2017 活動日誌 12月
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2017年12月29日 晴れ/小雪 3℃
働き方改革が働かせ改革にならぬよう意識を変えよう!
夕食中にピンポーン、宅配便だ。この時期、宅配便のトラックが街中を駆け巡っている。思わず「ごくろうさま」と言いたくもなり、何だか申し訳ない。仕事納めも終わり、帰省や大掃除等でいそがしくなってきている人も多いのではないかと思う。あの宅配の若者は年末年始も休まず、走り回るのだろうか。「働き方改革」はだれのためと、ふと思った。厚生労働省によれば、働く人の年間休日数は宿泊・飲食業が最も少なく、次いで運輸・郵便業。年末年始となればお客さま相手の仕事は大忙しだ。そうした中で今、ちょっとした変化の兆しが見られている。正月元日を休業にする外食、コンビニ、携帯電話販売の店が一部で出始めた。東京・銀座の百貨店では初売りを正月3日にするところもある。人手不足、人件費の高騰、コストに見合う売り上げが見込めない、といった理由だけでないという。元日くらいゆっくりして、気持ちを新たに働く意欲が高まれば、との期待だ。長時間労働は美徳ではなく過労死を生む。時間当たりの労働生産性でみれば、OECD加盟35カ国中の20位と低い。祝日は世界でも多い方なのに、有給休暇の取得率は49%と少ない。休みづらい空気がまん延していないだろうか。働き方改革が「働かせ方改革」にならぬよう、働く者から意識を変えたい。周りも働く人の休みを喜ぼう。元日にコンビニが閉まっていても、いいではないか。そうした風潮の雰囲気つくりが大事ではないかと思っている。
2017年12月28日 曇り/小雪 1℃
おせち料理でミニお正月の味を噛みしめたい!
外は雪が降っている。吹雪も舞っている。いよいよ年の瀬が押し迫ってきた。今年は義母が亡くなったが、我が家でも大掃除や買い出しなどミニ正月を迎える準備をやっと始めた。年末の残り少ないカレンダーとにらめっこしながら、何かと気ぜわしさばかりが増す。家内は明日もパートの出番でもあり、忙しさをさらに増している。幼いころを思い出すと、今の季節、練炭火鉢が活躍していた。練炭は木炭を固めた燃料で、レンコン状の穴があいていた。半日は燃え続け、暖房を兼ねつつ、おせち作りの必需品だった。部屋の片隅の火鉢には、いつも鍋がかかっていた。黒豆や棒ダラなど、煮込みに長い時間が必要な場合は重宝した。でも最近は婦人雑誌の調査では、半数以上がおせち料理を家では作らずに、百貨店や通販でネット購入するそうだ。「自宅で作れない品目が魅力」「華やかで高級感があるから」が理由だった。販売おせちの普及は、家庭の少人数化のためという。重箱の最上段に正月らしい食材が並ぶ。数の子、黒豆、たたきゴボウ、イワシの田作りが定番で、子孫繁栄や豊作を祈る。でも寿司でもとって家内を休ませなばと思いながらも、家内はせっせとおせちを手づくりしている。子や孫にぜひとも試してほしいお正月の味であり、明日からは子や孫もそろい、忙しくなりそうであるが楽しみでもある。
2017年12月25日 曇り/小雪 5℃
音楽の神様に愛され感謝した一日であった!
