■2024 活動日誌1月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2024年1月15日 曇り/晴れ
プロの仕事を誇らしく思う!
能登半島地震の被災地に雪が降っている。余震も続き、捜索、支援活動は厳しさを増している。道路は土砂崩れや亀裂で分断され、復旧は見通せない。そうした中で、90代女性の奇跡的な救出を伝えていた。消防や警察など危険な作業を担う人たちの「プロの仕事」が命を救った。羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突した事故でもプロの仕事があった。炎上する映像は衝撃的で、乗客乗員379人全員が脱出できたことが信じられない。海外メディアから「奇跡」と称されたが、そこには客室乗務員(CA)の冷静な対応があった。動揺する乗客に声をかけ、安全に避難できる非常口を確認。機内に煙が広がる中で機長とは通信できず、自らの判断で脱出シューターを下ろしたという。まさに、CAによるプロの仕事だった。人の命に関わる業務に従事する人は日ごろから訓練を積んでいる。緊急時に備えたマニュアルもあり、確実に対応できるのが「当たり前」でなければならない。それでこそプロフェッショナルといえるのだろうが、現実はそう簡単ではない。当たり前にできるプロの仕事が人を助け、社会を支えている日本を誇らしく思う。
2024年1月8日 曇り
元旦の朝の空のまぶしさが、震災に変わってしまった!
作家の伊集院静さんが元日の天気について書いている。「元日の朝の空が、まぶしい青空である印象が強いのは、なぜだろうか」。少年の頃を思い起こすと、仰ぎ見た空は青く透き通っていて吸い込まれそうな気がしたという。元日といっても冬の一日にすぎない。冷たい雨や風雪で荒れた日もあったはずだが、青空として記憶される。それは人の心に「新年」に対する特別な思いがあるからだろう。そんな中、元旦PM4:10能登半島地震が発生し、今日で7日目。M7.6,最大震度7の爪痕が救助活動を阻んでいる。犠牲者は129人を超え、さらに増加している。寒の入りを迎え、寒さも厳しさを増している。温かい食べ物やお風呂にいれてあげたい。地震発生直後、津波警報を伝えるニュースで女性アナウンサーが「今すぐ逃げて」と連呼していた。あの大声が、石川県のどれくらいの人に届いたかは分からない。でも、心に刻んだ人はきっといる。だから、仮に同じような災害が起きた時、あの声がよみがえり、迅速な避難に結びつく可能性はある。結果はすぐに出なくても、いつか実を結ぶ。「仕事」や「努力」って、きっとそういうものではないか。一人でできることは限られるからこそ、一人一人が目の前の役割に力を尽くしたい。被災者に寄り添う姿勢は大事だが、感受性が強く、自分まで疲弊してしまう人がいる。「共感疲労」という。寄り添う心を大切にしながらも気分転換に努め、心身の健康を保つ。被災地から遠く離れた私たちに与えられた仕事と思う。