■2017活動日誌1月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。コメントをお寄せください。
2017年1月28日(土) 曇り/晴れ 13℃(東京)
老木 自分重ねる
共感・共鳴した新聞の投書を紹介したいと思います。
「老木 自分重ねる」(1/29朝日新聞)
大空に向かって存分に枝を広げたその威容で、地域のシンボルだったクスノキの大木が、あんなに切って大丈夫なのかと思うほど大きな枝ごと切られ、裸同然になった。聞けばかなりの老木で、樹木医の診断ではこのままでは倒れるのを待つだけだったのこと。わずかな葉っぱをつけただけで、立っていた姿を思い出す。それから2年、老木は季節が変わるたびに枝葉を増やし、今では枝の長さこそまだ以前には及ばないものの、密集した葉に覆われて隆々した若々しい樹勢を保っている。まさに生まれ変わった感じである。木の持つ強靭な生命力に驚く。定年後、職場以外の社会との折り合いのつけ方に戸惑う人は少なくない。だがこの老木に現役時代の地位、人脈、しがらみをきっぱり捨て、生き生きと新しい人生を送っている退職後の元サラリーマンの姿をみる思いがある。第2の人生をスタートするにあたり、それまでに身をつけたものを捨てれば捨てるほど、新しいものが身につくということか。退職したわが身に重ね合わせ、近くを通るたびにこのよみがえった老木を見上げている。埼玉県志木氏 Mさん
2017年1月27日(金) 曇り/晴れ 5℃
Trump-「バカの壁」
区民センタの老壮大学で「向田邦子の仙台での暮らし」のエッセイを聞きながら、米国トランプ大統領の発言を思い出した。「Trump」を英和辞書で引くと「切り札」とある。語源は「勝利」「征服」を意味する「triumph(トライアンフ)」。内憂外患の大国の切り札か、はたまた「強いアメリカ」の旗の下、世界征服を企む野心家なのだろうか。トランプ米大統領が公約通りメキシコ国境に壁を建設すると表明した。両国の国境線は約3200キロもある。2兆円以上とも試算される建設費はいずれメキシコに支払わせると息巻く。小説よりはるかに奇なる悪夢のようであるがこれが現実だ。冷戦終結で、ベルリンの壁が崩壊して28年。「壁」は消えるどころか保護主義政策で勢いを増している。アメリカはブッシュ政権時代の2006年、メキシコ国境にフェンス設置を決めたが、その後も不法移民は減っていない。分断は決して問題を解決しない。解剖学者養老孟司氏は知りたくない事実に目を背け、自ら壁をつくる現代人に警鐘を鳴らした。トランプ版アメリカの壁は将来、養老氏の著書のように「バカの壁」と呼ばれないだろうか。不安な世界情勢の中でも媚びることなく凛として主体性をもって生きたいものである。
2017年1月26日(木) 曇り/晴れ 8℃
雪中花クリスマスローズの季節である!
冷え込みの厳しい朝が続いていたが、TVニュースでは梅の花がほころび始めたとアナウンスしている。春は名ばかりと身を引き締めていただけにうれしくなった。春を待ちわびる気持ちが花の姿を求めるのだろうか。我が家の周りを1時間程度散策してみた。悠々梅林や日だまりの水仙が見ごろになるのはまだまだ先ではあるが、こうした花の話題を聞くたびにうれしくなってくる。この週末、房総半島や伊豆半島を訪問する予定であるが、ネットで調べてみると例年より早い開花宣言が出たらしく、花便りが巡る季節を伝えてくれるような気がする。この季節、東京に住んでいたころ、冷気の中に芳香を放つロウバイのすがすがしさも思い出される。散策をする人たちが、小さな黄色い花をたくさんつけたこずえに視線を送り、春を感じているようだった。我が家の庭では「雪中花」とも呼ばれるクリスマスローズが、雪に包まれても、うつむきながら蕾がほころび始めた。その気品が漂う凛とした佇まいは、青い空と雪の白さ、どちらの色にも映えそうである。厳寒の象徴を花にたとえる風雅さを味わいながら、寒さに耐え、桜咲く春を待ちたいと思う。
2017年1月22日(日) 曇り/晴れ 4℃
知識と趣味の森林浴を駆け抜けながら!
