2019活動日誌1月
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2019年1月29日 晴れ 11℃(東京)
昔の面影を忍びながらの東京ブラリ旅も楽し!
駅の構内、電車の中、飲食店など。今日、ミニ旅行先の東京都内で目に付いたのは、マスクをつけた人の姿だった。体調が優れない人もいれば、予防のための人もいただろう。この季節、人混みを避けた方がいいと思いながら、JAZZ生演奏を聴くためには出掛けないわけにはいかない。インフルエンザが全国で猛威を振るっている。厚生労働省によると、20日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者は1医療機関当たり53.91人と、昨冬の過去最多に次ぐ多さ。秋田の特別養護老人ホームで死者が出るなど、各地の病院や施設で集団感染が発生。東京の中目黒では感染者が線路に落ちて電車にはねられる事故も起きた。これから私立大入試や国公立大2次試験など、本格的な受験シーズンを迎える。勉強もさることながら、実力を発揮するにはインフルエンザ予防にも万全を期してほしい。私などは昔、かつて風邪をひいていても、職場の先輩から「アルコール消毒で治る」と酒に誘われたものだが、今の時代は荒療治は控えた方がいい。でも風邪にも負けず、品川⇒渋谷⇒吉祥寺⇒新宿と、昔、現役サラリーマン時代に遊んで歩いた地を元気よく、懐かしさも手伝って思いに更けながら歩く東京も楽しいものである。この東京ミニ旅は小さな旅コーナーで改めて紹介したいと思う。
品川NTT本社⇒渋谷ストリーム⇒井の頭線:浜田山(社宅)⇒井の頭公園⇒吉祥寺⇒新宿(落語:末廣亭、JAZZ演奏会:新宿PIT INN)⇒東京ブラリ旅で元気をもらいました。
2019年1月27日 小雪/晴れ 4℃
60歳からの川柳と手前噌つくり!
サラリーマン川柳は世相を反映し面白い。そしてその先輩である全国老人福祉施設協議会に寄せられた「60歳からの川柳」がもっと面白い。私も思わず納得してしまった。老いの嘆きを笑いに変える。〈半端ない 歯がない毛がない 記憶ない〉。いろいろ抜けたって、まあいいではないか。そして〈切りがない むかし残業 いま残尿〉。キレがないのはつらいでしょうね。みなさん似た苦労があるようで〈名所より トイレのチェック バスの旅〉。さらに〈老人会 呑(の)んで騒いで シメ薬〉。騒ぐ体力があるなら、まだまだいけると思う。元気度の確認にもさまざまあって〈寝てる妻 跨(また)いで越せた まだ若い〉。山のごとき妻なのだろうか。女性も負けてはいない。〈夫より ネットのほうが 役にたつ〉。こう言われたら立つ瀬がない。〈妻が言う 立派な人ほど 早く逝く〉。言い合えるむつまじさがあるのだろう、おそらく。とはいえ〈退職金 出た翌月に 妻が去る〉というのもあるので用心用心。各秀作を見ると、憂い過ぎずにカラッといくのがいいようだ。〈天気いい 体調いいから 病院へ〉といった具合である。92歳の方からの一句はこれ。〈あの世へも 方向音痴で また行けず〉。それなら方向音痴も悪くない。こうした川柳を見ると、人生の先輩方に救われるような気がする。今日はまさしく、シルバー世代の笑いに救われた「手前味噌作り」の一日であった。昨年の6人のメンバが集合し、昨年の味噌つくりの学習効果もバッチリで、手の動きよりも口の動きが活発なシルバー世代で、まさしく笑いの渦に満ちた日でもあり、これでストレスも解消!!! そして最後には、来年の味噌増量予約も済ませて帰りました。
2019年1月24日 小雪/晴れ 2℃
ポイントカードの扱いには気を付けて!
