で「休耕中の焼き畑」を意味し、「月出(つきで)」は作り出から。離れた畑に出向いて耕作する「出作り」のことだという。地名に刻まれた開拓の歴史でもある。厳しい条件を克服してきたからこそ、土地への愛着は深い。先日再び出た避難準備情報に、とどまることを選んだ人もいる。牛の世話もある。集落の支え合いで災害を乗り切ろうとしているニュースが流れていた。何かさみしく日本の集落の原点をみているかのようである。豊かな山と伝統的な生活文化はこれからどうなるのか。山とともに生きる暮らしの未来は。。。。。。がんばってほしい。少しでも多くの皆様の義捐金をお願いしたい。振込先は
(1)岩手銀行岩泉支店(普通)2040893
(2)北日本銀行岩泉支店(普通)7030542。
口座名義はいずれも「岩泉町災害義援金 岩泉町長 伊達勝身」
9月11日(日) 曇り 22℃
第26回JSF 開放的な屋外演奏は楽しいもんだ!
第26回定禅寺ストリートジャズフェスティバルが仙台市青葉区の定禅寺通など市中心部で始まった。「音楽食堂」をテーマに今日11日まで、ジャズやブルース、クラシック、ゴスペルなど約20のジャンルの760団体、約5000人が47カ所のステージで演奏する。毎年、訪れているが屋外で聴くジャズは明るく、開放的な雰囲気を感じで楽しく、興奮してしまう。9日のコンサートでも酔いしれたが、屋外演奏の生はいいもんで、ストレス解消には最高な一日であった。ちょっとコンサートとは関係ないが、農家の友人が稲刈りを前にささやいていたのを思い出す。商品を大量に仕入れれば、単価は通常安くなる。スケールメリットだ。その恩恵が農家に届いていない。農協(JA)のグループ全体の取扱量は、国内の農家が使う肥料の7割、農薬の6割を占める。ところが販売価格は、日本農業法人協会の調べによると肥料が韓国の2倍、農薬は3倍。大規模農家向けの比較だが、その差に驚いてしまう。なぜ高いのか。コメだけで2400種類の肥料を扱っており、メーカーの製造コストがかさんでいることが一因とあるが、先月には、韓国産の肥料を輸入し大規模農家に販売すると発表した。港から直送して倉庫代などを減らし、国産より3~4割程度安くなるという。こうした価格是正の努力が不十分だったことを、率直に認める必要がある。農家はJAの資材が割高なことを知っている。それでも選ぶのは、生産指導や共同販売でメリットがあるからだ。組織から距離を置くことへの不安や、JAへの借入金が足かせになっている人もいる。しかし、組合員である農家が本当に必要とする組織なら、その地位は揺るがないはず。外圧ではなく、自分たちの力で変わっていかなければならないと思う。JAはしっかりと自ら改革してほしいと願う。
9月9日(金) 晴れ 25℃
昔はジュリー、今はジジイ。好きな事を、コツコツとやっていこうと思っている。(青春時代へタイムスリップ)
何十年ぶりに「沢田研二コンサート」へ出かけた。東京エレクトーンホールはわれら年代でいっぱいで7~8割は女性で会場は埋め尽くされた。開演と同時に多くのファンは立ち上がり、2時間も手をたたき手を振り、手を突き上げ、まるで若者の熱狂的なコンサートのようである。68歳とはいえ、パワフルで派手な活動の裏では反戦・脱原発に向けて自分自身の信念を貫いている姿勢にちょっと感銘を受けた。OH夫妻と一緒に青春時代にタイムスリップした非日常生活に遭遇した楽しいひとときであった。
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために
声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら
残す未来輝くよ
麗しの国 日本の核が 歯車を狂わせたんだ
老いたるは無力を気骨に変えて 礎石となろうぜ
諦めは取り返せない 過ちを招くだけ
この窮状 救いたいよ
声に集め歌おう
我が窮状 守れないなら
真の平和ありえない
この窮状 救えるのは
静かに通る言葉
我が窮状 守りきりたい
許し合い 信じよう
【窮状(きゅうじょう)】:「困っている状態」「大変苦しい立場にいるようす」「痛々しい状態」などと書いてある。この歌は、今年で67歳を迎えた日本を代表する人気歌手“ジュリー”こと沢田研二が2008年に発表した還暦記念アルバム『Rock’n Roll March』に収録されている。
作詞は彼自身の手によるもので、作曲は沢田の盟友でもあり日本を代表する作曲家、大野克夫によるものだ。
彼は還暦の前のあたりから『言いたいことを言わなきゃ』と思うようになった。『60歳越えたら余生、死ぬ準備をしているようなもの。』だから。アイドル時代は『表現の自由』がなかった。
華麗なジュリー、セクシーなジュリーに似合わないことは言えなかった。
芸能界で今“言いたいこと”を堂々と歌える歌手は多くない。
様々なしがらみが、様々な形でつきまとうから。
僕も『テレビに出られなくなるよ』と言われたことがある。
それでいい。
18歳でこの世界に入り、いつまでもアイドルじゃないだろ。
昔はジュリー、今はジジイ、太ったっていいじゃない。
好きな事を、コツコツとやっていこうと思っている。
昔の名前を利用しながら…ねと語るところがいいね!
