■2015活動日誌12月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。コメントをお寄せください。
12月31日(木)晴れ 5℃
来年のえとは申 - 「視る聴く話す動く」の精神で書き続けたい!
2015年も残すところ、1日だけとなった。激動の1年を振り返ってみると、なんといっても「安全保障関連法成立」を思い浮かべる。<安倍カラー迷彩色がにじみ出る><九条に軍服着せる抑止力>と、「審議不足」との民意に背を向けた安保法が成立を皮肉るさまざまな川柳が多い。そして、失態、不祥事としては<無責任たらい回しの屋根五輪>。新国立競技場の迷走劇。膨大な総工費が反発を買い建設計画は仕切り直しのニュースもある。そして<マンションも日本同様傾いて>。データの流用。デタラメな杭打ちにあきれ果てる。自分自身を振り返ると2回の入院生活を通して健康のありがたさを思い知らされた。そして年末に考えさせられるニュースもあった。国会議員は奉仕者であると思いこんでいたが、奉仕者の立場で育児休暇取得を主張する自民党議員が現れた。自ら取得することで「そうした流れを加速させたい」と言う。議員は職業かという疑問も湧くが、個々の能力よりも数が物言う政治の世界。さしあたり「1強自民」という「大企業」にいるから出てくる発想なのだろうか。来年2016年のえとは申(さる)。4年に1度のうるう年であり、リオのオリンピックの開催年でもある。よく知られているのが「三猿」。3匹の猿がそれぞれ目と耳と口を押さえた姿が「見ざる、聞かざる、言わざる」という教えを表現し、日光東照宮の彫刻が有名だ。来年は「視る聴く話す動く」精神を持して、日本をそして自分自身をきちんと見つめながら。この活動日誌を書き続けたいと思う。
12月29日(火)晴れ 4℃
チビッコギャング襲来 - いそがしい日々が。。
「連日の暖かさで、正月を迎える気分にならない」。そんな会話があちこちで聞かれたが、クリスマスが終わり一気に歳末へと時が走り始めた。五穀豊穣や家内安全をもたらす年神様を迎え入れるために、清らかに家を整える意味もあり、仕上げに、神聖な空間であると示すのがしめ飾りを行った。なぜか心が凜とした気持ちになってくる。 江戸時代はどうだったのだろうと調べてみると、12月になると将軍が自ら捕らえた鶴を天皇家に献上する慣習があった。手間が掛かるので、やがて見直され、あらかじめ生け捕りにした鶴を飼っておいて、献上したと言う。師走特有の風景は町人の間にも。すす払いや餅つき、年の市での正月用品の購入などでごった返していたという。ツケで買い物をしていた庶民にとって大晦日は支払いの期限であり、「夜更けまで歩いているのはたいてい取り立ての人」だという。今日、孫を迎えにパートナーと仙台駅に出向いた。暖冬といえども師走の街を吹き抜ける風は冷たい。久しぶりに笑顔で再会できてうれしい。子供の日々の成長に目を細めながら楽しい会話が弾む。仕事納めにいただいた卵焼きや年越しそばをながめながら、新しい年も、もうすぐだなあと感慨深い思いもこみあげてくる。今年はお天気もよく初日の出もみられそうで、どこに行こうかと案じてみるのも楽しいものだ。
12月28日(月)晴れ 6℃
年の瀬 - 何となく気忙しい!
年の瀬も近くなり、何となく気忙しい。お餅受け取り、お正月用ケーキ配達、年末あいさつと5組の来客もあり、午前中はてんやわんやの忙しさである。昨日の雪も止み、日中は再び暖かさが戻ってきたかのように晴天である。この年末近くに、いそがしさに紛れるかのように「原発ゼロ」の歯止めが、また一つ外された。福井県にある高浜原発、大飯原発の再稼働差し止めを求める司法判断が、覆された。だが待てよ。誰もまだ安全を保証するとは言っていない。大事故が起きた時、責任を取る覚悟も力もないままだ。逆回転が加速し始めたということだろうか。裁判所は事業者の取った対策が「新規制基準に適合する」という規制委の判断を「合理的」としただけである。規制委員会が何度も表明しているように、その判断は「安全」を保証するものではない。今回の福井地裁も「過酷事故の可能性がまったく否定されたものではない」と、はっきり述べている。知事の判断も同じである。安全確保は事業者の責務。事業者の規制は国の責務。県は監視するだけという、及び腰の最終同意である。事業者にも国にも“責任能力”などないことは、福島の現状を見れば、明らかではないだろうか。安全性も責任の所在もあいまいなまま、再稼働へひた走る。地域経済・地域雇用優先が何事も先行し、5年前の大惨事も時間とともに忘れさせようとしている。福島原発の悲惨な状況そして地域の人々の暮らしは何も変わっていないということを、忘れてはならない。年の瀬近くではあるが、この福島の事実から顔をそむけては絶対いけないと改めて誓った次第である。
12月27日(日)雪 3℃
正月を待ちわびる - つきたての餅はおいしい!