今日で新年会もほぼ終了。今日は昼間、有名なお弁当セットそして、各家庭の手作り一品をいただきながらの情報交換も楽しいものである。新春の初売りで相変わらず人気なのが恒例の福袋だが、今年は一風変わった「本の福袋」が注目されている。近くの太白区図書館でも行われた。図書館だから販売ではなく、貸し出しである。大人向けと子ども向けに3冊ずつ袋に入れたら、これが大好評だった。「正体不明」のドキドキ感が受けるのは、どうやら本も同じなようである。北海道の書店がお薦め本を“勝手に選ぶ”「1万円選書」は今、抽選になるほどの盛況ぶりだとか。昨年話題になった「文庫本X」も、その中身を全く知らないまま多くの人が手に取った。本との巡り会いとは不思議なものである。小学生のころ、読書感想文を書く宿題に一番薄い文庫本を選んだら面白くて止まらなくなった。必ずしもお目当てではない本にハートをつかまれる時もある。こうした出来事がそしてまだ見ぬ意外な“恋人”との出会いを求めてやってくるのではないだろうか。我が家もパートナーと共に週に1回は図書館で出向き、本や音楽CD等を借りにでかける、普段はなじみのない一冊に心奪われるのもいい。冬場はどうしても家の中にいる機会も多く、薪ストーブの揺れる赤い炎のそばで珈琲を飲みながら気ままに本を読む。知識と趣味の森の中を駆け抜ける気分で、まさに知識の森林浴の夢心地気分となってくる。
2017年1月21日(土) 曇り/晴れ 3℃
へそ大根の時季であり我が家の風物詩でもある!
朝起きると、昨夜からの雪も止み、青空も顔を出しはじめている。我が家の目の前の白い平原がキラキラと輝き実にきれいで、思わず驚嘆の声をあげた。そんな中、へそ大根を干しながら、TVでは米国のドナルド・トランプ氏.が大統領に就任式模様を盛大に放映している。ツイッターというのは日本語で短文投稿サイトと訳される。字数制限がある。要はメールに似ているが、不特定多数が閲覧でき、あっという間に世界中に拡散する。絶大なる影響力を誇る米国の大統領トランプ氏.。米自動車大手フォードのメキシコ工場新設をツイッターで批判し、撤回させたことに味をしめたのか、今度は同じ矛先をトヨタ自動車に向けた。ツイッターは違法ではない。賢く使っているユーザーも大勢いる。問題はトランプ氏のツイッターでの発言の大半が、事実誤認や思いつきに基づくとしか思えないことだ。辞書によるとツイッターは、「小鳥のさえずり」のほか「興奮したりしてぺらぺらしゃべる」という意味がある。トランプ氏は選挙戦でもツイッターを大いに活用した。政治と大衆の関係を考える時、米大統領選の「トランプ現象」はどう受け止めたらいいのか。産業空洞化の影響を受けた地方をはじめ、格差拡大への大衆の怒りが「支配層」「既得権益層」との戦いに勝利した。ただ、この代弁者がツイッターで発し続ける言葉は貧しい。トランプ氏の言葉は相互理解よりも排撃と対立を志向する。軽々しい物言いを続けるのならば、厳しい局面が続く国際社会に春は遠のき、果ては希望も吹っ飛ぶのではないだろうか。
2017年1月20日(金) 曇り/雪 2℃
大寒ー寒大根・味噌作りそしてトランプ氏の風雪が始まる!
