■2022 活動日誌7月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2022年7月31日 快晴 36℃
涼しげな音が響く情景を思い浮かべながら。。。。。
7月も今日が最後。4回目ワクチン接種(7/28)も終わり、翌日、微熱37.3℃が出たがひどい副作用もなく、やっと体調がもとに戻った。予報では今日31日は36℃の体温並みに気温が上がるという。「暑」よりも「涼」の文字を書きたくなる気分である。実際に涼しくなるわけではないが、人間の感覚は不思議なもので、目や耳でも涼しさを感じる。風鈴の音は耳から受ける涼感の一つ。鉄や銅などの金属製が主流だったが、18世紀に無色透明のガラス製法が伝わり、江戸を中心にガラスの風鈴が広まったという。鉄製の南部風鈴(岩手県)や銅製の高岡風鈴(富山県)のように伝統工芸や地場産業から生まれ、現在に続く風鈴も多い。焼き物産地には磁器製があり、各地で「風鈴まつり」が開かれている。夏の恒例イベントではあるが、カラン、カランと音が聞こえ、そよ風も心地いい。今の時期、新型コロナの影響で外出を控え、人出の多い所には行かないようにしている。縁側につるした風鈴を音を聞きながら夏の風情をしのんでいる。映画等で風鈴売りを見たことはあるが、実際には見たことがないが、涼しげな音だけが響く情景を想像しながら暑さをしのいでみたい。
2022年7月28日 曇り
地方鉄道をどう支えていくか考えてみよう!
夏の顔といわれている「朝顔」が咲き始めた。本格的な夏休みを前に青空になびく雲を見ながら考えてみた。戦前、戦中を生き抜いた先人たちの頑張りによって、戦後の日本は豊かで住みやすい国になった。感謝の一方で、高度経済成長期にモノの豊かさにとらわれすぎたツケが今、回ってきている気がする。お金でつながる関係は長続きしない。自由競争は大切だが、「公」が果たすべき役割も大きいよ思う。地方鉄道も「公」に近い存在。その在り方について、国土交通省の有識者会議が提言をまとめた。1日の輸送密度が「千人未満」を目安に、その線区の住民を交えた協議会を設け、存続策などを検討するという。旧国鉄時代、採算がとれず廃線になった路線は多い。柔軟な発想を生かそうと民営化が進んだのは時代の流れだったかもしれない。でも、守るべきもの、なくしてはならないものもあるはず。今年は鉄道開業150年の節目に当たる。鉄道好きの筆者にとってローカル線はなくてなならぬものであり、地方鉄道の車窓から眺める景色は何事にも代えがたい。地方鉄道をどう支えていくか。避けて通れぬ課題だ。皆で知恵を結集していきたい。
2022年7月25日 曇り
やっかいな第7波が押し寄せている!
友人からLINE連絡あり。体調不良で、もしやと思い検査した結果、「陽性」だったと。オレ一切飲みに行ったり、寄り道したりしてなかったんだよね…」。「思い起こせば、近くのスーパーが混んでおり夏休み前にもかかわらず多くの子供たちがスーパー内を駆け回っており、そこで感染したのかなあ。。。」と。現在はホテル隔離中で軽症のためか、毎日連絡をよこす。内容をみてみると①感染は人込みのスーパーらしいです。②自宅orホテルは希望可能。③迎えは専用車で防護服のドライバーです。相乗りでした。④ホテルでは一日2回の健康データ(体温、酸素飽和度+体調12項目)をアプリで報告します。これをホテル常駐の看護師が見て、異状があれば電話で問診します。⑤最初のクリックでPCR検査陽性で解熱剤4日分もらいましまた。薬はこれだけです。⑥発症から10日後、医者が最終3日間のデータを見て、正常であれば退所です。PCR検査はナシ。⑦帰宅の交通費は自費です。集約すると、こんな具合でした。全国各地で新規感染が多くなり20万人/日と今では爆発的に増加している。友人の報告では、十分気を付けて生活していても感染し得る実情を伝えている。全国各地でせきを切ったように感染が広がり続けている。感染急拡大でプロ野球では監督・選手の入れ替えや試合の中止が相次ぎ、大相撲では各部屋勢も途中休場を余儀なくされいる。対策の網を擦り抜ける変異株に有効な手だてがない中、社会経済活動を継続する難しさを実感する。何とやっかいな第7波である。
2022年7月22日 雨
厚みを増す夏に向けて!
