■2017活動日誌7月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2017年7月31日 曇り/晴れ 28℃
核のゴミの行先は?
今日は久しぶりに晴れ間がのぞき、今までの雨による湿気が漂い、蒸し暑さが一層感じられる。ジャガイモを気にしながら、2日後あたりはジャガイモ掘り(8/2)をしようと計画している。先週末は、大きなニュースが続いた。27日は民進党の蓮舫代表が辞任し、28日には稲田朋美防衛相が辞任に追い込まれた。同じ28日の深夜には北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。もう一つ、この国の未来に関係する重要な問題が提起された。原子力発電の使用済み燃料から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」最終処分場選定に向けた科学的特性マップの公表である。火山や活断層がなくて地下資源掘削の可能性もない、船による輸送が便利という条件を満たす「好ましい」地域を経済産業省が発表した。その地図では、日本全国の沿岸部すべてが「最適」と分類されている。つまり一つの市や町がイエスといえば、即座に調査対象となり、半永久的に隔離しなければならない「核のごみ」処分場を設置できる道が開かれるのである。もし、財政的に行き詰まり、政治的な圧力に対抗する力の弱い自治体が候補地になったとき、どのような騒動が持ち上がるのか。放射線量が低くなるという数万年から10万年先までの安全を誰が保証できるのか。その前に、増え続ける核のごみをこれ以上増やさないための政策に、本気で取り組む必要がある。未来に責任を負わない国に繁栄はないが、福島原発事故の風化が進み、原発論議のニュースがとりあげられる機会が少くなってきている現実に憂慮し不安を覚える。
2017年7月30日 曇り 24℃
甘酒を飲んで厳しい夏を乗り切りたい!
梅雨も明けず、ジメジメしたすっきりしない日々が続いている。じりじりと日が肌を焦がすような夏本番が待ち遠しい。せっかくの川崎花火大会も雲と霧に邪魔され、イマイチであった。気分転換にと早朝に、海辺の”閖上朝市”にでかけ新鮮な魚貝類にしたづつみをうった。最近、熱中症対策の飲み物として注目されているのに「甘酒」がある。俳句の世界では夏の季語。江戸時代、夏バテ防止の定番飲料だったからだが、最近は「飲む点滴」と呼ばれブームになっている。もち米の粥に麹をまぜ、発酵させて作る甘味飲料で、発酵に6~7時間かけると甘酒になるところから一夜酒ともよばれている。酒とは名ばかりで、アルコール分はない。熱いのを、ふうふう吹いて飲むのが消夏法といわれる。古くは奈良時代の『日本書紀』に登場し、江戸初期の俳書『御傘(ごさん)』には「ひと夜酒 夏なり。あま酒とも読めば、あま酒も夏なり」とある。行商で売られ出したのは室町時代からとされ、江戸のあとの方では四季を通しての飲み物となった。この現代、食品メーカー各社が夏向けの「冷やし甘酒」なるものを売り出し、活気づいている。市場規模もここ5年で3倍以上に膨らんだ。整腸作用に威力を示すオリゴ糖や疲労回復に効くビタミンB群、必須アミノ酸などが含まれ、「体にいい」との期待からだろうか。怪我以来、心身ともに体調がイマイチであるので、ぐいっと飲んで、厳しい夏を乗り切りたいと思う。
2017年7月28日 曇り 27℃
防衛大臣は歌舞伎の世界の茶番・幕引きがよく似合う!