ニュースでは帰省ラッシュの始まりを告げている。JR東日本「えきねっと」の年末年始指定席予約状況をみると、ほとんど指定席は満席の「×」マークが並んでいた。ふるさとに着いたらまずおいしい物を、食べたい、食べさせてあげたい、久しぶりに会う家族の顔を思い出したり、殊に息子や孫を待つパートナーも朝から正月の準備で忙しい。「ともかくお肉? 年越しそばも準備しなきゃ、孫はおせちの中で何を食べれるのかしら」と、あたふたとする中にも、そんな話を聞いているとふと心が和む。29日の再会が楽しみである。そんな中、我が家の餅つきを始めようと杵と臼でと準備はしていたが、朝から雪模様のため「餅つき機」で行うこととした。もう正月を待ちきれず、早速つきたての餅を「いきいき餅」を受け取りにきたOさんと一緒にあんこや納豆でいただく。やはりつきたての餅はおいしく、何か心落ち着くもんである。やはり年の瀬はなんかと忙しい。今日は久しぶりに風雪も強くなってきており寒さもだいぶ凍みてきた。「納豆を餅(もちひ)につけて食(を)すことをわれは楽しむ人にいはぬかも」、「雑煮食うてねむうなりけり勿体(もったい)な」、「満ち足りてこころうろつく雑煮かな」との正月を待ちわびる歌も数多い。そんな日がすぐ目の前に来ている。
12月26日(土)晴れ/曇り 8℃
大掃除開始 - 財政再建はどこ吹く風(日本)
今日の午後から寒くなり明日にかけて雪模様との予想。雪の前に片付けしようと思いファームの管理機をはじめてとした大掃除を開始した。そんな中、「いきいき餅」受け取りに多くの来客があり対応に追われた一日でもあった。まさしく年の瀬である。新聞上で国の来年度予算案の記事が掲載されていた。現役時代、霞が関の中央官庁の仕事をしていた関係でいろいろの思いが脳裏を駆け巡る。中身をみてみると、税収の大幅増見込みから財政規律が緩み、過去最大の大盤振る舞いとなり、借金残高はさらに増大しており、財政健全化の話はどこに行ったのだろう。特に防衛費は4年連続で増やして初の5兆円台に乗せ、公共事業も拡大を続けた。参院選を控え農業や医師会など業界、支持層にも目配りしている。税収は企業を後押しする政策を反映して法人税や、株の配当・譲渡益などによる所得税の増加で3兆円強もの増収を見込み、25年ぶりの高水準という。しかし、税収が増えたらその分を使ってしまうことが習慣化しており年度途中の補正予算編成も恒常化し、税収の上振れや剰余金も使い切っているのが現実である。これではいくら増税しても財政再建は実現しない。借金残高はGDPの2 倍以上の1612兆円に膨らみ、ギリシャより悪い水準だ。財政の危機的状況と叫びながら甘い財政規律が許されるのは、日銀による事実上の国債引き受けのおかげである。異次元緩和で国債を大量に買い続け、金利を異常に低く抑え込んでいる。税収が増えた時に借金返済に力を入れずに、いつ力を入れるのだろうか。結局は増税頼みということだろうか。政府は借金に頼らずに一般歳出を賄える基礎的財政収支の黒字化を2020年度に実現する目標を掲げているが、名目3%超の高い成長を続けても達成できない数字だが、いつまで楽観的でいるつもりなのだろうか。子孫の時代が心配でたまらない今日この頃である。
12月24日(木)晴れ/曇り 9℃
一陽来復 - 今年の世相を表す漢字に「安」
冬至も過ぎ、この日を境に太陽は力を取り戻し、運気が陰から陽に転じて良いことが起こるとされている。まさしく一陽来復である。昨日で皆さんから注文いただいた恒例の餅つくりも完了し、ホットとしている。これで、おいしいお餅を食べながら正月を無事に迎えられると思う。年末を控え、おおまかな収支決算をしてみた。我々の中高年の年代にさしかかると、増えてくるものが多くある。肌のしわ、白髪、歯、老眼等は想定内ではあったが、想定外として、医療費の支出が増えてきた。そのほかに、私の場合は親の介護、子供の教育費支出は終わったが、冠婚葬祭などで膨らむ出費が多くなってきている。その中でも葬祭の割合が高い。覚悟はしていたつもりでも、想定以上に家計を圧迫するもんである(平均2~3件/月)。しかし、支出が多くなろうとも健康で安心して暮らせる日々が一番である。近頃は非正規雇用の増大、ブラック企業の横行、高齢者を狙った悪徳詐欺の多発…。そこには中年どころか、若いうちから「格差」に直面し、人生設計をゆがめられた人々の影も映し出されてくるニュースが多い。今年の世相を表す漢字に「安」が選ばれた。安全保障への関心の高まり、国内外で広がったテロや災害への恐怖…。安倍晋三首相は「国民が安全、安心を願う気持ちが強かった」と振り返りつつ「『安』を倍増すると『安倍』になる」とジョーク交じりで自身の手腕もアピールしていた。さて、本当に増えたものは安心か、それとも不安か。私は安保法制をはじめとして安部さんになってから、不安が募り増大していると思う。不安だらけの戦後70年の年の瀬である。
サンタクロースが世界中を駆け巡る。その様子は今年も日本時間の本日午後4時からインターネットで中継される。サイト名は「ノーラッド・サンタ・トラッカー」。「ノーラッド」はミサイルや宇宙からの攻撃などから北米を守る軍事組織である。
12月22日(火)曇り 8℃
冬至 - ユズの大ばか18年。。カボチャで温まろう!