9月8日(木) 大雨 25℃
秋の味覚(さんま)が高そう!
台風13号の温帯低気圧により、仙台は大雨で駅前付近は冠水したり、地下道には雨水が流れ込んでおり、大変な状況で注意が必要である。ところで秋になれば秋の味覚で大好きなサンマの季節でもある。江戸初期に始まったサンマ漁は、中期ごろには、もう江戸っ子の味になった。今、スーパーの店先にも北海道産が並んでいる。スダチをぎゅっと搾り塩焼きにして頬張ってみるのが最高で、日本人に生まれてよかったとしみじみ思う瞬間でもある。しかし、走りとはいえ今年も高級魚だ。記録的な不漁だった昨年に比べると、まずまずの出足というが、食卓に連続登板とはいかない。サンマだけではない。サバも日本の近くに到来する前に、ごっそり中国などに持って行かれているという。中国と言えば、”爆買い”でおなじみであるが、健康にいいと青魚を好み始めているらしく、まさに”爆獲り”でもある。こうした流行や風潮に過敏に反応する国民性だから仕方ないとは思うが、大国にふさわしい自然保護を含めた姿勢をみせてほしいと思う。日本では江戸から続く食文化の焼きサンマ。資源確保に本腰を入れ、ジュージューと立ち上る煙を守りたいものだ。
9月7日(水) 晴れ 27℃
稲穂が黄色く染まってきました!
稲穂が黄色く染まってきた。台風10号で我が家の周りは、あまり被害がなく、ひと安心であった。近くの農家の友人は来月からはじめる”稲刈り”へ向け準備を始めている。昔は鳥よけのかかしが立てられた水田の周りを飛び回るスズメがよくいたものである。日本人の郷愁を呼び起こす風景でもある。農作物を食べてしまう害鳥とされるが、害虫を餌にする益鳥の側面もあるという。都市の鳥の行動や生態を研究する北海道教育大函館校准教授の三上修さん(元岩手医大講師)の著書「スズメ つかず・はなれず・二千年」によると、巣を作り子育てするのは人の生活圏のそばが最高の場所であるという。見渡す限り田んぼのような場所では繁殖しない。タカ、蛇などの天敵を避けるためだが、人と一定の距離を保つ。過疎化が進むとスズメも姿を消す。近年は住宅の構造が変わり巣を作れなくなったり餌場となる空き地が少なくなったことなどから減っているそうだ。実りの秋。川崎町の青根地区はサル、イノシイ、クマの出没が増えているとのことで、農作物の被害が懸念されている。我が家のファームにも”とうもろこし”専用にハクビシンが出没し、今年からネットを張りめぐした。今日、そのネットを片ずけながら、「人とクマも、程よい距離を保ってきた人とスズメの関係のようにいかないものだろうか。」と案じてはいるが。。。。。。
9月5日(月) 晴れ 28℃
台風10号の爪痕はすさまじい - 再生を目指して!