江戸時代、歌舞伎の楽屋でお茶を出す役の下級役者が演じた滑稽な寸劇を「茶番」と言ったそうだ。それが転じて、すぐ発覚するうそを並べ、その場を取り繕うような行為の意味合いでも用いるようになったと言われている。日常用語の中には歌舞伎に由来するものが少なくない。終息を図る「幕引き」は、本来は芝居が終わると幕を閉じることにちなむ。肝心なことは何も言わない「だんまり」は、暗闇の舞台で登場人物が無言で探り合いをすること。大げさな態度や言動で他人に自信のほどを示す「見えを切る」は、感情の高まりを独特のポーズで表す歌舞伎特有の劇的表現のことだ。他にも「愛想尽かし」など歌舞伎にまつわる言葉が浮かぶ。稲田朋美防衛相は南スーダン国連平和維持活動部隊の日報について、「隠蔽を了承したことはない」と断言していた。森友学園の訴訟に弁護人として出廷していたとの指摘を「全くの虚偽」と否定していたのに、後に「記憶違いだった」と訂正した経緯がある。今度の日報問題だが、防衛相の指示で実施する特別防衛監察は正念場を迎え、制度上、政務三役は調査の対象外だが、政府の方針で対象とされ、異例の聴取が行われたが、結局は辞任。安易な「幕引き」なら、事実の解明と説明責任を果たすとしてきた大臣の一連の言動は「茶番」に終わる。本当に歌舞伎の世界をみているようだ。
2017年7月26日 晴れ 27℃
「信なくば立たず」は本当だったのだろうか!
「信なくば立たず」という言葉を最近よく聞く。民衆の信頼がなければ政治は成り立たない、という意味で最近では小泉純一郎元首相が座右の銘としていた。安倍晋三首相も最近よく使うようになってきた。「正直」も「信」も心の持ちようは同じはずである。誠実に事に当たり、自分に非があったり何か疑いをかけられたりしたなら、事実を包み隠さずに説明する潔さが核心になる。2日間にわたり開かれた予算委員会集中審議で安倍首相の答弁を聞いてみた。これまでの強気な姿勢を封印し「疑念を持たれるのも、もっともだ」と認めた。率直だとは思う。口調は意識的におとなしめで繕っているような気がする。だが何だか、もやもやする。信じるに足る事実が示されないからである。加計学園の加計孝太郎理事長ら当事者が居合わせないのも、もうひとりの主役を欠く舞台を見るようであった。自分にとって都合のよう人をよんで、都合の悪い人は知らぬ存ぜずの姿勢では信が立つのだろうか。司馬さんによれば、いまの憲法によって「日本国は個々の自覚の総和の上に」成り立っていると言っている。個々が正直さを失えば国はたちまち壊れる。政治家だってそう。堅苦しい「信」のかみしもを脱ぎ、庶民の「正直」の輪に入ってほしいと思うが、無理なのだろうか。この問題は、またうやむやに終わるのだろうかと不安が増す一方である。
2017年7月25日 曇り・小雨 27℃
元官僚の前川さんのぶれない姿勢と胆力に敬意を表したい!
35.8%と36%。盟友関係とも称されてきた両政権とはいえ、図らずもほぼ同じ数字が出てきたのには驚いた。安倍内閣の最近の支持率(15.16日、共同通信社の世論調査)と、就任から半年を迎えたトランプ米大統領の支持率(10~13日、ワシントン・ポストとABCテレビの調査)のことだ。それぞれ前回調査から9ポイントと6ポイントの下落、不支持率の方も50%台で並んだ。 日米の支持率低下は、背景に親しい人物や近親者が登場する点で似通っている。安倍内閣については、首相の「腹心の友」が理事長を務める加計学園の獣医学部新設計画を巡り、行政がゆがめられたことはないとする政府側の説明に「納得できない」との回答が8割近くもある。トランプ氏に関しては、同氏の長男が大統領選中、民主党のクリントン元国務長官に不利な情報を持っているというロシア人弁護士と面会していたことが発覚。6割以上がこれを「不適切」とした。「一点の曇りもない」と安倍首相は加計問題を巡る追及をこう突っぱねてきたが、国民の視線は厳しさを増すばかりだ。24-25日に開催された衆参両院の予算委員会集中審議でも真摯な説明と言いながら、疑惑は増すばかりである。中継を見ながら、”正直に言えばいいのに楽になるのに”と思いながら、嘘を嘘で固めていくと必ずほころびがでてくるのは確実である。都合が悪くなると相変わらず「記憶にない、記録にない」と言い続けている。首相は「丁寧に説明していきたい」と明言したにもかかわらず、国民の知りたいことを映す曇りのない鏡には程遠い状況である。こんな中、元官僚の前川さんのぶれない姿勢・胆力には敬意を表したい。
2017年7月23日 晴れ 28℃
塩梅が、なかなかむずかしい!