最近、買い物するたびに「ポイントが付きますよ」と声をかけられる。店員にカード所持の有無を尋ねられてこう言われたら、何の躊躇もせずに出している。そのためか財布は膨らみ続けている。コンビニや本屋、ガソリンスタンドなど―。気が付けば、あたりまえのように頻繁にポイントカードを提示している。まさか、自分の買い物履歴が知らないところに流れているとは思いもしない。まして捜査当局に提供されるなど、誰だって想像しないだろう。私生活の情報が筒抜けの、まるでパニック映画やドラマになってしまう。そのまさかが、現実世界で起きている。しかもフィクションよりもずっと薄気味悪い。「Tカード」を展開する会社が会員情報のほか、購入履歴などを裁判所の令状なしに捜査当局に提供していることが明らかになった。必要に応じ、捜査機関が個人のレンタル商品名なども入手、保存していたというからぞっとする。個人情報がこんな扱われ方をされるとは、会員規約にはないのにだ。犯罪捜査に活用するのが目的かもしれないが、プライバシーに踏み込む人権侵害になりかねない。「個人情報の保護」が叫ばれる世にあり、情報提供した側にも危機意識がなかったのだろうか。考えてみれば、他のカードでも容易に起こる可能性がある。それでも奇妙なことに、憤りの声を上げる利用者は少ない。利便性の高さと引き換えに、自らプライバシーを開示している日常に無感覚になってはいないか。自分を守るのは自分でもあると再認識している今日この頃である。
2019年1月22日 晴れ 4℃
麹(発酵食品)の免疫力UP効果は抜群である!
雪の少ない冬。自転車乗りも道路が乾燥状態で楽である。でも頬に受ける風は冷たく春が待ち遠しい。来月3日の節分を前に、スーパーやコンビニなどで恵方巻きの予約の看板が目立つようになってきた。恵方巻きは関西地方が発祥とも言われ、全国に広がったのは最近のこと。年ごとに決まった方角を向き、願い事をしながら無言でかぶりつく。「縁を切らないように」と、丸ごと一気に食べるのが作法とされているが、私にとっては、なじみもなく、なぜ流行するのか不思議である。七福神にちなみ7種類の具材を入れるのが一般的だが、チラシの写真を見ると、ブランド牛肉や豪華海産物を巻いた一品が登場するなど商戦は拡大する一方である。今年は、農林水産省が需要に見合った販売要請をしたことでも注目を集めている。刺し身などの生ものが入るため、どうしても日持ちしない。しかし、店によっては売り切れる事態を避けようと、多めに用意する傾向にある。売れ残りの具材や商品の廃棄が食品ロスになると問題視されている。そして話を聞くと、クリスマス時季のケーキやチキンなどとともに、ここ数年で話題になっているのは従業員らに課せられるという過剰な「恵方巻きノルマ」だという。加熱する商戦や競争が目立ち、何のためのイベントなのかをもう一度考えてほしいと思う。こんなことを考えながら、このブームをよそに、昔ながらの麹屋さんを訪れ、甘酒をいただく。知人の米国人も味噌をはじめとした日本食にほれ込んでいる。手づくり・手触りの感じられる日本文化の原点の大切さを教えてくれているような気がする。
2019年1月20日 晴れ 7℃
今年も梅の剪定が終わりました!
きょうは大寒。一年で最も寒いとされるが、三寒四温を繰り返していく時期でもある。日も長くなってきた。でも今年の冬は暖かく、雪もなく、まさしく暖冬である。今年も昨年と同じ時期に梅林の梅の剪定を行った(1/19)。応援にかけつけてくれた4人で、徒長した枝を切ったり、上に伸びた茎を伐採したりと約2時間、20本の梅林の散髪が完了した。梅は上に伸ばさず、なるべく横方向に伸ばし、陽当たりがよくなるように余計な枝は切り取る必要がある。今年も無事に終わり、応援してくれたメンバに感謝すると同時にホットした。そして、この時季は干し大根の季節でもあり、寒風に干されるからこそ、その先に来る暖かさがより一層染み込んできて、日々が味わい深いものになるのではないかと思う。人生が、どこか寒大根と重なって思えてきた。以前は店にも家庭にもよくあったのに、近年はあまり見かけなくなった。いつでも生野菜が手に入る時代になったのに、時折懐かしくなるから不思議なものでもある。干された物を水で戻して食べやすく切り、みそ汁や煮物などの具に使っていた。地味な料理だが、口に入れればジュワッと旨味があふれ出す。どんな味も染み込ませる食感もいい。今ほど流通が発達していなかった数十年前まで、寒大根は野菜不足の季節を乗り切る保存食である。これからも、こうした先人の知恵と食文化を大切にしていきたいと思う。
2019年1月17日 曇り/小雪 5℃
阪神淡路大震災24年を迎えて
阪神大震災が起きた1月17日。24年前、私は仙台始発の新幹線(6:05)で東京へ向かう途中にこの出来事を知った。これをきっかけに災害時での相互応援・支援の輪が芽生えてきたような気がする。日本の「ボランティア元年」と呼ばれて24年。きょう17日から21日まで「防災とボランティア週間」である。災害に負けない助け合い精神が定着してきた。その代表格が大分県の尾畠春夫さんではないだろうか。「スーパーボランティア」とも呼ばれた。昨年は豪雨や台風、地震が相次いだ。そして流行語大賞でトップテンにも選ばれた。当事者である尾畠春夫さんは「当たり前のことをしただけ」と受賞を辞退した。その心意気がまさに「スーパー」の証しだ。ある新聞で「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉が好き―と話していたことが印象深い。これまで生かしてもらった世間への恩返しがボランティアの原点だという。「災害は忘れたころ」でなく「忘れる間もなくやって来る」日本において大事な考えとなってきているような気がする。こんな思いを浮かべながら、Tさん宅で薪割機を借用して薪割にいそしむ。家内とともに軽トラック3台分の薪を詰め込んだ。蔵王降ろしの風雪にも負けず、額に汗水を流しながらポカポカして体が暖かくなってきた。これで「来年分用の1/3程度の薪は確保できたなあ」と、なぜか安堵感と満足感で心満ちたリッチな気分になってきた。
2019年1月14日 晴れ 6℃
心を休めたいときこそ旅に出てほしい!
