■■ 蔵王連峰 ■■
我が家から見える蔵王連峰
蔵王連峰は宮城県白石市、七ヶ宿町、蔵王町、川崎町、山形県山形市、上山市の広範に跨っている。蔵王連峰の主峰として、山形県側の熊野岳(標高1,840メートル)、県境の刈田岳(1,758メートル)、宮城県側の屏風岳(1,825メートル)[注 6]がある。これらの他に蔵王連峰を構成する主な山として、五色岳(1,672メートル)、杉ヶ峰(1,745メートル)、不忘山(1,705メートル)、名号峰(1,491メートル)、地蔵山(1,736メートル)、三宝荒神山(1,703メートル)、瀧山(1,362メートル)、雁戸山(1,484メートル)、鳥兜山(1,387メートル)、横倉山(1,152メートル)、青麻山(799メートル)、後烏帽子岳(1,681メートル)、前烏帽子岳(1,432メートル)、馬ノ神岳(1,551メートル)がある。
熊野岳から刈田岳の間の尾根は馬の背と呼ばれる。これらの多くの山々は、北東から南西方向へ、または北西から南東方向へ連なっている。両者はさながらアルファベットの文字「X」を描くように馬の背付近で交差している。このうち、北東から南西方向に連なる山々が宮城県と山形県の県境であり、日本列島における中央分水界である。北西から南東に連なる山々は両県にそれぞれ飛び出している部分である。蔵王連峰から流れ出る河川として三途川がある。三途川は蔵王連峰の宮城県側の中腹にある高原「賽の河原(賽の磧)」を通る。
火山活動によってできた蔵王連峰の地形は多様である。蔵王連峰の東側には火口湖を源とする不帰の滝や、振子滝、地藏の滝、不動滝、日本の滝百選の一つである三階の滝がある。また、火山活動の恩恵である温泉がいくつかある。山形県側に蔵王温泉があり、宮城県側には峩々温泉、青根温泉、遠刈田温泉がある。古くは高湯と呼ばれた山形の蔵王温泉は強酸性の泉質が特徴である。開湯伝説によると、東征した日本武尊に従った吉備多賀由によってこの温泉が発見され、多賀由温泉から転じて高湯と呼ばれるようになったという。
この他に、宮城県側の渓谷の中にかもしか温泉という野湯がある。蔵王連峰で見られる植物としては、コマクサ、ミネズオウ、ガンコウラン、ハイマツ、ヒメコマツが挙げられる。オオシラビソは過冷却水滴の吹き付けによって樹氷となる。また、カモシカ、イタチ、ツキノワグマなどの動物が生息する。
我が家から見える蔵王連峰(逆さ蔵王)
👆我が家の前の農道から撮影した水面に映る悠々田舎亭と蔵王連峰が競演しているかのようです⇩