蒸し暑い日々が続いている。立秋(ことしは8月7日)の前日までが、夏の土用がはじまりで、梅の土用干しをする頃合いとされる。かびや虫害をふせぐために、衣類や書物に風を通す虫干しも、土用干しといわれる。ある本によると、頭痛のとき、梅干しをちぎってこめかみに貼った。かぜを引くと、梅茶をすすっていたという。梅干しは<常温でも数年間は腐敗しない完全保存食>と絶賛する。塩漬けにしたあと、とりだして日光にさらす手間がある。太陽の熱で殺菌し、余分な水分を蒸発させて保存性をたかめる。<梅は人々の健康を守ってくれる食品としてすべての日本人の信頼を集めていた>と『ニッポンの食遺産』(小学館)に書いてある。梅干しは、昔ながらの「すっぱい」「しょっぱい」ものが口に合う。減塩のものはどうも…と思いながら、医師の日野原重明さんの訃報に接した。成人病に代わり「習慣病」を提案した人である。「塩分をいかに摂取しているか、自分で意識してくださいね」。あのにこやかな笑顔が、そう諭す。そんな中、パートナーの母は7/19朝、亡くなった。92歳で日野原さんとおなじく長寿を全うした。通夜、告別式とあわただしく時間が過ぎる。義母は常々いっていた、人とともに助け合いながら生きる人生そしてあの世でも楽しく生きられる人生が送れるように辛抱・辛抱と語っていた言葉をかみしめながら梅干しのように、塩梅(あんばい)が、なかなかむずかしいものである。
2017年7月18日 晴れ 30℃
冷えた牛乳をキューと一杯が夏バテを防ぐ!
寝苦しく朝から蒸し暑い日々が続いている。こういう時は朝食がのどを通らない場合は、冷えた牛乳をキューッと一杯だけ飲むのがいいと言われている。牛乳は夏バテを防ぐ、とテレビでやっていた。栄養豊富で学校給食に欠かせないイメージだが、健康志向の中高年にも見直されているらしい。歴史をひもとけば、平安貴族や徳川将軍家も牛乳を煮詰めるなどして薬として珍重したといわれている。とはいえ、庶民にはやはり縁遠かったようである。江戸後期の商人大黒屋光太夫の「北槎聞略(ほくさぶんりゃく)」に、難破した光太夫一行がロシアに漂着して初めて「白酒のごとき汁」を飲んだ時のことが記されている。何とも甘美で、百合根の汁のようだが正体が分からない。食事を出してくれる老女の後をついて行ったところ、牛舎で乳しぼりをする姿を見て驚き、誰も飲まなくなったと記述されていた。肉食を避けた時代の話であるが、しぼりたてをそのまま飲む機会が減って久しく、通常は複数の原料乳を混ぜて風味を平準化するらしく、一農場だけの乳を使う機会はないらしい。我々は牛をはじめとした動物や大地の野菜から命ある恵みを分けてもらっていることに改めて気づかされる。これらの恵みをいただいて、今日も元気に過ごしたいと思う。
2017年7月15日 晴れ 31℃
世界で一番短い手紙ー「?」「!」
暑い日々が続いている。高温と適度な雨で我が家の庭やファームで雑草の成長が著しい。右足骨折してからちょうど2か月が経過した。痛みはなくなったが、ギブス固定のせいか足首た甲がまだむくんでおり、腫れぼったさが感じられるが、回復具合を数字で表すと80%程度まで回復しているような気がする。運動、マッサージ、お湯につけての足首回転等を通してリハビリにつとめ、今月末には100%完治に向けて、地道にがんばりたいと思う。本を読んでいると、世界で一番短い手紙といわれているフランスの作家ビクトル・ユゴーの話が有名だ。1862年に刊行した「レ・ミゼラブル」について出版社に送った通信文である。届いた手紙を開けると、便せんの真ん中に「?」とだけ書かれていた。相手の気持ちを瞬時に察した編集者は、迷うことなく「!」と書いて送り返したという。念のため解説すれば、執筆後に海外へ旅立ったユゴーは小説の評判が気になった。そこで手紙で確かめた。「本の売れ行きはどうだい?」「素晴らしいですよ!」。実際のところ数日で売り切れたらしい。大作家も直接的に聞くのは気が引けたのだろうが、何ともユニークかつユーモアにあふれた手紙だ。ただ互いに信頼し合える間柄だから可能なやりとりである。この逸話とは裏腹、こちらはたった一言でなく丁寧な話し合いが求められる。いま政界では、加計学園の獣医学部新設をめぐる官邸の関与が議論が注目されている。今後、安倍首相も出席し話をするとのことだが、高飛車な政権の姿勢に不信は募る一方であり、「?」「!」の応酬では済まされない。
2017年7月13日 雨/曇り 28℃
今年の夏も熱い汗を流したい!