子供の頃、日曜日の午前中に必ず見ていたテレビ番組があった。旅客機の映像とテーマ音楽が流れてくると、条件反射のように胸が躍った。優雅なナレーションとともに、世界を飛び回るさっそうとした日本女性が映し出されていた。お茶の間にいながら未知の国を見ているようである。紀行番組「兼高かおる世界の旅」。異国の様子もさることながら、何よりもまぶしかったのが、案内役の兼高かおるさんだった。世界の著名人と臆することなく対話したかと思えば、路地や山村の人々の家をアポなしで訪ねて一緒に食事する。桁外れの行動力と上品さ。日本にこんな素敵な女性がいるのだとくぎ付けになったもの。その兼高さんの訃報が先日届いた。訪れた国は150カ国超。出掛ける前に必ずその国の習慣、タブーを聞いた。「違う」ということを認め合う。世界平和を考えるヒントも旅から得たという。世界は広いと教えてくれた兼高さんは、現代日本人を心配したメッセージも残しているのではないだろうか。働き過ぎ、忙し過ぎで日本人は疲れ切っているのではないだろうか。「日常生活から離れて心を休めたときに頭は動き出す」。どんと祭が開催されている川崎の神社で手を合わせながら、働き盛りの人たちにこそ旅に出てほしいと思うのだが。。。。
2019年1月9日 小雪/曇り 2℃
冬の夜空は輝きを増しているが。。。。
冬の夜空は輝きを増している。1等星を結んでできる大三角やダイヤモンド。青や黄、オレンジ…、星座の彩りも豊かだ。近頃、寒さに弱くなってきたせいもあるが、夜空を眺めようとする気力が薄らいできている。同じ空でも、月は孤高のイメージがある。刃物のように鋭く、ぞくっとする美をしているような気がする。今、中国は月の裏側の宇宙飛行を企てているから面白い。今年は米国のアポロ11号による人類初の月面着陸から50年の半世紀を迎えた。広大なロマンを夢見ているようで、星や月を眺め、その先に広がる宇宙を思うと、自分の小ささを実感する。でも、日常の小さなことにこそ大事なものがあると思っている矢先に、NPOの新たな業務依頼やPC故障、メール設定依頼の問い合わせの電話が鳴る。頼りにされているうちが花ではあるが、年を重ねるごとにパワーと気力が衰えてきており、面倒くさくなってきている。これではだめだと、気を取り直して対応しているが。。。。今夜は冷えそうなので、夜空を見るのはやめて、野菜の代表格・大根をおでんに入れたり、鍋料理で体も心も温めてくれるのではと思いながら、早めの晩酌と夕食で暖まりましょう。
2019年1月6日 曇り 4℃
七草・病院検査・新たな車が仲間入りしました!