FM系ラジオを聴いていると、このところ毎日クリスマスソングが流れてくる。「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」といった定番から、山下達郎、小田和正、ジョンレノン等。。。。つい口ずさんでしまう数々の有名ミュージシャンの懐かしい曲まで幅広い音楽があるもんだと感心してしまう。そして心がウキウキしてきて何となく楽しくなる。今日はクリスマスで、まさしく、音楽の神様に愛された一日であった。日中、友人と会食後、定期演奏会(東京エレクトロンホール:旧県民会館)へ出かけた。広いホールで音響設備の整った場所での演奏会はダイナミックで、まさに空想と創造が広がる思いがする。そして壇上の楽器を見るだけでも楽しくなりその音色を聴いているとワクワクウキウキする。各パートはフルート・クラリネット・リード・サックスフォン・トランペット・ホルン・トロンボーン・コントラバス・ハープ・パーカッションで総勢40人の生の演奏は迫力があり、ブラボー、アンコールの声援と拍手がやまない2時間の夢のひとときであった。終了後ホールを出ると、光のシャワーを放つページェントが待ち受けてくれた。しばしその場に立ち続け、風の冷たさが頬に伝わり、一段と音と映像の余韻に拍車をかけてくれるような気がする。家へ帰れば、TVで小田和正(70歳)のクリスマスコンサートが行われていた。♫これからは自分勝手に生きていくんだ。。。♫ 相変わらず小田和正の高音の透明感のある歌声に酔いしれた。ついついクリスマスワインを飲み、音楽の神様に感謝しながら、ほどよい気分になってきた。楽しい夜のひとときとアルコールのお手伝いを借りながら、久しぶりにぐっすりと寝ることができた。
2017年12月24日 曇り 6℃
満天に広がる星の瞬きと3重奏の音色に魅せられて
空気が澄んでいるからなのだろう。冬は夜空が美しい。我が家の庭から見える満天に広がる星たちの瞬きに見とれてしまう時がある。今夜は見えるだろうか。今は月の月齢がまだ若い。日が暮れると西の空に浮かぶが、三日月ですぐに沈んでしまう。逆に星はよく見える。オリオンに冬の大三角。そして満月ならかき消されるだろう、名も知らぬ小さな光のさざめきが、冬でも晴れることの多いこの地域は、年間を通じて月や星々を眺める機会に恵まれた土地であると思う。早いもので今年も残り10日を切った。クリスマスシーズンはこの星空と音楽がマッチする。青根地域の別荘地のログハウスでT&Mクリスマスチャリテイコンサートが開催された。バイオリン・ピアノ・フルートの3重奏である。木のぬくもりに染み込んだ音色は柔らかく、なぜか暖かい響きがある。ただ薪ストーブを焚いているせいか、室内が乾燥気味で弦楽器の張りの調整が大変そうでもあり、音色もイマイチのような気がする。でも、そこはプロの演奏家が匠の技で上手に操る。やはり音楽はAIにはできない人間の技でもある。演奏終了後、地上のイルミネーションから目を離して、少しの間、夜空を見上げてみた。この週末は、プレゼントを楽しみにしている子どもたちもたくさんいるのではないだろうか。時には親子水入らず、孫と一緒ならもっと良いのではとー思いながら星空を眺めてみるのもいいのではないだろうか。今日は目を凝らせば、夜空を忙しく飛び回るサンタクロースがあちらこちらに見えるかもしれない。
2017年12月21日 晴れ/曇り 7℃
千島海溝の超巨大地震に備えを!
この時期、”第九”を聞きたいなあと新聞を眺めていると、新聞一面に、超巨大地震の発生が「切迫している」と文字が躍っている。これを知った北海道東部の人たちは、どう思っただろうか。道東沖では東日本大震災並みのマグニチュード(M)9級の超巨大地震が340〜380年周期で起きている。“前回”は約400年前だから、もう「満期」には違いない。発生すれば大津波も襲ってくる。400年前は約24メートルもの高さで押し寄せたと推定されている。6年前の、東日本大震災の光景を思いだすと震えがくる。とはいえM9地震が起きる確率は「今後30年間に最大40%」と言われてもピンとこない。だいいち30年は短いようで長い。筆者のような年齢なら、この世にはいないかもしれない。一方、千年が一瞬でしかない地球が研究相手なら、30年間はまさに「切迫」した年月だ。こうして一般人と専門家の間に実感のズレが生まれてはいないだろうか、と心配になってくる。地震の予測は難しいと聞く。超巨大地震となれば、予測が当たらないに越したことはない。けれど的中しなければ予測は国民の信用を失い「オオカミ少年」になってしまう。政府の地震調査委員会もなかなか悩ましかったのではないだろうか。そう想像してみると、今回の発表に真実味が湧く。「今後30年間」とは、ただいまこの瞬間に起きる可能性もあるということ。道東の人たちの心中を思いながら、同じ地震列島の住人には人ごとでないと言い聞かせている。地震大国日本は防衛とか経済第1とか直近の事柄を叫ぶ前に真剣にインフラ対応策を練るべきであると思っている。いつものように発生してから対応策を練り、時間とともに忘れていくこの現実を憂う。。。
2017年12月19日 晴れ/曇り 5℃
未来はどんな時代なのか!