久しぶりに雨の朝を迎えた。庭やファームの土もしっとりと濡れて気持ちよさそうである。この雨も9時ころにはあがり、薄曇りのお天気となる。気合を入れてパートナーとファームにでかける。ブルーベリーも紺色に熟し、まさに食べごろで今年は豊作で7月初旬からたわわに実をつけている。ラジオでは大好きな夏の高校野球がはじまるアナウンスが響いている。高校野球のエピソードを紹介したい。野球合宿中のことである。おにぎりの昼食になった。みんなが競って手を伸ばす。ボール集めで遅れた1年生が食べようとしたら、形の崩れたものしか残っていないと知って、監督は怒った。「1年生はボール拾いをしてくれたんだぞ」。練習は中止になり、夜までミーティングが続いた。「最後に一番いい形のおにぎりが残る野球部を目指そう」。懇々と諭した監督の話に、上級生は涙を浮かべた。監督とは、東京都立高校の社会科教諭で、野球部を指導した故佐藤道輔さんである。著書「甲子園の心を求めて」を熟読した高校野球関係者は多いと言われている。名だたる何人もの野球部監督が教えを請うたとも記事で読んだ。全員で戦うとはこういうことかと、心に染み込んだ。情熱と指導力で、赴任した都立4校すべてをシード校に育てたというから、これはうなる。甲子園を目指す高校野球宮城大会がいよいよ始まる。さらに県中学総体、全国高校総体へと、中学生、高校生の汗が光る季節だ。どんな競技であれ、勝ち負けが最大の関心事だろう。その一方で、仲間を思って一番いいおにぎりが最後に残る光景をいくつも見たい季節でもある。さあ今日もファームで野菜や草と格闘しながら熱い汗を流したい。
2017年7月12日 晴れ 30℃
霞が関は人事異動で暑そう!!
現役時代、霞が関の中央官庁の営業で暑い中歩き回っていたころを思い出す。今の時期は霞が関は異動の季節である。当時は昇進祝いあいさつに何気なしにアポをとりながらあいさつ回りに精をだしていた。でも今になってふと思う。中央省庁の幹部人事が決まり、政府は「適材適所」と強調する。だが、志、気骨、能力を備えた逸材が適正に配置されたのだろうか。官僚たちは国民の利益よりも省益を優先し、出世や天下り先ばかりに目を向ける、とやゆされがちである。そこで3年前、公務員制度改革の一環として官邸に内閣人事局が置かれた。首相主導で審議官級以上の約600人の人事を一元管理し、柔軟な官僚人事を行えるようになった。組織の肝である人事権を、国民に負託された政治家が握る。当然であると、言いたいが、さてどうか。「加計」問題の渦中にある官房副長官が内閣人事局長を兼ね、「森友」問題で国会答弁に立ち、真相解明に背を向けた官僚が国税庁長官に登用された。今夏の人事を各紙は「官邸の意向、色濃く」「にじむ『安倍カラー』」と報じた。一方で「官邸色薄く」と評したのは、首相の「お気に入り」ともうわさされる新聞だった。首相に近い人間だけで霞が関を固めれば、公務の中立性が崩れかねない。まさか首相への忖度を怠らず出世レースにたけた官僚だけが重用されることはない、と信じたいが。。。。。
2017年7月9日 晴れ 33℃(今年最高の暑さ→群馬館林37℃)
七夕・星合に祈るー九州北部被災者の支援を!
