■ 2019 小さな旅 8 ■
8/7 山形花笠まつりの旅
仕事帰りに友人と、山形花笠まつりをみるために、高速バス(仙台ー山形:往復¥1650)に飛び乗り、熱気が漂う山形七日町通りを練り歩き、「花笠まつり」を楽しんできました。写真・ビデオで楽しんでください。
山形花笠まつりの原型は、1963年(昭和68年)に開催された「蔵王夏まつり」にあります。
蔵王の観光振興を目的としたこのお祭りは、数々のイベントか催されており、そのひとつが「花笠音頭パレード」というものでした。
それが1965年(昭和40年)以降、単独の「山形花笠まつり」として開催し、現在の形となりました。「ヤッショ、マカショ」という花笠音頭は、明治・大正時代に、山形県の北部「尾花沢市」にある徳良湖の近くで開墾工事が行われたとき、そこに働く人たちによって歌われたものだそうです。それに五穀豊穣を願う田植え踊りをつけたのが、この「花笠まつり」です。
北国といっても、8月初旬はまだ盛夏。毎年8月5日から7日までの3日間、山形市内の中心部は花笠一色に染められ、人々は興奮のるつぼに酔いしれます。華やかな山車(だし)を先頭に、紅花(べにばな)をあしらった笠を手にした踊り手たちによる、大パレードが繰り広げられます。花笠音頭に合わせ「ヤッショ、マカショ」という掛け声とともに、3日間で約1万4000人以上が踊り手として参加し、その迫力は圧巻です!紅花を通して京文化の影響を受けた山形の踊りは、整然とした華麗さがあり、まさに群舞の美。艶やかな衣装に身を包んだ踊り手たちの、一糸乱れず踊る集団舞踏の美しさは、このお祭りの見どころとなっています。夏の東北を代表するお祭りの一つとして親しまれている山形花笠まつりは、毎年全国から100万人以上もの見物客が訪れ、主客一体の熱気を楽しんでいます。
★総括
仙台ー山形間は1時間に3本程度の割合で運行しており、空いた時間にひょいと飛び乗れ、大変便利です。料金も往復ですと¥1650の運賃でとてもお得感があります。そんな訳で、空いた時間にちょいと飛び乗り、山形へ出かけました。時間は1時間10分程度で仙台市内へ行くのと同じ感覚で気軽に行けるのが、魅力です。山形の熱気が漂う、まさしく地元に根付く楽しいお祭りでした。これで東北で見たことがないのが盛岡の「さんさ踊り」だけとなりました。来年の楽しみにとっておきましょう。