東日本大震災からもうじき7年の月日が過ぎようとしている。震災あるいは災厄を文学という視点から捉えて展開するこの連続公開講座「震災と文学」は、平成25年度のスタート以来、受講している。作家・詩人をはじめ、思想・哲学・宗教・歴史など、さまざまな分野の第一線で活躍する東北ゆかりの講師のお話を2か月に1回のペースで聴いている。今回は時事放談の司会でおなじみの御厨 貴(みくりや・たかし)氏(東京大学先端科学技術研究センター客員教授)による「近現代史における〈災後〉をいかに考えるか」を受講した。専門は政治史、オーラル・ヒストリーで東日本大震災復興構想会議議長代理、復興庁復興推進委員会委員長代理を歴任し、過去の歴史からみる災後の姿、過去の経験をもとにどうあるべきかについての話であった。会場は五橋にある東北学院大学のホーイ記念館でお気に入りの会場でもある。未来はどんな時代なのか。それは誰だって気になる。だから昔からあまたの予言が発表された。もちろん当たり外れはあるが、総じて大胆かつ大げさな内容が多い。鉄鋼王と呼ばれた米国の大富豪、アンドリュー・カーネギーは1900年にこんな予言をした。「産業と科学技術の進歩のせいで二十世紀に戦争はなくなる」と。晩年の鉄鋼王は慈善活動に傾倒し、多額の寄付で公共図書館建設や大学、平和基金創設に尽力した。恐らく希望的観測だったのだろうが、残念無念、的外れだった。日銀短観によると、大企業製造業の景況感が11年ぶりの高水準だという。好調な海外経済を受け輸出は堅調、景気拡大の長期化を予測する声もある。ただ庶民にはまだ実感が乏しく、内需も伸び悩んでいる。北朝鮮情勢などリスクも無視できない。はてさて来年の景気の先行きは? 専門家の見方もいろいろだが、悪い予言は外れ、良い予言が当たれば文句なしではあるが。。。
2017年12月18日 晴れ/曇り 8℃
地域の文化を考えさせられた「小さな旅」を終えて!
旅の楽しみの一つは、知らない土地の言葉にふれることだが、最近は旅館や土産物店で聞くのは共通語が多く、少しばかり寂しい気もする。ローカル線や路線バスでお年寄り同士のお国言葉を耳にすると、何を話しているのか分からなくても、心が安らいでくる。松本清張の推理小説「砂の器」は、東北弁に似た山陰・出雲周辺の言葉がミステリーの鍵を握っている。言葉がその土地と人にしみ込んでいるからこそ成立する物語でもある。言葉は文化の栄養素みたいなもので、言葉の土壌がやせていては文化の実はなるまい。土地の言葉が大事にされれば、土地の文化は花をつけるのではないだろうか。師走の束の間、忘年会も兼ねて友人6人で宮城県北の登米(みやぎの明治村)、伊豆沼、鳴子温泉へと出かけた。今、観光地へ行くと東南アジアをはじめとした外国人が多く訪日しているが、残念ながら、この辺の地域はほとんどいなく、静かに昔ながらのたたずまいや景観に触れることができた。そして、その土地の人と話すことができて、なぜかホットと安心している。東北は派手なイベントでにぎわいで人を集めることを演出するのではなく、東北の昔ながらの土壌をベースに心と胃袋を豊かにしてくれる企画してみてはいかがだろうか。東北の限りない地中の豊富な養分をもとに花を咲かせてほしいものである。文化は保護・振興だけではなく、観光などへの活用が求められる。人口減少の中、地域創生は競争から協働へと互いにカバーし合う協力が大切。コミュニケーションも欠かせない。地域の文化を考えさせられた”小さな旅6”であった。
2017年12月15日 晴れ/曇り 7℃
沖縄の事故はなぜ繰り返されるのか!