暴れ梅雨は、いつまで続くのだろうか。濁流が飲み込んだ家屋をかき分けながら、孤立した住民の元へと向かう自衛隊や警察、消防、けが人を治療する医療関係者、すべてを失ってたどりついた人々を避難所で迎える自治体職員…。それぞれ立場は違えども、命を救うという一点で力を合わせているのではないだろうか。いま、この瞬間にも被災者を救おうと力あわせて汗を流す人たちがいる。九州北部豪雨による被害の全体像が徐々に明らかになってきた。死者・行方不明者が増え続けている。一刻も早く救助されることを望みたい。そんな中、七夕を迎えた。七夕伝説は奈良時代に中国から伝わった。彦星と織り姫が今夜会うらしい…。伝承に託し自らの恋心を表し、1年に1度だけ会うことが許される「星合(ほしあい)」の言い伝えは何ともロマンチックである。でも、被害にあわれた方々にとって願い事をなんといっても、無事な生還と早期復旧ではないだろうか。そのすべてをかなえてやってほしいと思う。太陽暦だと七夕は梅雨のさなかであり、天の川のきらめきもなかなか見られない。九州地区の風雲や雨も立ち去り、梅雨の晴れ間のお天気をとにかく期待したい。今日も、こちらは暑い日差しが注ぐ中、ブルーベリー摘みかたに追われているが、いち早く九州北部の復興再建を星合に祈りながら、できる限り応援したいと思っている。
2017年7月6日 晴れ/曇り 28℃
地球温暖化ー世界的な警告に早く気づいてほしい!
TV映像が目に飛び込んできた。たたきつける猛烈な雨は、瞬く間に大量の濁流となり街を、集落をのみ込んだ。5日、九州北部は局地的な豪雨に見舞われ、福岡、大分両県で43万人を超える住民に避難指示が出された。行方不明者の情報も相次ぎ、福岡県朝倉市や東峰村などでは孤立した地域も。「人が車ごと流されている」「5年前の九州北部豪雨より怖い」。住民は不安に震えた。昨年の岩手県岩泉でも同じように最近はこうした豪雨による毎年のように被害が続出している。その要因のひとつとして地球温暖化による異常気象がある。トランプ米大統領が「パリ協定」から離脱を表明した。その理由は「協定は米国の労働者に不利益を強いる」からだと言う。地球温暖化への認識不足が目に余る。18世紀の産業革命以来、温室効果ガスが増大し地球の気温は上昇を続けている。その影響で重篤な自然災害が多発。温暖化対策はもはや猶予のない課題である。世界的な取り組みを「でっち上げ」と切り捨てる見当違い。人気回復の政治パフォーマンスとはいえ、離脱という軽挙妄動に国の内外から失望と批判が止まらない。ところで「地球温暖化」という日本語はすっかり定着しているが、実は誤訳だと指摘する声がある。英語で「Global(グローバル) Warming(ウォーミング)」。この言葉は地球規模の深刻な気温上昇を表現している。しかし「温暖化」では字面が優しく緊迫感は全く感じない。せめて「高温化」「過熱化」など重みのある訳語にすべきとする意見もある。さて温暖化に危機感を持たないトランプ氏。各国の首脳から批判を浴び「排出ガスの削減努力をやめるわけではない」と言い訳する。世界的な警告「Global Warning」の重大さに早く気付いてほしいものである。
2017年7月4日 晴れ 30℃
忖度・腹心の友・印象操作・僥倖