きょうは大寒。ちょうどタイミングよく、最強寒波が列島を襲い、大雪模様である。我が家も夕方頃より本格的に雪がふりはじめ相当積りそうである。この時季、高野豆腐は凍(し)み豆腐、凍(こお)り豆腐とも言われている。川中島の戦のときに武田信玄が凍った豆腐を食べて、これを乾燥して兵糧として使うアイデアを出したとも言われている。そして凍み豆腐とともに、我が家では寒大根作りを明日から作り始め、例年の風物詩ともなっている。煮た大根を、あく抜きのため水にさらす。軒下につるし水分がなくなるまで干して、陽光を浴びてその旨みが凝縮される。季語に<寒の水>があるが、清澄で雑菌などの心配が少ない。そして味噌つくりも始まる。味噌にとって「寒仕込み」が好適な自然の恵みでもある。「西高東低」は冬型を表す気圧配置。西に「高」、東に「低」が座って列島に北風を送る。シベリアや中国内陸部の空気が放射冷却で冷やされ、その配置が形作られる。壮大な地球規模の大気の流れである。今年の冬は例年に増して背筋が薄ら寒く感じられる。それはきっと大陸の寒気のせいばかりではない。米国で生まれたトランプという名の超大型低気圧。世界中に強烈な北風を吹かせてまもなく、第45代の大統領に就任する。攻撃、差別、自己顕示―。早朝のツイッターから放たれる言葉はまさに起き抜けの窓から吹き込む冷たい風雪のようだ。歴代最低の支持率と人気でスタートを切る新リーダー。予測不能な時代の幕開けである。一層冷え込むのか、それとも春に向かうか。世界の天気図からいよいよ目が離せない。どんな演説をするのか興味深々である。
2017年1月19日(木) 曇り/晴れ 4℃
小さな歓びを大切にする生活を!
新しい年を迎え早くも半月が過ぎた。「一年の計は元旦にあり」とばかり、スタートラインに立ってそれなりの計画を立てたが、なんか日々自分をいそがしくさせているような気がする。「年を重ねると、改まって決意をするのも面倒くさい」ものであるが。。。昔は毎日を生きるのに忙しく、しみじみの味が分からなかった。ところが次第に人生の舌の味が肥え、苦くて辛くてえぐくて甘酸っぱい味など、複雑な味わいを楽しめるものである。今日は宮城野区民センタで開催されたワンコインコンサートの新春ピアノコンサートへでかけた。よくニューイヤーコンサートでおなじみのJ.ヨハンシュトラウスの春の声を皮切りに「主よ、人の望みの喜びよ」「仮面舞踏会」「威風堂々」。。。。おなじみの曲でうっとりとしてしまい、新春の喜びを感じた。お手軽にワンコインで聞けるコンサートはこれからも機会をみて出かけてみたいと思うが。。。自分でも簡単にピアノ演奏ができたならと、甘い願望ではあるがピアノを習いたくなってきた。日々の生活でふと感じた「小さな歓び」。朝目覚めたときのご飯の炊ける匂い、畑で実ったトマトをもいで食べたこと。丘まで登って目にした海。誕生日が同じ人と写真を撮ったこと。うれしいことなら何でもいい。他人が驚くようなすてきな物語もなければ、劇的なことが起きるわけでもない。しかし書き留めておけば、何度でもほのぼの感を味わうことができる。そして「小さな旅」を通して小さな感動を味わいたい。心の奥から沸く喜びを大事にしよう―。始まって間もない新年、小さな歓びを大切にするこの活動日記を大事に記述していきたい。
2017年1月15日(日) 曇り/小雪 -3℃
回り道であろうとも、進むべき道は正論の中にしかない!
窓は光と風、夏はなんてすがすがしいんだろうと思う。でも今はカーテンを開ければ白い吹雪と白い平原が広がる我が家の窓から見える風景である。最後の国民向け演説が、過ぎ去っていく時代へのレクイエムにも聞こえた。オバマ米大統領の8年間。問題は多かったにしても、正論がまだ正論として通用する時代だった。出番を待っているのは、よほど違った風景かもしれない 「軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を生む」。ゴールデン・グローブ賞授賞式でトランプ次期大統領を批判した女優メリル・ストリープさんの発言は、疑いの余地もない正論である。ただし 「惨敗したヒラリーの腰巾着。ハリウッドで最も過大評価された女優の1人」。ツイッターで反撃したトランプ氏の物言いは、あまりにも品がなく、非常識だ。それでも 大統領選を制したのは、ほかならぬトランプ氏。支持者が敵視したのは、ストリープさんのような正論を説く階層だった。一方の言葉が壁に阻まれ、一方にはまるで響かない。正論がその地位を滑り落ち、限られた人々の言葉となりつつある 俺様第一主義が幅を利かせ始めている。著しい格差に怒る人々の代表が大富豪のトランプ氏とは、皮肉の効いた喜劇のようだ。戦争の惨禍を、世界は嫌というほど経験してきた。「民主主義の維持には、相違を超えて結束することが重要だ」とオバマ氏。回り道であろうとも、進むべき道は正論の中にしかない。この吹雪もとまり白い平原の上に青空が広がることを期待したいが。。。。