労働安全教育で「ハインリッヒの法則」がよく引き合いに出される。重大な労災が起きるまでには数々の軽微な事故や異常があって、それらの割合は1対29対300となる統計データでもある。人間のすることは似たようなものなのか、この法則は交通事故などいろんな分野に当てはまるらしい。が、沖縄の実情を知るにつけ、そう簡単に割り切れなくなる。宜野湾市の小学校の校庭に先日、米軍ヘリの窓枠が落下した。金属製で約1メートル四方もあった。60人ほどが居合わせていて、このうち児童1人に小石が当たった。ちょうど1年前、名護市沿岸部に米軍の輸送機オスプレイが不時着し大破した。その日は、そんないわくつきの日だった。よりにもよって…と怒るのは感情的にすぎるだろうか。というのも、宜野湾市では7日にも先の小学校から約1キロ離れた保育園に円筒状の物体が落下しているからだ。海兵隊のヘリの部品だが、米軍は落としていないと否定している。ハインリッヒの法則を念頭に分類すれば、オスプレイの大破は重大事故だろう。では、窓枠の落下は何だろう。大けがでないから、と「軽微」といえるのか。保育園の場合は「異常」なのか。とんでもないと首を振りたい。間違っても落ちてはいけない場所に物体が落下した現実は、重大でなくて何か。沖縄に例の法則を適用してはならない。在日米軍施設の7割がある限り、起きるのは常に重大事故であり、繰り返されるこうした事故の背景にある日米地位協定の見直しも必須であるが。。。何も変わらない従属の我が国日本が情けない。
2017年12月14日 晴れ 7℃
ふたご流星群と忠臣蔵で一日を過ごしたい!
ふたご座流星群が13日から14日にかけての夜に出現のピークを迎える。1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並び三大流星群の一つだ。たくさんの光の筋が冬の夜空を彩る。 ふたご座は東の空に浮かび、「放射点」と呼ばれる中心から傘を開いたように星が流れる。最も多いときには1時間当たり40個程度の流星を観察できる可能性があるという。肉眼で見えるため、双眼鏡や天体望遠鏡が要らないのが流星観察の魅力でもある。でも寒さに耐えられるのがポイントであり、月明かりは大敵で、今年は月が細くてあまり明るくなく、姿を見せるのも明け方近くで例年になく好条件だという。新しい年が良い年になりますように-。流星に願ってみようか。天文ファンならずとも期待は高まる。そして14日はおなじみの赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした日。赤穂事件については当時書かれた一級史料が多いそうだが、歌舞伎、映画、テレビ時代劇で繰り返され、いつしか忠臣蔵の物語が歴史となった感がある。山科で隠棲する大石内蔵助は、敵を欺くために祇園で戯れ…。おなじみ「忠臣蔵」の場面だが、史実かどうかは疑問らしい。歴史物が好きな私にとってこの史料には興味がある。日中は図書館で調べ、夜はふたご座流星群観察と、歴史と自然の営みの感覚を磨く一日としたい。
2017年12月12日 小雪 3℃
バブルの再来を迎えようとしているが。。。