今年の夏は2回梅雨が押し寄せているようである。やっと晴れ間をみつけて「ジャガイモ堀り」を行った。そして蕎麦刈りと続く。ジャガイモは「とうや、男爵、きたあかり、十勝黄金、デストロイヤ」5種類である。収穫模様を早速ラジオの「GOOD MORNINNG」に投稿した。今年は家内も体調不良もあり、なんとなくイマイチの夏である。時間は目に見えないし、触ることもできないが、振り返ると若いころは確かな質量や「厚み」があったと思える時間があった。「なぜこんなきつい思いをして練習するのだろう」と感じた炎天下の部活動、仲間と行ったキャンプ、やけ酒のような飲み会…。多くは青春時代、しかも「夏」に集中していた。たわいのない会話、遊びも大切な時間だが、目標を持って打ち込んだ何かを持つ人にとって、喜び、悲しみ、悔しさ、さまざまな感情が折り重なって思い出される瞬間はきっと、一生の財産でもある。結果はどうあれ、その時その時で全力を尽くしたと胸を張れる人は幸せだ。そして今コロナ感染者が爆発的に増えている。期待した塩野義製薬の飲み薬も承認が見送られた。どうにかしてと叫びたくなる。青春時代の夏休みは特別。3年ぶりに「行動制限のない夏」だからこそ有意義に過ごしたい。コロナ、熱中症予防と多くの注意点を求められるが、互いを思いやる夏もきっと厚みが増していくのではないだろうか。
2022年7月18日 曇り
「いただきます」を通して世の中の仕組みを考えよう!
「いただきます」。食事の際に手を合わせるのは、命をいただくことへの感謝だけではない。生産から流通、販売、調理まで多くの人が関わって食卓に上る。その労力への感謝のあいさつでもある。7月に入っても物価高騰が止まらず、秋頃には本格的な値上がりが本格的に始まるらしい。それまでにいろいろと自衛策を考えていきたいと思っている。そして現在、値上がりにも負けず、いろんな現場の頑張りで何とか社会が保たれているなあと実感している。値上がりに苦慮する飲食店や居酒屋さんも食材やメニュー、調理法を工夫しており、先日訪れたレストランでも予算と栄養をにらんで奮闘する様子がうかがえた。当たり前に提供されているメニューは多くの人たちの努力の成果で維持されている。世の中の仕組みを分かっているなら、「いただきます」は自然な行為。自分のことばかり考えず、いつも周囲への感謝を忘れないようにしたいと思っている。
2022年7月14日 曇り
災害に備え通信システムの仕組みを見直せ!
昨夜の大雨もあがり、今日は曇りがちではあるがホットしている。最近の7月は大雨に見舞われる機会が多く、どの地域でも災害が起きても不思議ではない状況である。大きな災害には至らず安心している。ウクライナは、ロシアの侵攻を受けてから4カ月以上たっても持ちこたえている。その背景にあるのは欧米からの武器支援に加え、通信システムを確保していることが大きいらしい。米実業家イーロン・マスク氏が率いるスペースX社が開発した「スターリンク」を活用する。小型の人工衛星による通信システムだ。通信設備が破壊された前線でも、専用アンテナがあればロシア軍の映像や位置についてのデータをやり取りすることができる。ウクライナは「東欧のシリコンバレー」とも呼ばれるIT大国だ。IT業界は侵攻後もビジネス活動を継続している。ITインフラに深刻な被害は出ておらず、一部の企業はスターリンクも活用できるようだ。現代の社会で、通信網がどれほど大きな役割を果たしているかが分かる。そんな中で起きたKDDI(au)の大規模障害は、私たちの暮らしがいかに通信に依存しているかを見せつけられた。携帯電話の通話やネット接続ができないだけではない。気象庁の地域気象観測システム(アメダス)のデータが伝えられなくなり、荷物の配送状況を確認する運送会社のシステムも稼働しなくなった。一部のATMが使えなくなった金融機関もあった。今後の暮らしは、テレワークも進み更に通信システムへの依存を強めていく。災害で幹線道路が寸断されれば、迂回路を代替ルートに切り替えられるように通信インフラにも迂回路のような仕組みが必要となってくるのではないかと思う。