2017年1月14日(土) 曇り/小雪 0℃
青春、朱夏、白秋、玄冬-円熟期を悠々と過ごしたいのだが
青春、朱夏、白秋、玄冬。古代中国の五行思想による季節の異称は、そのまま人生のサイクルにもたとえられている。木々の緑と重なる成長期の青、太陽の輝きのごとき働き盛りの赤、円熟期の落ち着いた白、威厳に満ちた黒の深み。そんなふうに受け止めいが、昨今は加齢に伴う暗いイメージが気になっていた。認知症など心身の衰えや病気、経済的不安。詐欺の標的にもされやすい。一方で、2015年の日本の平均寿命は83.7歳と20年以上連続で世界トップ。10年前に比べ、医療の進歩や生活環境の改善で身体や知的能力が5~10歳若返っているという。日本老年学会などは、高齢者の定義を現在の65歳以上から75歳以上に見直すべきだと提言している。元気な高齢者が増え、「生涯現役社会」が到来するのだろうか。いつまでも働きたい人は多いはずだ。だが、高齢者をひとくくりに捉えることは難しい。健康問題では介護される人と介護する人が共に65歳以上という「老老介護」。病院ではそんな光景をよく目にする。施設でも、在宅でも、介護に費やす肉体・経済的負担は計り知れない。仕事を辞めざるを得ない「介護離職」も大きな課題だ。決して人ごとではない。国には介護の問題を抱える世帯への一層の支援策も求められる。今日の5人の内輪新年会でもこうした問題が早速出され、この現実を避けて通れない年頃でもある。円熟期を悠々と過ごしたいのだが。。。
2017年1月13日(金) 曇り/小雪 1℃
大寒波がやってきそうー里山資本主義の価値観を共有したい!
年が明け、ついこのあいだ雑煮を味わったと思ったら七草、鏡開きも過ぎ、今日はすでに13日。暦はトントン拍子、正月気分も抜けつつある。いよいよ寒の時季となり、川崎町も雪景色に包まれた。だが平年に比べれば少雪傾向。雪祭り会場からはさらなる雪を望む声が聞かれる。一応滑走可能になったとはいえ、スキー場はもっと欲しいところに大寒波がやってきて一安心だろう。我が家の周りも30センチ程度の積雪であるが、午後から雪かきに追われる。雪かきするたびに平地ではなく雪祭り会場と山にだけ降らせて―。天を仰ぎ、わがままな願いもしたくなる。車に積もった雪、玄関先や道路、庭木に積もった雪かきしてみたが、今回は湿った重い雪でなくてサラッとした雪でだいぶ助かった。午前中、藻谷浩介氏の「里山資本主義に見る地域のもつ潜在能力」の講演を聞きながら、この雪に育まれたきた自然の価値、そしてお金に換えられない価値感、そして社会が長続きし、次世代へ続く価値観を大切にしたいと改めて感じている。社会の価値は経済成長では計れない、人の価値は金銭換算できない”かけがえのなさ”である。お金は交換手段に過ぎず、価値のものさしにはしないことを肝に銘じたい。人と自然が交わる川崎町の里山の魅力・価値観を発信し人を魅了し、価値観が共有できたならいいなあと思う。
2017年1月11日(水) 晴れ/小雪 3℃
マッチ一本火事の元 糸魚川の皆さんがんばれ!
今週より本格的な寒さが続き、北海道や東北の日本海では大雪の予報が発令された。江戸の昔、市中で起きた火事は、火の見やぐらの半鐘が知らせた。遠くの火はジャーン、ジャーンと長く、近ければジャンジャンジャンとけたたましく鳴り響いたと言われている。半鐘の音で飛び出していったのが当時、町内ごとに組織されていた火消しである。「江戸の華」などと言われた威勢の良い若い衆だが、実際は火を消すというより、燃え広がらないよう隣の家を壊すのが仕事でもあったらしい。今年も各地で出初め式が行われる中、昨年12月に大規模火災が起こった新潟県糸魚川市はきのう予定していた式を取りやめた。市内は大規模火災の傷がまだ癒えていない。火は144棟をのみ込んだ。家を失った人たちは年越しどころではなかったろう。被災者はもちろんだが、火元となったラーメン店主の心情を思うと、こちらもつらい。一瞬の間の出来事だった。年末の新聞に謝罪広告を出したという。のしかかる自責の念。人ごとではない。家の中で火が上がれば、今は家庭用の警報器が知らせてくれる。既に義務化されているその設置率は全国平均で約8割だそうだ。多いと見るか、まだまだととらえるべきか。火災が多発するシーズンである。マッチ一本火事の元であることを忘れてはならない。我が家は薪ストーブで、特にこの時季に活躍してくれる頼もしい存在ではあるが、絶対注意は怠りなく火の元は十分に確認をしたい。
2017年1月9日(月) 曇り 5℃
七草粥に成人の日、若菜の芽を大事にしたい!