映像を見ると切なくなる。台風10号の豪雨に伴い中心街が冠水した久慈市。住民は泥やごみの片付けに追われている。岩泉町安家地区の惨状もすさまじい。川が増水し、多くの家屋が損壊した。深い谷の間を流れる安家川に沿って道路が通り、集落が点在する。その変わりように言葉を失う。同町最大の観光地、鍾乳洞の「竜泉洞」も被害を受けた。内部の通路が冠水し、復旧の見通しが立たないという。東日本大震災では沿岸部が大打撃を受けたが、「あまちゃん」ブームを追い風に地域は元気を取り戻しつつあった。誰もが復興への手応えを感じ始めた矢先の出来事。災害とはいえ、自然の仕打ちはあまりにも過酷だ。神秘的な青い水をたたえた地底湖や、悠久の時が作った鍾乳石はもう見ることができないのか。十和田市にある国指定天然記念物「法量のイチョウ」の枝が折れているのが確認された。推定樹齢1100年。25年前の台風で主幹を失ったが、地元の人にとってたくましい生命力は畏敬の念を感じさせる存在だったらしい。台風10号は日々の暮らしと貴重な自然に無残な爪痕を残した。イチョウが長い間、災害や風雪に耐えてきたように、ここは踏ん張りどころで、被害に向き合い、再生を目指してほしいと思う。まずはできることから始めたい。早速、義援金を送りたいと思う。
9月3日(土) 曇り 26℃
9月は「月見る月」ー ゆっくり鑑賞したい!
立春から数え210日目、台風襲来が多く農家の厄日とされる暦の二百十日は今年は8月31日、それも過ぎた。稲穂が次第に頭を垂れはじめている。作柄は平年並みと記事にあったが、台風シーズンでもあるが。穏やかな出来秋を望みたいと思う。9月に入り、やっと涼しくなり秋本番となってきた。地球温暖化が進んでいるが、夏の暑さもやがて一段落し、空気も澄んで夜空には美しい月が輝く時季でもある。まさしく「月見る月」。「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」。江戸時代から知られる読み人知らずの名歌である。月を調べてみると、月見の風習は中国伝来で、中秋節に月餅を食べ黄金色の月を観賞した。しかし日本では十五夜に限らず、その後も十六夜(いざよい)や立待(たちまち)月、寝待(ねまち)月などの呼称で月を愛でた。一人で月を見ていると何とも悲しくなるので、月見団子やサトイモを供え、こうこうと光る月をみんなで楽しむ。それが日本人特有の感性ではないだろうか。今年の中秋の名月はちょうど1カ月遅れの今月15日。今度は台風12号も到来しているとのことで、気は抜けないお天気ではあるが、9月は「月見る月」だから、ゆっくりと鑑賞したい月でもある。
9月2日(金) 晴れ 27℃
公衆電話の価値を見直して!
19世紀を締めくくる1900(明治33)年に開かれたパリ万博は、動く歩道やエスカレーターなどがお目見えし新世紀の幕開けを予感させた。この年9月、日本では東京の新橋、上野両駅構内に誰もが自由に使える「自動電話」が設置された。公衆電話の始まりで、市内1通話5分で15銭だったという。今なら海外への通話並みの高額料金に加え、電話がある家庭は珍しく、利用者は少なかった。戦後、赤電話の登場で公衆電話が急増し、カード式はキャッシュレス時代の先駆けとなった。それがケータイに席巻され、昨年3月末でNTT東西合わせ18万3千台余りと、全盛を誇った30年前の5分の1に減った。今や公衆電話は影が薄く、いずれは「絶滅危惧種」にとの声をよそに、有用性が改めて注目されている。東京のマンションに監禁されていた少女が逃げ出した直後に公衆電話から110番、約2年ぶりに保護されたニュースもあった。公益性を踏まえて区域ごとに一定数が維持され、災害時には優先的な回線となる。緊急通報は受話器を上げてダイヤルすれば無料でつながり、いざという時の命綱になる。元NTT職員の私にとって昨今、かけ方を知らない子どもも多いとかでびっくりしている。いま一度、その価値を見直したい。9月は台風をはじめとした災害の多い時期でもあるので、ぜひとも活用してほしい。前世紀の遺物にしてはもったいない。