最近はめったに使わないはずの硬い言葉や難解な漢字が思い出されたり、聞き慣れない言い回しが耳に入ってくる機会が多くなった。今年前半のニュースには、1年を象徴するであろう言葉がいくつも登場しているような気がする。ひとつは忖度(そんたく)。加計学園の問題をめぐる安倍晋三首相の働き掛けや官僚の忖度に関する疑いが晴れなければ、当面続き、この流れは止まりそうにない。ふたつめは安倍首相と加計学園理事長は数十年来の親しい関係で、「腹心の友」である。腹心とは腹と胸のことで、心の奥底を意味する。さらに、どんなことでも打ち明けて相談できる人のことだという。「腹を合わせる」など、政治家は「腹」のつく言葉をしばしば使っている。三つめは「印象操作」。安倍首相は国会での野党の追及に対し、この言葉を何度も突きつけて反論。野党側は、「印象操作」をいつまでも口にする首相に「そのままお返ししたい」と切り返した。印象操作をめぐる攻防は今後も続きそうだ。そして、四つ目は激しい攻防が繰り広げられる将棋の世界では藤井四段の発言には「僥倖(ぎょうこう)」という文字教えられた。その意味は「思いもよらない幸い、偶然に得られる幸運、またはそれを求めること」という意味らしい。藤井聡太四段の古風で謙虚な語り口に感心すると同時に強さにも品格にも一層磨きをかけてほしいと思う。
2017年7月2日 晴れ/曇り 30℃
「梅採り」 無事に完了いたしました!
7月を迎えると、夏休みを心待ちにする子どもではないが、開放的でそわそわした気分になる。祭りや花火など、夏の楽しみを思い浮かべると心が躍る。とはいえ夏本番はまだ少し先であるが、梅雨明けは7月28日ごろだから、もうしばらく不安定な空模様が続くかもしれない。ジトジトだったり、空梅雨を思わせる晴れ間が広がったり…。空模様を気にして天を見上げる日々が続く。雨は憂鬱だが雨に咲く花は心が洗われる。アヤメ、スイレン、ハス…。そして、この時期を代表する花にアジサイがある。花の色が変化することから「移り気」、青や藍色の印象で「冷淡」と負のイメージの花言葉が一般的だ。でもよく調べてみると花の色や品種によっては「元気な女性」「だんらん」とプラスの言葉もあるようだ。我が家の庭のアジサイは昨年バッサリと切ってしましたが、それなりに大きくなってきているようで植物の力強さを感じる。梅林の梅採りも多くの仲間の応援のおかげで、無事に完了した。蒸し暑い中、ファームの草刈りも含め手伝いいただき感謝と同時にホットしている。そして終了後は右足のリハビリ(運動、熱い湯・冷たい水につける)を行いながら、何とか今月中には回復させて、自力でファーム作業・草刈りができるように地道にリハビリを繰り返していきたいと思う。
2017年7月1日 晴れ 28℃
いよいよ夏真っ盛り、暑さも本番である!
きょうから7月。今年も半分が過ぎた。二十四節気の「小暑」が6日、「大暑」は23日である。いよいよ夏真っ盛り、暑さも本番となる。右足のリハビリも本格的に開始した。装具をつけ、朝露に濡れているファームの大地にたつ。草の香り、田んぼの苗の香りがなんとも言えないくらい新鮮である。ブルーベリーを摘みながら、その甘酢っぱさにうれしくなってくる。今日は最初であるため、無理せず2時間程度動き回りながら、ジャガイモ、里芋、トウモロコシ、大豆等の成長に目を細めた次第である。さて今月は政治が熱くなりそうで、あすは東京都議選の投開票。国政は加計学園の認可が納得には程遠く、稲田防衛相の失言も浮上したり、豊田議員の罵声問題。。。数えればキリがないくらい問題のオンパレードである。今までにも例がないくらいの話題が続いている。野党は臨時国会召集などを要求するが、安倍政権は応じない。いったいこの「1強」を盾に力ずくで押し切る算段だろうか。そんなに逃げ回ってする姿勢がさらに疑惑が増幅してしまう気がする。夕方になると青根地区の知人が訪れ、怪我に良いからといって別荘の温泉の風呂に誘ってくれた。この気遣いや優しさをかみしめながら、湯船につかりながら、ゆっくりと養生できた一日であった。リハビリがんばろう!