2022年7月10日 晴れ
共存する健全な民主社会の姿を求めて
今、安倍晋三元首相が奈良市内で応援演説を始めて間もなく、後ろから歩み寄った一人の男に銃撃された。心肺停止状態となり搬送され、救命処置もむなしく亡くなったニュースが繰り返し流れている。民主主義の根幹である選挙が、卑劣な暴力に打ち砕かれた。米国の学校やスーパー、パレードなどで銃乱射事件が相次ぎ、大勢の犠牲者が出る中、あろうことか銃規制が厳しいはずの日本で政治家が凶弾に倒れるとは。言論の自由を真っ向から否定する蛮行に憤りが収まらない。街頭演説は聴衆との距離が近く、政治家と有権者がふれ合う場面もある。それも平和裏に行う政治活動や言論の自由が保障されてのことである。殺人未遂容疑で逮捕された男は元海上自衛隊員で、「政治信条に対する恨みではない」という。いかなる理由であれ、手段を選ばぬ問答無用の暴力は許されるはずもない。2019年の前回参院選では、首相だった安倍氏が街頭演説中、政権に批判的な聴衆が「辞めろ」などとヤジを飛ばして強制的に移動させられた。警察官の対応も「表現の自由を著しく損なう」と問題視された。意見や立場の違いを乗り超え、共存するのが健全な民主社会の姿であろう。だが、相容れない相手を敵と見なして攻撃する「非寛容」が広がる。銃がまん延する米国にも似た現実が今、日本でも起きている。個人的には安部氏の政治信条・公私混同の政治姿勢には共感できないが、冥福を祈りたい。
2022年7月8日 曇り
林住期を力強く生きる
古代インドでは人生を学生(がくしょう)期、家住(かじゅう)期、林住(りんじゅう)期、遊行(ゆぎょう)期の四つに分けた。人生100年時代と考えるなら25歳までが学生期、25~50歳が家住期、50~75歳が林住期、75歳以降が遊行期となる。作家の五木寛之さんは林住期を人生で大きくジャンプする時期と位置づけている。引き続き好きな仕事に生きるも良し、世のため、人のために生きるも良し。追われるように生きた前半生の先の林住期に、生きる意味を問いかけよう、「お金を稼ぐため」だけでなく生きよう、と説いている。高齢化社会が進み、林住期の意義が増すと感じている。私自身62歳の時、胃がんで胃を全摘出せざるを得なく、一時は生死をあきらめかていたが今は何もなかったように普通の生活が送れていることに感謝している。これからは自分なりの林住期を送りたいと思うと同時に気合を入れ直し、日々の生活を大切にして過ごしていきたいと思っている。
2022年7月5日 晴れ
夏は夜空を眺めてみよう!
小さな旅(弘前・角館・日光・渋谷・松本)を終えた。早速、作業服に着替え気になっていたブルーベリーの摘み取りを行った。昨日までの旅は涼しく恵まれたが、川崎はちょっと蒸し暑いが風が気持ちいい。蔵王連峰のシルエットを見ていると夏を感じる。これからは天体ショーが見えるのが楽しみでもある。逆に宇宙から見た地球の夜景はネットで見ることができる。漆黒の大地に、都市部の明かりが映える。米航空宇宙局が撮影した写真を見ていると、まさしく光の洪水である。夜は闇のはずであるが、日本の夜はすごく明るい。2011年の東日本大震災以来、大規模停電により、明かりも暖房も失われ、当方も闇の中、ろうそくの灯を頼りに寒い夜を過ごした。電気のありがたさが身にしみた。あれから11年。いつの間にか、暮らしは無数の光にあふれている。政府が今月から3カ月間の節電を全国に要請した。とはいえ、熱中症予防のため冷房は欠かせないが、川崎の我が家はエアコンをほとんどつけず、田んぼの水の上を吹く抜ける風で涼しく、多少は節電には協力している。もうすぐ七夕。せめて照明を落とし、夜空を眺めてみよう。忘れかけていた大切なものが見えるかもしれない。浪費せず少ないエネルギーで心豊かに幸せに暮らせればいいと思う。人間と自然とが調和し共存できる風土を作っていければと思っている。