■2020活動日誌10月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2020年10月29日 晴れ 17℃
東山魁夷の唐招提寺御影堂障壁画展に足を運んだ!
有名な絵画といえば、ピカソやゴッホの洋画を思い浮かべる人が多いかもしれない。今日、紅葉もまばゆい青空の中、宮城県立美術館に足を運び、東山魁夷の唐招提寺御影堂障壁画展の日本画の素晴らしさに息をのんだ。清澄で叙情性を湛えた風景画の数々により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残した東山魁夷(1908-1999)。東山が生涯で最も長い年月をかけて取り組んだ仕事が、律宗の総本山、奈良・唐招提寺御影堂の障壁画と厨子絵です。1964(昭和39)年、唐招提寺の長老は、鑑真和上千二百年忌を記念して、国宝鑑真和上像を安置するための御影堂建立を念願、その障壁画の制作を、国民的な人気を誇る画家東山魁夷に託しました。東山は熟慮の末、生涯の全てをかける気持ちでこれを引き受けました。五室にわたる大障壁画は、日本の風土の象徴としての海と山、鑑真和上の故国である中国の風景からなります。東山は、日本や中国の各地を歩いてスケッチを重ね、幾度も構成を練り、この記念碑的大作を完成させました。本展では、通常、年に数日しか公開されることのない障壁画、全68面を一堂に展示していました。さらに制作に至る過程のスケッチや下図なども展示し、10年以上にわたる制作の過程もむることができ、深い感動を覚えた。今回は徒歩で長町~県立美術館まで紅葉を楽しみながら、約10㎞近く歩いた。ちょっと疲れたが、平日の午前中でもあり、そこそこの人出で密にならない状況であり、ゆっくりと鑑賞することができた。まさしく芸術の秋であり、帰りも再び仙台駅経由で徒歩で帰宅した。総計20㎞近くの散策でもあり、素晴らしい秋の一日をすごすことができた。今後も家内と共に、こうした機会を多く持ちたいと思う。
2020年10月23日 雨/曇り 20℃
ハード・ソフト面の終活を始めました!
日暮れが早くなってきた。夕方、PC作業の手を休めて外を眺めると、いつの間にか家々に明かりがともっている。まさしく、秋の日はつるべ落とし。時計が示す時刻と、宵の闇に覆われていく景色との“ずれ”に、まだ違和感を覚えているが、夕方になるとなぜか心細くなってくる季節となってきた。最近は空いた時間は終活に向けて、いろいろと整理処分を行っている。まずは自分のPCのデスクトップ型やノート型の廃棄処分やデータ移行・削除を行いシンプルなデジタル化を目指している。だいぶ整理して机の周りも物もなくなり、すっきりしてきた。次に生命保険等・スマフォプランの見直しや金融商品の解約、統合を行い、一覧表にとりまとめている。とにかく、すぐにわかるようにしているつもりではあるが・・。デリケートな面もあるが、割り切って整理しようと思っている。最近は社会全体がネット中心のため、マイナンバーカードをはじめ、IDやパスワードの整理も必要であると痛感している。そして今後のシンプルライフに向けて、ハード面では家の中の蛍光灯よりLED照明への取り換え(すべてネットオークションで安く仕入れている)や不用品の廃棄を精力的に行っている。一気に処分したいと考えているが、ソフト面の心の整理も兼ねて1年かけて実施していきたい。考えれば、その他、やるべき点も多いが、ストレスを溜めない程度に意識して終活を始めたいと思っている。
2020年10月14日 晴れ 22℃
「終活」に向けて最後のチャレンジを。。。
「活」のつく新語が世間にあふれている。将来の伴侶を探すなど結婚の準備をする「婚活」、私のように人生の幕引きに向けて身辺の整理を進める「終活」あたりはすっかり市民権を得たような気がする。「活動」を略した「活」を語尾につければ新語のできあがり。出勤前に体を鍛えたり勉強したりする「朝活」、おめでたを目指す「妊活」、はてはタピオカ飲料を楽しむ「タピ活」などという言い方もあるというから、応用の範囲は相当広そうでもある。かつて一般的だったのは「部活」「就活」ぐらいではなかったか。2012年に「終活」が新語・流行語大賞のトップ10に入ったあたりから「~活」の増殖が始まったような気がする。私も第3の人生を迎えるにあたり、周囲とは関係なく、自分の意思でやりたいことを、やりたいようにしたいと考えている。でも最近は自分のやろうとする意志が体や行動へと伴わないこともしばしあり、加齢を身近に感じている。でも、好きなことをやっているうちに「生活」が豊かになり、人生観も開けてくるのではと思っているが。。。。。
2020年10月12日 小雨 14℃
新蕎麦の白い花が満開です!
