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■2025 活動日誌1月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
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2025年1月9日 雪
健康寿命の大切さを考える!
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義父の死を目の当たりにして寿命について考えるようになった。介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」の大切さが今、指摘されている。厚生労働省の調査では、2022年の健康寿命は男性が72・57歳、女性は75・45歳。平均寿命との差、すなわち亡くなるまでの「不健康な期間」は男性8・49歳、女性11・63歳となる。周りで動脈硬化、脳卒中や心筋梗塞などの病名を聞くたびに気をつけねばと思うようになってきた。かつては周囲には「健康より仕事」とうそぶく風潮があった。働き方改革が叫ばれる今はもちろん、そんなことはもう昔の格言でもあった。思えば人生、健康より大事なものはない。健康のためなら死んでもいい…これは全くの冗談だが、それくらい強い意志で取り組んでいきたいと思う。目指すは将来のピンピンコロリ。皆さんも健やかな1年を。
2025年1月8日 曇り/晴
春の七草は温かい!
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早いもので、もう「七日正月」である。玄関のしめ飾りをはずせば、すっかり正月気分も遠のいていく。昔は松納めの後で掃き掃除をしていると、通りがかりの女性から「門松、ありがとうございます」と声をかけられた。近所に門松を飾る家はなく、毎日その前を通るのが楽しみだったという。もの珍しげに足を止める若者たちもいたらしい。門松というものは〈個人的に新年を奉祝するための装飾であるよりは、むしろご近所と道行くすべての人たちに向かって「あけましておめでとうございます」という控えめな挨拶を送るための装置だったかもしれない。松の内が過ぎれば機械的に片付けるだけで、なぜかいつも複雑な気分になる。きょうは七草がゆを食す日でもある。もともと中国の風習で、この日は罪人の処刑を休み、一族が連れ立って7種の菜を摘んで温かい汁物にして食べたという。そんな遠い昔の平和への祈りをかみしめるように、疲れた胃袋をやさしい味わいでいたわるのも悪くない。