きょう22日は冬至だ。「モモクリ3年、カキ8年」そして「ユズの大ばか18年」などの言い回しもある。収穫までの年数を表すが、実るまで時間を要するのは生産者にとって手間が掛かかる。ユズでも果実を手にしたときの喜びは大きいものである。ユズの香り高く、程よい酸味は我々の暮らしにも溶け込んでいる。ユズ湯のすがすがしい芳香は体を、心を温めると同時に何か古里を感じさせる。そして冬至といえばカボチャがある。野菜が少なくなる冬場、ビタミンやカルシウム、鉄分などを摂取するために必要な食べ物をとる習俗だったらしい。人に聞いた話ではあるが、最近は「運盛り」という言葉が出回っている。この季節、名前に二つ「ん」がつく食べ物、つまりナンキン(カボチャ)、レンコン、ニンジン、ギンナン、キンカン、寒天、うどん(饂飩=うんどん)の7種を食べると健康になれるという。なるほど体に良さそうなものばかりである。今年はこれでも12月かというほど暖かい日が続いるが、今夜はかぼちゃを食べて、友人からもらったユズを数個、湯船に浮かべて体を温めてみたいと思う。そんな中、朝日新聞投書欄に写真にあるような記事が掲載されていた。まさしく現実の中高年の声が印象深かった!
12月21日(月)曇り 6℃
冬の星座 - 空を見上げれば気持ちも和む!
暖かい布団の中から出るのがおっくうな季節だが、朝、リビングのカーテンを開けると、家の前の山々が四季により、色とりどりの景色があらわれ思いがけない感動が待ち受けてくれる。冬の午前6時すぎはまだ夜明け前だ。しかし、冬は夏には感じられない透きとおった美しさがある。南東の空を仰げば金星がきらめく。日が昇り始めれば白く霧が立ち込め、優雅に風の中を漂いながら舞っているようにも見える。雪化粧した蔵王連峰が朝日で真っ赤に輝く。日の出と月の入りを一緒に見られるときもある。日々何気なしに見ているが、自然の風景が毎日変わり、目と心を和ませてくれる。そして冬の夜空はにぎやかだ。星々が競い合うように輝く。北の空を見上げながら、宮沢賢治が作った「星めぐりの歌」を口ずさんでみる。「大ぐまのあしをきたに 五つのばしたところ/小熊のひたいの うへは そらのめぐりの めあて-」。空の巡りの目当てとなるのは北極星。古来、地上の巡りでもしるべとなって、人々を目的地へと導いてくれた。冷たい空気を吸い込むと眠気が吹き飛ぶ。心を癒やすにはちょっと寒いが、冬を歩きながら空を見上げれば気持ちが和んでくる。この自然に向かいながら感謝を込めて乾杯したくなる。
12月20日(日)快晴 12℃
バラマキ補正予算の典型 - 低年金受給者への三万円給付
今日は朝からお日ひさまが注ぎ込み、暖かい一日であった。雪が全然ないのはうれしいが、ちょっぴり物足りなさも感じる。各地のスキー場もオープンできず雪乞い状態でありまさしく今年は暖冬の気配である。ニュースでは2015年度補正予算案について報じている。その中で低年金受給者への三万円給付の件は何か腑に落ちない。まさしく「バラマキ」予算の典型である。その他、補正予算案は、農家の補助金拡充など環太平洋連携協定(TPP)の対策費や、東日本大震災の復興財源の上積みなどを含み、歳出規模は3 兆3213億円である。財源は2014年度予算の使い残しなどで賄い、新規の国債発行(借金)に頼ってはいないと自慢そうに言っている。その中での問題は、低所得の年金受給者の約1100万人に一律三万円の給付金を配ることだ。安倍首相が掲げる「一億総活躍社会の実現」の緊急対策に盛り込まれ、首相の「アベノミクスの賃上げの恩恵が行き届きにくい世帯の支援を」との指示で決まった。だが、ちょっと待ってほしい。そのアベノミクスの恩恵を受けた人がどれだけいるのだろうか。働く人の70%を占める中小企業の従業員は恩恵を受けたのか。年金すら受け取っていない無業の人や低賃金の非正規労働者は、なぜ給付の対象にならないのか。「高齢者を優遇しすぎではないか」「選挙目当てのバラマキだ」との批判があちらこちらで聞こえてくる。来夏の参院選前後のタイミングに投票率が相対的に高い高齢者だけに三万円もの現金を配れば、選挙対策と受け取るのが普通ではないか。それを堂々と指示するのだから、感覚がマヒしているか驕りがあるかである。一方で、来年度から子供一人当たり三千円の子育て給付金を打ち切ることが決まった。消費税増税の負担軽減策として昨年度から始まったが、軽減税率の財源確保の一環として廃止する。「一億総活躍社会」といいながら子育て支援は打ち切り、高齢者支援には三千億円強もの現金を配るというのでは看板倒れも甚だしい。まさしく、ただの選挙至上主義である。国の予算を選挙目当てに使ってしまうといったモラルや財政規律の欠如が、この国を滅ぼすのではないだろうか。
12月19日(土)曇り/晴れ 7℃
「からすみ」- 濃厚な味わいに感激!