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草。1月7日は、七草の節句ともいわれ、七草粥を食べる習わしがある。我が家でも早速、家族でいただいた。若菜は七草の総称で冬枯れの大地から若々しい芽を吹き出してくる野草や野菜のことでもある。七草粥の材料を摘むのが若菜摘みだ。凍てついた大地から芽生える青々とした野草や野菜には大地の神の力がこもっている。体内に取り入れることによって、巡りくる春のように若返ることができると古代の人は考えられていたらしい。まずは家族全員、今年も健康で過ごせるようにと祈る。そして今日8日は恒例の胃カメラでの検査でもある。七草を食べて、体内もきれいなことより?、検査の結果、無事OKサインが出た。ここ5年は毎年、年初めの健康チェックでもあり安堵している。帰る途中ではいつもコーヒー豆の調達先である「Cafe de Ryuban」よりスッキリ系の豆「シベリア農園」を購入した。この珈琲豆店は病院の近くにあり、いつも検査の後に立ち寄り、お祝いも兼ねてゆっくりと珈琲をいただく習慣になっている。今年もこうしていただけて幸せである。また、新たな中古車も我が家に仲間入りした。軽自動車ではあるが、ハイト系ワゴンでターボ付き(ホンダNBOXカスタムターボ4WD 2トーンカラー)のためか、普通車以上の力強さがありますので、室内も広く満足している。今年から終活の一環として小欲知足をモットーに身の回りの物(ハード系)は整理を図っていきたいと思っている。そして何事も「健康が第一」であり、四季の移り変わりが感じられる手触りのある生活を心掛けていきたいと思う。
2019年1月6日 曇り 3℃
おせち料理と立志!
日本の正月に欠かせないおせち料理。子孫繁栄を願う数の子、長寿を祈念するエビ、マメに働きマメに暮らせるよう期待を込める黒豆など、縁起の良い食べ物が彩り豊かに食卓を飾る。でも伝統的な習慣と言いつつ、食材の大半は海外からの輸入品が占めているという。今の日本の2018年度の食料自給率はカロリーベースでわずか38%程度である。ささやかではあるが、我が家はできる限り自給したものや日本国産品を使用している。低い自給率の日本において2015年度の年間食料廃棄量は2800万トン、食べ残しや賞味期限切れの食品ロスは642万トンに達する。食品ロスは国連の食糧援助量の1・8倍に匹敵、うち45%は家庭から排出されると聞けば、食べ物を粗末にできないはず。「もったいないをもう一度」をぜひ合言葉に、ぜひとも今年は食卓をもう一度見直したいと思う。そんな中、志を立てる人がいる。その立志からまだ続きがあり三十にして自立、四十にして惑わず。年相応の境地がある。いずれもそう簡単にたどりつけるものではない。その格言もどうやら七十で打ち止めだと思うが、三浦雄一郎さんは突き進んでいる。70歳、75歳、80歳と3度エベレストを制しても満足しない。冒険家の心がまたうずく。標高7千メートル近い南米の最高峰アコンカグアを今月目指す。登った後は頂上からスキーで降りてくる。86歳。骨盤を折ったことがある。心臓の手術もした。階段を10段上がっただけで息が切れた時期さえあった。それでも心は折れたりしない。「目標」が体の支えである。人と比べたってしようがない。人が稼ごうが出世しようが関係ない。あくまでも自己との闘いである。だからつまずいたって、恥なんていう意識はちっとも要らない。挑まないことこそ一番怖い。気持ちだけは見習いたいが、とにかくその貪欲さには驚いてしまう。
2019年1月2日 曇り 4℃
イノシシ年そして味噌作りの準備に追われ新年を迎えた!
「平成」最後となる年明けである。5月には皇太子さまが新天皇に即位され、新元号へと変わる。文字通り清新な1年であってほしいと願う。そして今年はイノシシの年。平成とはどんな時代だったのかと図書館で本を探していたら、あるタイトルが目に入った。「泳ぐイノシシの時代」。琵琶湖や瀬戸内海、九州の島でイノシシの被害が見つかり、泳いで渡っていることが分かった。住民らは対策に頭を悩ませている。だが「もともと平地にもいたイノシシを人間が山に追いやった」と。それが再び生息地を広げ、岸まで達すると、海や湖も越えるようになった。平成は彼らが盛んに泳ぎ始めた時代といえるかもしれない。大都市に人口が集まる一方、過疎が進む山の近くは耕作放棄地が広がる。陣地争いが日本の今をあらわしているような気もする。ところで12年に1度のえとなのに、初日から悪い話ばかりではちょっと気の毒だが。彼らも餌を求めて懸命に生きているのだろう。欧州でもイノシシは農業の敵だが、「森の友」と呼んでいるところもあるそうだ。鼻で土を掘り返すため、耕されて植物が生育しやすくなるからという。猪突(ちょとつ)猛進の本家がすいすい泳ぐ姿は、意外性もある。何ごとも「ありき」で突き進む私にとっては、ちょっとは今年の手本になるのではと思っている。そんなことを考えながら、仕事はじめである味噌作りの準備(大豆、麹、塩)に追われ新年を迎えた。