■2023 活動日誌12月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2023年12月29日 曇り/晴れ
「つまずき石」も必要だなあと感じている!
年末を迎えた。やっと不用品の断捨離、粗大ゴミの片付け運搬、畑の整理、薪棚修理、薪割り、金魚水槽と何とか外回りを中心に整理を行った。そして昼の疲れの癒しに近くの川崎町の温泉「やすらぎの湯」にでかけリフレッシュしている。その生活パターンが3日ほど続いている。ハード面の片付けと並行して心の整理も必要と感じている。「新聞は“つまずき石”であれ」と言った人がいる。前へ進んでいる時、小石につまずいて「おっとっと」と立ち止まる。立ちはだかる高い壁でなくていいが、少し立ち止まって考える時間をつくる。新聞はそんな役割を果たすべきだという。無我夢中で前のめりになる自分の性格であるので、時々、この言葉を思い起こす。客観的に、公平中立に物事を捉えるのはなかなか難しく、自分の都合にあわせてしまいがちである。短い時間の立ち止まりではあってもいいので、意識的につまずき石の役割を果たしてくれるのは実は家内である。加齢とともに周りが見えなくなっているときに、ちょっと立ち止まる役目が家内であり、うるさいと思いながら感謝している。考えた上で再び前へ進んでもいいし、引き返してもいい。よりよい結果につながるなら、背中を押すだけでなく、つまずき石になってくれることをさらに期待している。
2023年12月18日 曇り
「政清人和」は<清廉な政治は人心を穏やかにする>意味なんだが。。
仙台にもいよいよ雪が舞うようになってきた。今、世の中に舞っているのは政治資金を巡る裏金。その疑惑の渦中にある自民党最大派閥である安倍派。「清和政策研究会(清和会)」の意味を調べてみると「まつりごと清ければ人おのずから和す」らしい。中国の史書「晋書(しんじょ)」に出てくる「政清人和(せいせいじんわ)」との言葉が出典という。清廉な政治は人心を穏やかにする。まさにその通りであるのだが。。。。名前だけは立派である。1972年の自民党総裁選。田中角栄氏とトップを争う福田氏は、田中氏を支持するとみられた中曽根康弘氏と会談することになった。会談を前にした車中で側近の森喜朗氏が進言した。「ここまで来たら道は二つ。一つは中曽根氏に幹事長ポストを約束してください」。福田氏ははねつけ、もう一つの道を尋ねた。「それはカネです。ドンと積んでください」。福田氏は車を止めさせ「ここで降りろ! 不愉快だ!」と怒りをあらわにしたと言ういきさつが残っていた。森氏が後年のインタビューで振り返っている(五百旗頭(いおきべ)真(まこと)ら編「森喜朗 自民党と政権交代」)。この総裁選で、福田氏は敗れた。歳月は流れ、福田氏が創設した清和会も金権政治に染まってしまっている。臨時国会が閉会し、裏金疑惑は検察の捜査が本格化する。清和会だけではない。岸田文雄首相が領袖だった派閥にも、パーティー収入の過少記載の疑いが浮上した。自民党全体の問題と見るべきなんだろうが、どこまで根深いのか計り知れない裏金地獄である。
2023年12月12日 小雨/曇り
ジョン・レノンの祈り
ビートルズのジョン・レノンは1980年12月8日、ニューヨークで凶弾に倒れた。きょうで没後43年になる。ビートルズの解散から半世紀以上を経た今年、彼らの新曲が発表された。過去のデモ音源からレノンの声を抽出して作られた「ナウ・アンド・ゼン」である。この曲が収められたアルバムを聴いてみた。レノンとポール・マッカートニーという2人の天才のすごさをあらためて感じる。レノンは平和の希求者だったと思う。この季節に流れる「ハッピークリスマス」がそれを象徴する。そして喪中はがきがぽつぽつと届く12月である。送り主にとって、大切な人との別れを思い出す年末になるのだろう。突然の訃報に驚く時、「がん」と闘っていたのだと後で知ることが多く、がんにより死亡が多いのに改めて驚く。そして12月8日は日本が真珠湾攻撃を仕掛け、太平洋戦争に突入した日でもある。開戦から82年。敗戦後の日本は平和を保ってきたが、ウクライナ・ロシア、イスラエル・パレスチナをはじめ、世界では争いが絶えない。「ナウ・アンド・ゼン」も素晴らしかったが、なぜか今はレノンの「イマジン」を聞きたくなる。レノンの歌は心に響き、涙する時もある。そして全世界の願いは、「WAR IS OVER」。静かに冥福を祈りたい。
2023年12月10日 曇り
白神山地が世界遺産決定から30年を迎えた!
山好きの私にって白神山地は特別なものである。若いころ秋田・能代での勤務していたころは白神山地は、まだポピュラーではなかった。そして今、国内初の世界遺産に決まってからこの12月に30年を迎えた。ブナの森があり続けた8千年もの悠久の時に比べれば短い間だが、世界遺産をきっかけに神を巡る自然と文化の価値に気づき、守る努力ができたのは幸いだったと思う。その白神で、JR東日本の「リゾートしらかみ」でもおなじみのシンボル的存在の野鳥クマゲラがここ9年確認できないという。入山者が及ぼすストレスのほか猛暑など気候変動が原因ともされる。逆にニホンジカやイノシシ、南方系の昆虫の定着が見られるのも、温暖化による生態系の変化の一端と専門家は憂慮している。気温上昇が続けば白神がブナの適地でなくなり、今世紀中にほぼ消滅との予測もある。地球温暖化に伴う今年の猛暑を思えば懸念が強まる。経済も大事であるが、人が住み続けられる日本、そしていつまでも人と自然と共生できる地球でありたいと思う。
2023年12月5日 曇り
なぜか旅行中の帰りのビールがおいしい!
今回、大人の休日倶楽部を利用した旅行中、帰りの電車で飲むビールはなぜかおいしい。今日一日の旅行も終わりホットしている精かもしれない。飲みながら新聞に目を通すと、アルコールによる健康障害を防ぐため、厚生労働省の検討会が飲酒に関するガイドラインを取りまとめたとの記事が気になった。生活習慣病リスクを高める飲酒量として、1日当たりの純アルコール量の目安を「男性40グラム以上、女性20グラム以上」と示した。20グラムは、ビール中瓶1本や日本酒1合に相当する。朝晩の寒さが募り、熱かんが恋しくなる季節。最近、多少飲めるようになった「昔の飲んべえおじさん」を自認する身としては、この目安に「もう少し…」と言いたくもなるが、そもそも健康を害せば飲めなくなるので今回は素直に聞いておこう。筑波大の研究チームが、こんな実験結果を発表した。酒をよく飲む人にノンアルコール飲料を提供すると、飲酒量が減り、その効果は提供終了後も続いたという。酒を買い求めるついでに、ノンアル飲料も一緒にかごに入れてみようかと思っている。