ドラマ「下町ロケット」は、技術と情熱で難プロジェクトに挑む町工場を描いている。印象的なシーンがあった。二つの部品の研磨面を顕微鏡で見比べている。機械仕上げは光が乱反射し、手作業は鏡のように滑らか。「熟練工は1000分の1ミリを肌感覚で迫る」。驚く大企業の幹部に町工場の社長が胸を張って語っている。技術立国・日本を支えるのは、中小企業だ。機械の高性能化は目覚ましい。だが神業とも言える技術を持つ熟練工がいてこそ革新が進んできた。そんな存在が、ロボットと交代を余儀なくされる時代が到来してきているらしい。野村総研が、10~20年後に日本の労働人口の49%が機械や人工知能で置き換えられるとの推計を公表した。工員、スーパー店員、銀行窓口係、建設作業員、タクシー運転者、給食調理人…。100職種に及んでいる。創造性や対話力などが求められる職業は代替が難しいという。しかし感性やひらめきなど数字や理論では説明できない世界はある。熟練工のような能力が必要だし、社会構造が変われば新たな仕事も生まれる。要は自身の革新も必要であり、常に進化する意気込みを持たねばと思っている。そんな中、今日は野菜つくり仲間との忘年会。絶品の「からすみ」を大根とネギで包みながらおいしくいただく。お酒の力も借りながら勢いがつき、お互いに「年を重ねるごとに熟練の域に入ろう」と勇ましく語ってはいるものの。。。
12月17日(木)曇り/晴れ 9℃
おせち - 我が家も準備を開始しました!
お餅や正月飾り、年賀状などのコーナーが店頭で目立つようになってきた。年越し準備をせかされているような気分になってくる。この季節は年中行事や伝統食への意識も高まってくる。2013年にユネスコ無形文化遺産になった「和食」で、その代表的な料理といえば「おせち」が思い浮かぶ。この「おせち」を調べてみると、神にお供えをする「御節供(おせちく)」の略で、もともとは季節の節目ごとに食べたのがおせち。最も重要な正月の行事食として残ったとされる。「海の幸、山の幸の中からおめでたい呼び名の語呂合わせ、さらに色取り、冬を無事に過ごす力を得るための効果などを考えて作られている」とのことである。江戸では、ごまめ、数の子、黒豆は欠かせなかったという。また、ある食品メーカの調査では「好きなおせち料理」の1位はお雑煮。続いて黒豆、栗きんとんの順になる。8割がおせちを食べたと回答し、縁起物としての思いが伝統としての残っているようである。我が家もパートナーが雑煮の具や黒豆、小豆、鮭、昆布等の準備を始めているが、基本的には悠々ファームの野菜中心の食材がほとんである。おせち等の食品と言えば今の時期、軽減税率の食品と外食の線引きがややこしく論議をよんでいる。社会保障の充実と財政健全化を図るための消費増税であるが、軽減税率導入に必要な財源1兆円をどう確保するのか。選挙や目先だけの損得だけしか考えていない軽減税率論議の担保無き見切り決着は結局、我々、国民にツケに回ってくるのではあるが。。。。
12月16日(水)曇り 11℃
忠臣蔵 - 「討ち入りそば」の手打ちに集り蕎麦をいただく
主君の恨みを晴らそうと赤穂浪士が吉良上野介邸討ち入りを遂げたのは、元禄15年12月14日。師走のこの季節、時代劇と言えば何といっても”忠臣蔵”である。一行は出立前、茶屋に出向き験を担いでそばを食べたという。「打(うつ)の縁切(きる)のゑんにて義士はそば」。と江戸時代の川柳にある。仕事の関係上、天童市にお邪魔する機会が最近多い。ここに来れば、昼食はなんといっても蕎麦である。地元の方に蕎麦のおいしいところを聞いたところ、天童温泉街にある「手打ち水車生そば」を勧めてくれた。昔ながらの水車の原理を利用し、丹念にそば粉を作り、蕎麦本来の持ち味を生かした江戸時代(文久元年創業)の庶民蕎麦を実現した蕎麦粉だけの純粋な生蕎麦だそうだ。お昼近くに行ったところ、もうすでに待ち行列である。並びながら、隣の蕎麦通の人に聞いたところ、実はこの店は”元祖鳥中華”が絶品だという。蕎麦にしようか中華にしようかと迷ったあげく、お勧めの鳥中華をいただくこととした。テーブルにつくと、半数近くの人は鳥中華を注文している。早速、スープをいただく。なるほど何とも言えないおいしい味である。やわらかで味のしみ込んだ鶏肉にコクのある醤油スープにコリコリした太麺のバランスが微妙にマッチして食べごたえがある。胃袋のない私であるが、ゆっくりと麺を噛みしめながら、おいしくいただくことができて幸せである。忠臣蔵から数えて300年余りたつが、最近では、この日にちなんで「討ち入りそば」の手打ちに集り蕎麦をいただく有志が増えてきたとのこと。今年も残りわずか。忠臣蔵にあやかり、理不尽に決まったこと、許せなかった事件等を振り返りながら、そばを食べるのも風情があっていいかもしれない。