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草。1月7日は、七草の節句ともいわれ、七草粥を食べる習わしがある。我が家でも早速、家族でいただいた。若菜は七草の総称で冬枯れの大地から若々しい芽を吹き出してくる野草や野菜のことでもある。七草粥の材料を摘むのが若菜摘みだ。凍てついた大地から芽生える青々とした野草や野菜には大地の神の力がこもっている。体内に取り入れることによって、巡りくる春のように若返ることができると古代の人は考えられていたらしい。まずは家族全員、今年も健康で過ごせるようにと祈る。そして今日9日は「成人の日」である。孫も含めて楽しい3日間も終わり、ホットしている。20年前の1996年4月~1997年3月生まれの123万人が、大人の仲間入りを果たした。当時を振り返れば、歌手の安室奈美恵さんをまねた「アムラー」が街にあふれ、プリクラや「たまごっち」がはやっていた。バブル崩壊から数年たち、日本経済が「失われた20年」に入った頃でもある。生まれた時から不況で、格差は広がる一方。今年の新成人は、どう現実と折り合うかに長けた、堅実な世代なのかもしれない。恋に限らず、若い時期を存分に生きたかどうかが、その後の人生の在りようをも決めるような気がする。思いきり生きてほしい。若さを振りかざして-。ようこそ、大人の世界へ
2017年1月6日(金) 雪/晴れ 5℃
箱根に宗さんに元気をいただきました!
年明けのスポーツといえば、代表格は何と言っても駅伝ではないだろうか。元日の実業団、そして2~3日は東京―箱根間を往復する箱根駅伝。今年も熱戦が展開され、特に箱根を見ないとどうも正月気分が出ないもんだ。今回もやっぱり青山学院だよな、と半ば勝敗は度外視しつつ、2日間、若者たちの力走に見入ってしまった。いつも思うが、ランナーを応援するため寒風の中で声援を送る沿道の市民にも頭が下がる。箱根は多くの人たちに支えられ、愛されているんだなあと改めてこの競技が日本で生まれたというのも何となくうなずける。ひたすら走るだけの競技は外国では人気がないそうだ。けれども次の走者にタスキを手渡すために懸命になる姿はいつも胸を打つ。数あるスポーツの中でも、仲間やチームワーク、信頼といった言葉を最も連想させるのが駅伝ではないだろうか。今日、宮城テレビ「OH!バンデス」の司会でおなじみの歌手”さとう宗幸”さんが、当NPOの”ミニ水力発電所”及ぶ”ばったり”の視察に来てくれました。今日は朝から小雪が舞う寒い中、朝9時には自ら運転していらっしゃいました。TV番組(1/11(水)PM5頃)で紹介していただけるとのことですので、ぜひともウオッチしてみてください。宗さんも、地域資源をエネルギーとして活用し、環境整備を行っている当NPOの活動に感心しながら、川崎町のソバつくりと組み合わせて川崎町の地域起こしになるので、ぜひともがんばってほしいと激励のコメントもいただきました。宗さんに、そして箱根に元気を分けてもらって、新しい年の仕事に走りだしたいものである。去年からのタスキをまた握りしめ、さあ、頑張って行こう。
2017年1月5日(木) 雪/曇り 5℃
経済優先が幸せなのだろうか?ー今日から寒の入り