台風の影響で小雨が降り続いている。朝夕に吹く風はひんやりとし、紅葉も始まりかけている。この時季、川崎町の山あいを車で走ると、白いじゅうたんのように広がるソバ畑の光景に目を奪われる。かれんな白い花は雪にも例えられる。<蕎麦(そば)はまだ花でもてなす山路かな>と遠来の客を和ませた芭蕉の詩情に思いをはせてみた。休耕田でのソバ栽培や大豆栽培が盛んになってきた。新聞の記事の見出しに「ソバの花真っ白」「白じゅうたん 秋風そより」に掲載されて、一層秋の深まりを告げている。いま満開なのは、夏にまき、晩秋に実る秋そば。来月上旬に刈り取り、初冬にうま味が凝縮した「新そば」として出回る。地産地消で提供する地元のそば屋さんも多いと聞く。ひきたて、打ちたて、ゆでたての風味が待ち遠しい。昨年、蕎麦栽培を経験してみたが、楽そうであるが、特に収穫がなかなか大変で、天候に左右されその見極めが難しい。ソバは収穫までの日数が短く、年2回栽培できる。日照りや冷害にも強く、昔から凶作をしのぐ救荒作物として重宝されてきた。いわば危機を乗り越える食品ともいえる。春先から続くコロナ禍は、いまだ収束を見通せない。とはいえ近場で目でも舌でもそばを味わい、しばし自粛疲れを癒やす意味でも新蕎麦を味わってみてはいかがだろうか。
2020年10月8日 雨 16℃
おでんが恋しい季節となってきました!
コンビニにおでんが並び始めた。おでんは真冬よりも肌寒さを感じ始める10月前後が最も売れるという。アツアツが急に恋しくなる心理を狙っているのではないかと思う。今年は様変わりしているという。新型コロナウイルスの影響なのは言うまでもない。店内のおでん鍋を覆って飛沫(ひまつ)を遮る一方、大根、卵などの具材をあらかじめ小分けしたカップやパック詰めの販売に力を入れている。昨秋の消費増税で持ち帰りの総菜が人気のうえ、コロナ禍での「巣ごもり需要」を取り込む作戦らしい。それだけではない。人手不足の現場から店内調理による具材の補充や時間管理、清掃の労力、大量の廃棄ロスなどの負担軽減を迫られての策でもある。今年7月からのレジ袋有料化に伴い、温かい汁物をマイバッグに入れにくいという理由もあるようだ。一方、具材のコンブは地球温暖化による海水温の上昇で、近海物が消滅する可能性があるとの研究報告もある。コンビニのおでんが、現代社会の抱える諸課題のごった煮にも見えてくる。白い湯気をフーフー吹いて、一つ一つ染みた味を確かめたい。でも家庭で晩酌をしながら、おでんをいただくのがおいしいのではないかと思う今日この頃である。
2020年10月5日 曇/晴れ 22℃
やっとマイナンバ手続きが完了しました!
やっとマイナンバの手続きを終え、手元にカードが届いた。区役所で8月申請と10月受け取りで、約2時間近くも待たされ、2回も足を運んだことになる。民間の目線からすると、もっと効率的なシステム登録ができるのにと思いながら、これでは普及に時間がかかるなあと「ため息」がでる次第である。待ち合わせの中、近くの高齢者の人はため息交じりで何度も足を運び、そしてスマートフォンに目を落とし、政府のポイント還元事業「マイナポイント」の申し込みで行き詰まったそうだ。9月に始まった同事業では、事前に選んだキャッシュレス決済を使うと最大5千円分のポイントが受け取れる。期待の消費喚起策だが、煩雑な手続きが利用拡大の足かせになっている。自宅で登録するにはカードリーダー付きの機器がいる。アプリの取得に暗証番号とマイキーIDの入力も必要だ。役所などでも申し込めるが、慣れていない人には難しい作業だ。手続きに必須のマイナンバーカードも利便性を感じる機会は少なく、浸透していない。政府はマイナポイントをカード普及の起爆剤にと息巻くが、保有率は2割程度と伸び悩むのも今回の手続きで実感した。最近では「ドコモ口座」に関連した預貯金の不正引き出しが次々と明るみになった。キャッシュレス化推進に冷や水を浴びせる問題で、電子決済サービスへの信頼性を揺るがす事態だ。国民の不安が高まる中、菅義偉首相はデジタル庁の創設へ突き進む。マイナンバーと預貯金口座の連結や運転免許証との一体化もほのめかすが、まずは足元から。電子決済の安全対策はもちろん、デジタル難民を置き去りにしない施策にも目を向けてほしいものである。