12月14日(月)曇り 10℃
陶芸に魅せられて - 人と土の匂いがする
都会や街中に住んでいると、仕事や生活する中で、土を踏まずに一日が成り立つ。農林業や土木建設業の人は別として、土と交わることなく生活する人は多いのではないだろうか。我が家のまわりの農道やあぜ道は土だらけで、モグラの穴が出没している様子もすぐわかる。しかし、便利さが優先され、土の大切さなど忘れかけており、土の多い川崎の地に暮らしていてさえ、こうである。こんな中、ある縁で知り合った隣の村田町に住んでいる陶芸家Fさんのお宅へお邪魔した。山道の細長い土の道路を延々と上がり、7世帯が住んでいる集落である。失礼だが、さびれかけたお住まいではあるが、囲炉裏生活の中で土と向き合い、黙々と自分の無限に挑戦しつつ五感を使い作品を仕上げていく姿勢に感銘を受けたのと同時に驚きでもある。仙台を引き払い、村田町の山奥に住んで8年、陶芸、絵画、墨絵等を嗜みながら自由奔放に自分を信じて楽しみながら生活している。薪で焚いた窯で仕上げた陶器には何か魂が乗り移っているような気がする。この地に立っていると人間の原点に返ったような思いがする。人と土の匂いがする。歴史を紐退いてみると、土を顧みない文明は衰退していった。特に今の農地から育った植物は巨大かんがい施設、品種改良と機械、化学肥料、農薬の使用で収量を増やしたものの、土壌に過度の負担をかけている現代も、同じ道を歩んでいるのではないかと思う。土に息づく億を超える微生物に助けられ、植物は育つものだという。グローバル化で経済優先に拍車が掛かる昨今。自然のしっぺ返しの大きさを、頭に入れておいた方がいいのではないか。<人間は土から生まれた物を食べている、土の生きものなのである>。
12月12日(土)快晴 11℃
青い空 - 元気薬で何か良いことがありそう!
天気予報欄みると今日は晴れマークで埋まっている。気持ちの良い朝である。そんな中、食事中に携帯のベルが鳴る。こんなに早く誰だろうと思いながら出てみると、TBCラジオ「アーリーバード」(毎土:7:00~9:30)からプレゼントが当選しましたので、”村田道の駅”まで取りにきてくださいとのこと。そういえば、いつもの投稿と一緒にプレゼント応募したなあと思い出した。そしてラジオでタイミング良く、TBC渡辺アナの歯切れの良い語り口で、今日投稿した内容を紹介している。(我が家のイルミネーションの話)思わずニンマリと。。。。今日の運勢でもみずがめ座が最高によいとのアナウンスで、これも思わずニンマリと。。。。 今日は何かいいことがありそうだなあと思いながら、先日のファーム作業で腰を痛めたため、せっせとパートナー主導で我が家の庭の桜の木にイルミネーションの飾りつけ(ソーラー&LEDのエコ照明)を行う。そして午後からは、”村田道の駅”へ出かけ、プレゼントを受け取る。ちょうど”おさけのうつわ展”を開催しており、プレゼントは”ぐい飲みのおちょこ”であった。まさしく青い空は元気薬でもあり、このぐい飲みでおいしいお酒をいただこうと思っている。
12月11日(金)雨 9℃
軽減税率論議 - 国民を見ず選挙目当ての政策が丸見え!
財布は年々厚みを増している。けれども、暮らしは楽にならない。買い物のたびに実感するが、たまるのは種々のポイントカードばかりである。肝心のお札の枚数は一向に増えない。私の財布の中には10枚近くのカードがある。パートナーは財布とは別にカード専用ケースを持ち歩く。百貨店、スーパー、コンビニ、家電店…と行く先々のレジで自然と差し出す習慣になってきている。カードと言えば、かつてはクレジットカードが主流。社会的な信用の証しだった。それがいつしか広範な顧客囲い込み戦術に利用され、多種多様なカードが出回っている。便利なようで、釈然としない面もあるが、ついつい。。。多くの消費者にとって、カードの利用は生活防衛策。ささやかであっても出費を削りたいとも思ったりもする。歳末商戦たけなわの季節であり、ボーナスはすでに昔の話であり、年金生活の我が家の寒風が身に染みてくる。同じカードでも、暮らしを一気に好転させる“切り札”があればいいが。。。国の来年度予算編成作業も大詰め。軽減税率の件も庶民の方向を向いていない議論で、与党内駆け引き、すなわち来年の選挙目当てのポイント稼ぎに走っている。そもそも永田町から庶民の暮らしは見えているのだろうか。安倍晋三首相らに一度問い掛けてみたい。「ポイントカードはお持ちですか」と。。。
12月10日(木)晴 7℃
COP21真っ最中に出た「赤色」警報 ー 中国経済成長の裏返し!