近頃よく「バブル」が引き合いに出される。景気拡大の期間はバブル景気を超え、好調な株相場はその崩壊後の最高値を更新する一方、人手不足もバブル期並みという。私の世代はバブル前後の落差と混乱を現場で見てきた。ちょうど20年前の1997年11月、大手の山一証券や北海道拓殖銀行が相次ぎ倒れた。バブルのツケが一気に噴き出した金融危機の幕開けだった。地域の銀行の破綻もあり、不安が連鎖して青葉通りに並ぶ金融各店は解約を求める人であふれていた。いら立つ客と罵声を浴びる店員、あおりで不良債権とされて金策が尽きた老舗社長、突然のリストラ宣告を受けた社員たち…。それぞれの「これからどうなるんだろう」というおびえた顔が忘れられない。「失われた20年」と嘆く一方で、何を学んできただろう。今回は一般の生活現実とかけ離れ、豊かさを共感できないバブルが再燃しているような気がする。同期の学生時代との忘年会の席で、現役時代の地位・人脈・しがらみをきっぱり捨てて、生き生きした人生を送ろうと気合を入れながら昔に返り話し込む。健康こそが一番と加齢を嘆きながら、まだまだみんな頑張っている姿をみると、心やすらぐ思いである。そして今、実感・共感のない現状を過去のバブルと比較しながら、耐え難い痛みを刻んだあの熱病で何が失われ、いまなお失い続けているのか、もう一度見つめ直してみたい。
↓デイサービス「ももの木」でクリスマスパーテーに参加しました(12/12)↓
2017年12月11日 曇り 7℃
「ハッピークリスマス」ー 音楽はいいもんだ!
「クリスマスがやってきた。今年はどんなことをしたんだい」と歌い出すジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」。この季節になってくると定番でもある。子どもたちのコーラスと鈴の音がキラキラとしていて、ジョンののびやかな声が心地よい。そして仙台光のページェントも始まり、この季節にマッチングする曲でもある。そんな中、12/9ス・ガラ・コンサート(¥1,000:東京エレクトロンホール)へ出かけた。バイオリン、ピアノ、フルート、ソプラノと、アウトリーチ(手を差し伸べて)を思い起こさせるクリスマスにちなんだ名曲を心ゆくまで楽しむことができた。前から4番目の席でライブの音をまじかで、たっぷりと味わうことができ、パートナーと、しばし幸せの気分を味わうことができた。やはり音楽はいいもんである。「ハッピークリスマス」の歌詞をよく聞くと「戦争は終わり」と繰り返している。ベトナム戦争のさなかで、厭戦気分が米国を覆っていた時代。「戦争は終わるよ 君が望めば」-。ベトナム戦争は遠い過去になったが、この歌詞が今年はひときわ重く感じられる気がする。国連の事務次長が北朝鮮から招かれ、外相らと面会している。いつまでも火遊びをやめようとしない独裁者に、国際社会のメッセージは届くだろうか。米政府高官の「時間は余り残されていない」という発言もあり、武力衝突を回避できるか、ぎりぎりの交渉が続いている。この時期、韓国に駐留する米軍兵士の家族たちは、母国へと帰っていく。クリスマス休暇を過ごすためである。在韓米国人が自然と減るタイミング、ここを見計らって攻撃に踏み切るのではないかと臆測を呼ぶ。民族を超え、世代を超え、貧富を超えて「すべての争いをやめよう」と歌ったジョン・レノンは1980年の12月、ニューヨークで撃たれた。平和への願いを込めた歌を残して。。。。
2017年12月8日 曇り 5℃
乗り鉄・撮り鉄・音鉄そして「ジオ鉄」を楽しみたい!