きょうは、二十四節気のひとつ「小寒」である。「寒の入り」と言い、寒さが本格的になる。気温の統計を見ても、一年でもっとも寒い時季である。2月の節分までが「寒中」「寒の内」である。年々、正月気分を感じなくなるのは年齢のせいかもしれない。休みが短かった暦の巡りもそうだが、元日から買い物袋を提げコンビニのコーヒーで温まる人の姿を多く見かける。日常と大差ないこの頃である。歳時記を開くと、新しい心持ちで物事を始める言葉が並ぶ。新品の包丁、まな板を使ったという俎(まないた)始や初炊(かし)ぎ、初手水(ちょうず)に初鏡で身なりを整え、誓いの書き初めに日記初と、数えればきりがない。年頭会見で「新しい国造り」をうたった安倍晋三首相の心中もそうではないか。地方創生、1億総活躍、働き方改革と次々に風呂敷を広げてきたが、こなせぬ宿題がたまる一方である。頼みの綱は金看板のアベノミクスだが、成果が見えない中、さらにエンジンを吹かすと言い切る。もう4年半も経過しているのにと、素直に見直したほうがよいのではないかと案じてしまう。統計を見てみると、日本経済を左右する要素を聞くと「アベノミクス」は21%と期待薄で、「トランプ大統領就任後の米国経済」が実に67%に上った。この先、世界は保護主義、排外主義に傾くのか、過熱気味の相場の行方は…。「大寒」とも重なる1月20日の就任で、越年の不安が現実化することに誰もが身構える仕事始めである。
2017年1月4日(水) 雪/曇り 7℃
背筋をすっと伸ばし、今を見据えたい
新しい年の幕が開いた。清々しい気に満ち、寒さに身が引き締まる。今日は朝から雪模様の中、第2回味噌作りで屋外の釜戸(大豆あやこがね10kg)で大豆を煮はじめる。庭の寒水仙は厳寒をものともせず、花茎をすっと伸ばし佇む。立ち姿は気高く、なんとなく香りが漂うようである。だれしも自分の中に、一本貫くものを持っているものだ。それを大切にしつつ、新しい年にこれまでにない挑戦もしたいもの。先の見えにくい混迷の時代だからこそ、背筋をすっと伸ばし、今を見据えたい。朝早くから開始した味噌つくりも終わり、英国人旅行家であるイザベラ・バードの東北地方の紀行著に目を通してみた。1878(明治11)年に来日し、東北や北海道を旅している。その中で日本人の子煩悩ぶりに驚いている。「これほど子供をかわいがる人々を見たことがない。抱いたり背負ったり、歩くときには手に取り、遊戯を見ていたり、子供がいないとつまらなそうである」。バードは各地で楽しげな一家だんらん、父親のかいがいしい子育てを目にした。「残念ながら、英国の労働者階級では見られない光景である」と感心しきりだった。今度の週末3連休には東京よりチビッコギャングがやってくる。バードの目に映る楽しげな家族模様を味わいたいと思う。赤ちゃんや子供を中心にした幸福な暮らし、活気ある地域コミュニティーの風景が、ほっと陽の温かみも感じさせてくれるところに、この1年の希望を見いだしたい。
2017年1月2日(月) 晴れ/曇り 9℃
手前味噌つくり(秘伝豆・みやぎしろめ)始まる!
新春に鳴く鳥の声は吉兆を告げると考えられ、元旦は鶏旦とも呼ばれている。夜明けを告げる鳥の声とともに目覚める。そんなすがすがしさで、今年も始まった。朝のすがすがしい冴えた空気を胸いっぱいに吸い込んで、さあ今年、どんな年になるだろうと朝の冬空をながめた。酉年の「酉」は、どこか危険なにおいがする。「氵」を付ければ「酒」になり、「卆」を付ければ「酔」う。日本語は面白いもんだ。正月くらいはしばし朝寝としゃれこもうと思いながらゆっくりと。。。でも体は正直で朝5時ころには目が覚めてしまう。お餅をいただいた後、早速、空いた時間にとパートナーと手前味噌つくりをはじめた。今年は大豆として「秘伝豆(3.8kg)」と「みやぎしろめ(2.1kg)」の2種類をつくり味の比較をしてみたいと思う。終わった後、疲れからか薪ストーブのほんわりした暖かさも加わり、横になり夢見心気分となる。正月はめでたいと思いながら、地鶏、初烏、初雀、初鶯、初鳩、初鶴のほか、もろもろの鳥の声、初声も新春の季語である。誰もが幸せな一年でありますように。