テレビリポーターがマスクを着けている。背景の街並みが灰色にかすんでいる。最初は演出かと想像したが、街行く人たちもみんなマスク姿である。スモッグがあまりにひどい。中国北京市で最も深刻な大気汚染が予想される「赤色」警報が発令された。2013年の運用以来初のことで、車両の通行が制限され学校も休校になった。折しもパリでは地球温暖化防止の国際会議・COP21が開かれている。世界の平均気温の上昇を2度以内に抑えるため、温室効果ガス排出の削減について協議している。ただ各国が提出した削減目標では、もし達成できても気温は3度前後上昇してしまう。それほど事態は切迫しており、今回は先進国だけでなく発展途上国にも削減を義務づける。そのカギを握るのが二酸化炭素(CO2)の三大排出国である中国、米国、インドだ。特に世界第2の経済大国となった中国は削減目標を早々と表明し積極性をアピールした。国内総生産当たりのCO2排出量を2005年比で60〜65%減らす、一次エネルギーにおける非化石燃料の割合を約20%に増加するなど4項目の目標を掲げた。意気揚々と臨んだCOP21真っ最中に出た「赤色」警報。何ともタイミングが悪い。まさしくレッドカードが出されたようでもある。以前に日本も高度成長経済の引き換えとして光化学スモックをはじめ環境汚染を引き起こした。まさしく今の中国の姿でもある。経済優先は生物や人、地球をも破壊する前例を中国は学んでほしいと思う。手前味噌ではあるが、この蔵王連峰の澄み切った青空の素晴らしさを分けてあげたい気がする。
12月9日(水)快晴 8℃
Jazz喫茶「ベイシー」 - 無器用だからぶれない!
青空が澄み渡り冬晴れの中、ファーム作業を終えて、夕方近く、仙台駅前のホテルで開催された講演会へ出かけた。「地域発ヒット商品で実現する地域創生」と題して商品ジャーナリスト北村森氏の話である。「新たに作るのではなく発掘する方向にこそ商機がある/強い街=強いブランド力」なるほどと思ったが、私が以前から考えてきた方向性とはあっているなあと感じている。そんな中、思いがけず、Jazzの友人と出会い、一関市地主町のジャズ喫茶ベイシーの話となる。ベイシーは今年、開店45周年を迎え、今でも全国から音楽、オーディオマニアが訪れる「聖地」でもある。連休ともなれば、訪問を念願していた中高年らで席はいっぱいになる。多くの人々を引きつける魅力は何か。アナログ特有の温かみが見直されてレコード人気が再燃し、定年後にオーディオ熱がぶり返したシニア層も多いらしい。「年を取った分、楽をしたいが、昔より忙しい」と語る名物店主の菅原正二さん(73)は今も現役で活躍中である。店名の由来であるカウント・ベイシーが1960年前後に残した全24作品をリマスターして今秋発売し、監修を手掛けたとか。連日徹夜してレコードを聴き直し、絶対「しょぼい音は出せない。期待に応えるように、レベルをキープするのは大変」「俺は無器用だからぶれない。時代が回り回ってきた」。さすがである。近く訪問してみたいと思う。
12月8日(火)晴れ 7℃
白熱電球と蛍光灯 - 2020年度をめどに原則禁止!
普段の照明として何気なしに蛍光灯を使っているが、その蛍光灯がなくなる? エネルギー消費が多いとして国は白熱電球と蛍光灯の生産を2020年度をめどに原則禁止にするという。「LEDへの転換を図る」こんなニュースが流れてきた。業界には商機到来かもしれない。5年後だから慌てる必要は全くないが、業界は黙ってはいられず、そういう流れの中、商戦が始まりだした。普及と共にLED価格も下がり始めたが、蛍光灯の安い価格にはまだまだ及ばない。エジソンが発明した白熱電球、1930年代に登場した蛍光灯。日本では白熱電球の製造は減少しており、次第に脱蛍光灯化も進んでいるらしい。省エネで長寿命のLED。このLEDに関する川柳の句も多い。「LED絶対見てやる切れるとこ」(シルバー川柳)。長寿命は人の“対抗心”もかきたてているかもしれない。省エネ照明といえば以前に有機ELの話題もでていた。面発光の特長を持ち、ショーケースや美容メーク用、医療用など実用化が進むが、課題はLEDより高い価格である。それはともかく蛍光灯もあと5年の命である。家電の進化の波の激しさを、天井の蛍光灯を見上げながらあらためて思う。
12月7日(月)晴れ 8℃
秘蔵の銘酒「十四代」- 寒さが人・お酒・食べ物のうまさを凝縮!
月めくりのカレンダーは残り1枚である。北風が身にしみる師走だが、寒さが育む美味もある。まずはお酒に干し柿に塩引き。。。。凍えそうな環境が「うまみ」をぎゅっと凝縮するのだろうか。ネギやハクサイやダイコンも「寒さに負けまい」といっそう甘くなる。田園を吹き抜ける寒風がうまさの秘訣かもしれない。やっと最近、体調もよくなり、本物のうまさがわかってきたような気がする。寒さが人も食物も味わいを醸成するのだなあと。。。そんな中、会社関連の仲間6人で忘年会が早速始まった。仙台市内の街中は地下鉄東西線開業(12/6)、光のページェントもはじまりクリスマスモードに突入したかのように色とりどりの電球であふれている。先日の越後村上での大洋盛の原酒のうまさに驚いたが、今回は秘蔵の銘酒「十四代」(山形県村山市高木酒造)が登場した。早速、酒蔵での限定酒の封をあけると、醸成された香りが周りに漂う。私自身、日本酒に詳しくはないが、通の間では東の「十四代」、西の「獺祭(だっさい)」(山口:旭酒造)といわれている。仲間6人でおいしく飲み干し、本当にごちそうさまでしたの心境である。なかなか手に入らないお酒で、記念にと空き瓶をいただき、我が家でも活用したいと思う。そしてお酒と同様に話も弾む。熟年を重ね、豊かな経験や知識をいかし何か社会に貢献したい、ボランテイアもしたいと、何か楽しそうに話す。こうしたパワーを何とか活かせる場はないものかと考えてみたいと思う。
12月6日(日)晴れ/曇り 7℃
収穫祭 - 天地の恵みと仲間の笑顔に感謝!