蔵王降ろしの風が冷たく、本格的な冬の訪れを感じる。そんな中、今年最後の大物作業である梅林の草刈りを敢行した。草はだいぶ枯れていて刈りやすいが、柔らかすぎて草刈り機の歯に絡みつきやりにくい。でも気持ちよく作業を終えホットしている。年明けにはJR東の乗り放題の旅を計画する季節にもなってきた。「乗り鉄」は列車に乗ること自体が目的。「撮り鉄」は列車の写真や画像の撮影。「音鉄」は列車の走る音や発車メロディーの録音。でも最近の鉄道ファンの間では、「ジオ鉄」が流行らしい。鉄道を利用しながら沿線に広がる自然を楽しむ旅を通して、地球の成り立ちと大地の変化に想いを馳せることらしい。タイミングよく、作業中のラジオで「ジオ鉄で旅する三陸鉄道」と題してニュースが流れていた。「三陸のジオの豊かさと津波災害克服の歴史が鉄道施設と密接に関わる路線」と魅力を挙げていた。4年前に日本ジオパーク委員会から認定された三陸ジオパークは、八戸-気仙沼のエリアに古生代から現在に至る5億年の大地の歩みを刻んでいる。130カ所のジオポイントには津波被災遺構も含まれるのが特徴である。三陸鉄道は東日本大震災の痛手から完全復旧した。地球の多様な顔を楽しむには、まさにこの鉄路がふさわしいのではないだろうかとPRも兼ねて話されていた。三陸は津波の常襲地帯。人々はその度に立ち上がってきた。この地球の上で懸命に生きる人間の歴史、そしてそこから生まれた教訓や知恵も、新たな旅の見どころでもある。今回は少しダイナミックな「ジオ鉄」を計画してみたい。そして友人から依頼された旅の計画案も考えなくちゃ。まずは楽しくワクワクする旅にしたいものである。
2017年12月7日 曇り 7℃
変わる元号に思いを馳せて!
師走に入り、天皇退位の知らせを聞いて、一つの時代の終わりを、変わる元号と共にしんみりとして感じる。こうした心のありようは、天皇一代にただ一つの元号を用いる「一世一元」が制度化されたのは明治以降である。調べてみると最初の元号は645年の「大化」。続く「白雉(はくち)」(650年~)は、白いキジが見つかったのをよき事のしるしととらえ、改元したとされる。慶事ばかりではなく、天災や疫病が続いた際も、災い退散と人々の平安を願って年号を改め、人心一新を図った。「平成」まで数えて247。天皇陛下の退位の日取りが2019年4月30日に決まった。光格天皇以来、約200年ぶりの退位となる。翌5月1日に皇太子さまが新天皇として即位し、改元する 。いよいよ平成の終わりが見えてきた。皇位継承と改元の時期が事前に決まるのは、日本の歴史で初めてという。昭和、平成、とおよそ60年近く生きてきた私にとって来年は3回目の元号を迎える。師走の中、忘年会でお互いの近況報告しながらが元号の話題にもふれ、一つの時代の終わりを、変わる元号と共に感じた。日本史に深く刻まれ、陛下の歩みと共に振り返れば、そんな感慨が湧いてくる。私も確実に歳を重ねているんだなあ。。。
2017年12月4日 曇り 10℃
クレームが何で多くなってきたのだろうか?
