■2023 活動日誌3月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2023年3月28日 晴れ
すがすがしい春がやってきた!
仙台も26日桜の開花宣言が出た。かれんな花びらを見ながら思う。桜は葉に先立って花が咲くからより美しく感じるのだと。以前は新しい出会いを祝ってくれるようだったが、開花時期が早まり、今は別れを演出するように咲き誇っているような気がする。この時季、「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」の言葉を思い出す。花は毎年同じように咲くが、見る人の顔ぶれは年とともに変わるという意味である。一期一会の教えがこもる。この春も分岐点に立つ人がいる。転職はその一つ。我々の昭和世代は「石の上にも三年」と教えられた。終身雇用、年功序列の社会では辛抱が実を結びやすいが、現代は変化の速度が速い。いろんな職業に挑戦する人生もあってもいい。コロナ禍のこの3年に就職した人は歓送迎会や花見など大勢が集まる交流の場が開かれず、残念な思いをしただろう。大変なことも多かったはず。でもその分、支え合う大切さを感じ、優しさを身につけたのではないだろうか。進学、就職、転職、異動、退職…。この春、新たな一歩を踏み出す人たちへ、NHKの朝ドラ「舞い上がれ!」に出てきた一首を拝借してエールに代える。〈君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた〉さあ、すがすがしい春がやってきた。小さな旅3で野草園の春の野草を撮影してきましたので、アクセスしてみてください。
2023年3月21日 晴れ
野球一色で賑わった春分の日であった!
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝で侍ジャパンは21日、前回準優勝のプエルトリコに競り勝ったメキシコを最高の形で勝利を収めた。舞台となる米国・マイアミは中南米系の移民が多いため「完全アウェー」の雰囲気であったが、先発の佐々木朗希投手が頑張り、村上選手のサヨナラ打で締めくくった。まさしく総力戦で勝機をつかんだ。次代の侍ジャパンを担う高校球児もはじまり、開幕試合の1回戦ではダルビッシュ投手の母校・東北(宮城)が登場。敗れはしたが、プロ注目右腕のハッブス大起投手が力投した。そして昨日は東北勢の初出場の能代松陽(秋田)と、昨年夏に東北勢として初優勝し、夏春連覇の期待がかかる仙台育英(宮城)が勝利を収めた。マスクなしが認められた観客の声援を力に変えて、完全燃焼している姿はいいなあ。昨日はまさしく野球一色で日本中を興奮のるつぼの渦に引き込んだ思い出に残る春分の日であった。
2023年3月18日 小雪
ペッパーグラインダでぐりぐりと!
いよいよWBC準決勝がはじまる。今回の東京ドームでの試合は国をあげての応援でついついTVにくぎづけになってしまう。両手で何かを握って、ぐりぐりとひねるようなしぐさ。日本代表が見せているパフォーマンス「ペッパー・グラインダー(こしょうひき)」である。
その名の通り、こしょうの実をひいて粉にする道具を扱うしぐさだ。チームに持ち込んだのは日系大リーガーのヌートバー選手。所属するカージナルスで、このパフォーマンスを見せている。こしょうの実を「ひく」を意味する英語「グラインド」には「勉強などにこつこつ取り組む」という意味もある。ヌートバー選手はカージナルスで「こしょうひきのように粘り強くやろう」という話が出たことからこのパフォーマンスを始めたそうだ。こしょうを漢字で書くと「胡椒」。中国から来た言葉で「胡」は北方や西方の異民族のことだ。「椒」は「山椒」などにも使われるように香気と辛味があるものを指す。異文化の下で育ったヌートバー選手も明るい性格でファンの心をつかみ、日本代表にいい刺激を与えている。春は香りの季節かもしれない。冬に比べて風のにおいがやわらかいような。花が咲いたのだろうか。どこからか甘くて爽やかな香りが運ばれてきた。春の香りを探しつつ、気がつけば両手でぐりぐりやっている自分がここにいた。
3/8-9: 鶴岡 湯田川温泉に出かけました。「小さな旅2」で紹介してますのでウオッチしてみて下さい。
2023年3月6日 曇り
地方への移住の関心が増えている!
鼻がグズグズ、鼻水が垂れてくる。目がショボショボ。体全体がだるい。すっかり花粉症になってしまい今年は最悪で憂鬱な日々が続いている。そんな中、「地方への移住に関心がある」と考える若い世代が増えているという。民間会社の意識調査ではテレワークの定着が背景にあり「離職せずに生活費が安くて自然豊かな土地で暮らしたい」のだとかいう理由らしい。苛烈な競争社会にあった時代はとうに過ぎ、働き方は様変わりしている。かつては勤勉と見なされた長時間労働が推奨されず、ストレス解消に役立つ余暇時間を重視する向きもある。世界中を席巻したコロナ感染症の影響は見逃せず、デジタル活用が働き手の意識を大きく変えている。働き盛りの現代人から見て、田舎暮らしはお眼鏡にかなうだろうか。公共交通機関が発達した都会に比べ、ないと不便な自家用車といった出費は覚悟せねばならぬが自然環境の良さは最高である。私も田舎暮らしにあこがれ、できるところは自給自足の生活を謳歌している。でも加齢とともに厳冬の寒さに閉口することもあるが、その先に待つ芽吹く季節の到来は格別だ。変化に富んだ気候風土や食などをはじめとした地方の魅力を生活者目線で発信していきたいと思う。
2023年3月2日 晴れ
3月に入りました。。。。
3月に入り、窓から眺めるファームも雪が消え、黒々とした土色がのぞき始めている。春耕の季節が近づいてきた。田畑の土を起こし、水路を開く。地面を掘って、水を通す道を溝と呼ぶ。水で田畑が結ばれるから「相互に通じさせる」という意味を含む一方、水路は耕地の区切りにもなるので「隔てる」ことも指している。1日は高校生の卒業式でコロナで戸惑い続けたマスクを外した高校生が目立ち、見ている方も感慨深かになり、涙腺も緩む。トラブル続きの寒い2月も終わり、3月に入った。そして幸運が待っているのではないかと期待している。陽気に誘われて久しぶりに車検帰りの車の洗車・WAXがけを行う。2台の軽もそろそろ1台にまとめようかなあと考え始めている。スリム化等を始めたコンパクトな生活設計にしようとも計画している。車にこれからもお世話になるよと語りかけながら汗を流す。さあ春雷が鳴り響く日がやってくる3月が楽しみである。