今朝は昨夜の風雨もおさまり、お日さまが顔を出しはじめている。今日は今年の天地の恵みに感謝する「野菜大好きクラブ」の収穫祭である。10時開始とは言え、朝早くからパートナーと準備を開始した。お天気に恵まれそうで、餅つき用の杵と臼等に準備にとりかかるが、何かしら心の高鳴りを覚える。年に数回しか使わないが、臼をみると、お正月がもうすぐだなあとしみじみ思う。こうして身近な山や田畑の恵みに感謝しつつ、豪華でなくとも新鮮で滋味に富むことは改めて素晴らしいことだと思う。いわゆる地産地消を実践、奨励しながら仲間と情報交換し、成果と反省を交えながら気持ちよくいただけることが、とにかくうれしい。先日の越後村上の旅行でも旬の海川の魚をいただいたように、地域の旬や鮮度こそが一番であると思う。青空がのぞき始めた頃、焼き芋のダッチオーブンを薪で燃やしながら、炭を上下に入れて遠赤外線方式で焼き始める。そして、お餅用の餅米を蒸かし、臼の中に入れて杵で押しつぶす。もち米特有の香ばしい湯気が周りにたちこめている。次々と仲間が集まり合計13人となった。所用で2組(4人)は参加できなかったがお互いに役割分担をきめて陽射しを受けながら、楽しく作業を開始した。昔から使った道具で機械化されたものとは違う手触りの感触を味わい、新鮮味を覚える。皆でおいしくいただきながら、談笑を繰り返す。そして最後の締めはS女史の「腹話術」が始まる。この芸を磨いて8年。ボランテイア活動を通して、多くの人々に笑顔と希望を与え続けている。いっぱいの「ごちそう」と「笑顔」。そして「勇気」をもらった一日であった。来年もこころひとつにして「野菜大好きクラブ」を続けられたならいいなあ。。。。
12月5日(土)曇り 8℃
鍋料理のルーツ - 縄文時代にも収穫祭を開催したのでは?
師走とともに冷え込みがきつくなった。時々みぞれまじりの小雨が降り注ぐ。だんだん寒くなってきた。こんな中、朝から知人宅へ野菜の届け出しながら、明日の収穫祭の買い出しへと出かける。スーパーの中では鍋料理の具セットが並んでいる。これからの季節は鍋物からほかほかと立ち上る湯気で、なんか心も体も温めてくれる。鍋料理のルーツを調べてみると縄文時代という。森の若芽や木の実・球根それにイノシシやシカなどの小動物の肉、そして川や海の魚貝類をごった煮する容器として、縄文土器は発展したという。数千年以上も前から、人々は鍋を囲んでいたのだろうか。食材は煮ることで柔らかくなり、栄養も汁に溶け出す。縄文人は、その日得られた食材を使い、バラエティー豊かな鍋を楽しんでいたのかもしれない。鍋の具は自由自在。その土地でとれたものを使うわけだから、鍋料理の多様さもうなずける。東北地方だけでも秋田のきりたんぽ、しょっつる、岩手、青森のせんべい汁、ひっつみ、宮城、山形の芋の子汁も立派な鍋料理だ。鍋料理の特徴は大勢で囲みながら食べること。ひょっとすると、個人行動を嫌う日本人の行動様式につながっているかもしれない。明日の収穫祭でも芋の子汁をつくる。そして恒例の餅つきも行う。今年の収穫の締めとして野菜仲間と鍋を囲み、この一年を振り返りたいと思う。
12月4日(金)曇り 7℃
心のゆとり - 『閉』ボタンを押さない!
エレベーターに乗ると必ず思い出す苦い経験がある。先日、ある社長さんとお話をしていると「心のゆとり」について語り始めた。朝の通勤時、駅員が「おはようございます」と声をかけるが、大半の乗客は無表情で通り過ぎる。通勤ルートで、ちょっと寄り道すれば公園があり、季節の花を楽しめるのに、毎日同じ道を往復する。そのほか日常のいくつかの例を挙げながら、少しだけ「ゆとり」を持つことで日常の光景が変わるという自説を語っておられた。そのための“訓練”として「エレベーターに乗っても絶対に『閉』ボタンを押さない。その数秒間がゆとりの気持ちを育む」と教えてくれた。その話を聞き、自らも実践しようと心に決めた。そのお客さんを見送りするため、談笑しながらエレベーターに乗り込んだ瞬間、「閉」ボタンを押していた。ぜんぜん学習効果がなく、こころにゆとりのない証拠なのだろうと反省しきりである。なるべく、人とお会いするときや会社で会う人々にあいさつを返し、週に何回かは寄り道をしたり、本屋をのぞいたり、公園に寄り道したりする。エレベーターでは行き先階しか押さず、「閉」を押さないようにしている。やはり、ゆっくりと急がず、ユックリズムのこころで過ごせば、日常の変化がみえてくるかもしれない。さまざまな場面で気軽にあいさつを交わせるようになり、寄り道を楽しむようになった。でも長年の習慣かもしれないが、エレベーターでは「閉」を時々押してしまう習性がどうも抜け出さないでいる。
12月3日(木)曇り 10℃
コタツとミカン - 家庭から姿を消しつつある!