近くの図書館で、ビジネス書のコーナーを巡っていたらクレームへの対応を解説する本が、書棚に並んでいるのが目についた。クレームにどう応えるか、悩む人が結構いるのだろう。 クレームは苦情や文句のこと。サービスや商品に不具合や不満があれば、苦情を述べるのは当然だ。クレームをつける人はクレーマー。「苦情ばかり言う顧客」「文句の多い常連客」という辞書の説明を見ると、これはちょっと厄介な感じ。最近は「モンスタークレーマー」なる恐ろしげな言葉も聞く。スーパーマーケットや百貨店などで接客に従事している人の7割以上が、悪質なクレームやセクハラなど、客からの迷惑行為の被害に遭っていたという。労働組合のUAゼンセンが組合員を対象に調査、5万人が答えた結果だ。「ぶっ殺すぞ」と客に怒鳴られた-など実例はさまざまある。いまの社会のぎすぎすした面、あるいは不寛容さの表れなのだろうか。暴言、セクハラ、土下座の強要などにより、精神疾患にかかった人もいるというから深刻だ。クレームは、顧客からの貴重な意見といえるし、サービス向上につながるヒントにもなるだろう。ただ、度が過ぎたものはとてもいただけない。でも背景には経済成長を優先した競争・格差・コミュニュケーション不足が生み出したぎすぎすした社会そして余裕のない不寛容な社会がじわりじわりと、この日本社会を覆い始めているような気がする。
2017年12月3日 晴れ 11℃
師走の街をロマンチックに彩る光と雪とセミナー
師走に入り、里山が一晩で真っ白になる。北国では珍しいことではない。「初めて雪におおわれた街を見たとき、美しさにびっくりした。あっという間に世界が変わって、魔法みたいだった」。と東京の友人が語ったことが思いだされた。明け方や夕暮れ、深いブルーに染まった雪の美しさは格別だ。そこに家々の暖かい明かりがともり、街灯のパステルカラーや車のライトが映えて、思わず見とれることがある。雪は光と相性がいいもんである。そして光のイベントがそろそろ始まってくる。街中のクリスマス・イルミネーション点灯式も各地でおこなわれているようだ。そんな気ぜわしい中、12/2(土)に仙台市内のIT企業主催のHPの素材のデザイン作成に関するセミナーへ出かけた。豊富なテンプレートやさまざまなシーンのデザインを自由に編集できるサイトの紹介で、HP作成を趣味としている私にとって、ワクワクドキドキのセミナーでうれしくなってくる。帰宅途中、ちらちらと雪の舞うなか、赤と金色に彩られたビル街の姿が、夜空にくっきりと浮かび上がり、師走の街をロマンチックに彩る。とかく雪はやっかいもの扱いされるが、冬の街を真っ白なキャンバスと見立てれば、心が浮き立つ体験もたくさんあるに違いない。一晩にして景色が変わる魔法や、光との美しい取り合わせは、雪国の暮らしにちょっとした潤いを与えてくれる。そんなロマンチックな気分にさせてくれた講習会であった。
2017年12月1日 晴れ 10℃
ブラックフライデー?
新聞の折り込みチラシに「ブラックフライデー」の文字が躍っていた。ブラックフライデーは米国発の商習慣。11月の第4木曜日が感謝祭で、その翌日の金曜日が、クリスマスまで続く年末商戦の幕開けになる。比較的新しいイベントだが、かの国では驚くような盛り上がりという。「黒い金曜日」とは何だか怖そうにも聞こえるが、買い物客の混雑を表すとか、売る側が儲かって黒字になるからなどと言われる。ちなみに英語でも「black」は黒字の意味で使う。逆に赤字は「red」だ。日本には、政府と経済界が主導して毎月最終金曜日を「プレミアムフライデー」と呼ぶ取り組みがあるが、単なる思い付きで最近では影の薄さを感じる。米国追随ばかりも胸中複雑だが、さてどちらが定着するだろうか。ブラックでもプレミアムでもいい。いざなぎ景気を超えた―と国は胸を張るが、なんとも実感に乏しい昨今の経済情勢である。景気拡大の恩恵が、東北地域の活気とにぎわいとしてもっと感じられますようになればいいと思っているが。。。いよいよ12月に入り、慌ただしい師走となった。寒さに負けずに、元気に師走を過ごしたいものである。11月29日にコンニャクを始めて作りましたので写真で紹介します。今回の反省として、コンニャクと水、水酸化カルシウムの混ぜ方が均一でなかったため、少し柔らかめでした。次回はこの学習効果を発揮して本物のコンニャクを作りたいと思います。興味がある方は一緒に作りましょう!