今日の天気予報では雨の確率60%とのことで、家の中の作業と思っていたが、思いがけず晴れ間ものぞき、急遽予定を変更してファームにて”大根、カブ、白菜”を収穫し知人・友人宅へ届けることとした。なんか時間がとれてラッキーな一日であった。今年の野菜は出来は良く、みずみずしく、多くの友人に喜ばれている。12月3日は「みかんの日」。昔はテレビの前でミカンを頬張りながらのこたつで団らんの日を過ごしたものだ。日本の冬の代表的な暖房器具こたつは近年、家庭から姿を消しつつある。部屋の洋風化の影響か、生産台数は1990年代の1割程度に落ち込んでいるという。お供のミカンも生産量、消費量が最盛期の25%程度とか。グレープフルーツ、オレジなどの外国産柑橘(かんきつ)類に押され、栽培農家自体が減っている。ひょっとしたら“相棒”コタツの減少とも関係しているのではないかと…と考える。「コタツとミカン」は遠い話でも、ミカンは風邪予防につながるビタミンCが豊富で、冬に食べることは理にかなっている。また抗酸化力が強く、美容やがん予防効果に注目が集まる成分は海外フルーツの数十倍。「むくのが面倒くさい」と疎まれる房の白いスジには、血管を元気にする働きを期待できる成分が実の50倍含まれているのだとか。コタツでのんびりミカンを食べたいところだが、我が家もすっかり自宅居間は洋間となり、昔の面影はなくなってきているが、おいしいミカンはたくさんいただきたいと思う。
12月2日(水)晴れ/曇り 10℃
りんご・焼きいも - 冬の美味しさの代名詞!
先日、村上市内で消雪パイプが勢いよく水を噴き上げていた。間もなく冬本番を迎える点検なのだろう。家や庭木の雪囲い、干し柿や漬物作り...。こうした冬支度に追われる風景をよく見かけるようになってきた。そしてリンゴがおいしい季節である。美容と健康に良いとされるリンゴ本来の効能を見てみると、コレステロール値を下げ、高血圧の予防にも。ダイエットの効果もあると言われれている。私にとってば便秘解消や疲労回復によく、毎日食べている。リンゴが旬を迎えている。今年も鮮やかに色づき、産直やスーパーに並ぶ。果樹栽培の中で最も手が掛かる果物だとも聞く。英国のことわざに〈1日1個のリンゴは医者を遠ざける〉とある。そして焼きいものおいしい季節でもある。最近は石焼きいもの車にあまり出会わなくなったが、昔はよく、熱々のいもをほおばるのを楽しみにしていた。焼きいもは、やはり寒気が似合うような気がする。サツマイモの原産地は中南米だが、日本へは中国から琉球を経て鹿児島に伝えられた。江戸で焼きいもが名物になるのは江戸時代後期らしい。りんご、焼きいも共に日本の冬のおいしさの代名詞になってきた。今度6日(日)の収穫祭の楽しみが増えてきて待ち遠しい。
12月1日(火)晴れ/曇り 11℃
師走 - 「まだ1カ月ある」/「もう1カ月しかない」!
残すところ1カ月。重大ニュース、流行語、ヒット商品など「今年の」を枕ことばに1年を振り返る企画も相次ぎ、歳末ムードが一気に高まってきた。「クリスマスの夜は忙しくて触れ合えないから早めに来たよ」。しゃれた言葉とともにフィンランドから“公認サンタ”がやってきた。12月24日まで滞在し、各地で交流を深めるという。『本物』を目の当たりにして子どもたちも喜ぶだろう。私も一度は会ってプレゼントをもらいたいものである。そして、1等・前後賞合わせて10億円という史上最高額賞金の「年末ジャンボ宝くじ」が発売された。“夢”の成否を決める抽せんは12月31日に行われる。大晦日といえばNHKの「紅白歌合戦」もあるし、そのほかどんな企画ものがあるのかも気になる。師走12月は日常業務に加え越年準備が重なるこの時期は、先生も1年で最も忙しくなる。今年も年末年始を笑顔で迎えられるようきちんと準備はしたいと思っているが。。。。そんな中、仕事の関係で仙台駅付近へ出かけた。夕方の街並みは、もうすっかりクリスマスモードに入り、イルミネーションもキラキラと輝いている。「まだ1カ月ある」。「もう1カ月しかない」。思いはいろいろと解釈できるが、今の私は焦ることなく、年内にクリアすべき業務を一つ一つハードルを乗り越え、健康で過ごすことが一番であると自分に言い聞かせている。