■2024 活動日誌7月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
2024年7月28日 曇り
フランス・パリのセーヌ川の水上開会式は見事だった!
街と川に浅からぬ縁があるフランスパリ。市の紋章には川に浮かぶ1隻の帆船が描かれている。その下にラテン語で記されている市のスローガンは「たゆたえども沈まず」。100年ぶりの五輪が幕を開けたパリ。水運で栄えた街らしく、セーヌ川を開会式の舞台とした。船で入場する選手が、世界屈指の観光名所の間を通り抜けていく。あいにくの雨すらも演出の一つかと思わせるほど考え抜かれ、一体感のある水上ショーだった。会場からの熱気は確かに伝わってきたが、どうしても五輪ムード全開にはなれなかった。先日の記録的大雨による山形・秋田県内の被害があまりに甚大だからだ。まだ全容もつかめない。五輪を観戦できる状況にない人も多いはず。先の見えない不安が被災者に重くのしかかっている。パリ五輪は気候変動対策をうたう大会でもある。地球温暖化がもたらす事態がいかに深刻であるか、今まさに私たちが直面している。まずは被災地の一日も早い復旧を、その後押しとなるだろう日本選手団の活躍と共に願う。この平和の祭典を改めて現実に向き合う機会とせねばと思っている。
2024年7月24日 晴れ
この夏、土用の丑(うし)の日は7月24日と8月5日の2回ある。ウナギ好きには今年はいい年である。やはり夏の丑の日は少しぜいたくをしたくなる。ただ成魚の国内供給量は大きく減っている。輸入も含めピークだった2000年の約16万トンから、いまは5万トンほどになっているらしい。この辺の事情からもウナギの値のがわかるような気がする。先日、水産庁から朗報が届いた。人工ふ化や飼料の研究が進み、稚魚1匹当たりの経費が1800円程度まで下がった。この3年ほどでコストを半減でき、天然の稚魚は現在180円から600円程度だから、商業化に徐々に近づいてきたような気がする。今の養殖は天然の稚魚を捕獲して育てているが、稚魚の減少が続いている。国は2050年までに全て人工的に受精させて生産した稚魚に切り替える目標を掲げている。研究が順調に進めば、懐を気にせず舌鼓を打てる日が来るかもしれない。そんな国産化を楽しみにしている。現在、ニホンウナギは絶滅危惧種に指定されており、トキと同様に水辺の生物多様性を計る指標種といわれている。蒲焼きの値段ばかりに目が行って、ウナギがすめる環境の保全にも気を使っていかねばと思っている。
2024年7月22日 晴れ
通販大手「アマゾン」も設立30年が経過した!
我々の地方でも首都圏と同様の品物が簡単に入手できる。今やこのサービスがなければ生活が成り立たない存在にもなってきた。通信販売の代表格、米インターネット通販大手アマゾン・コムが設立30年を迎えた。ネット草創期の1994年、当時30歳の創業者ジェフ・ベゾスが、米シアトルのガレージでスタートさせたオンライン書店が大きく成長した。南米・アマゾン川にちなみ「知識の川をつくりたい」と名付けられた。アマゾンの日本語サイトは2000年開設。同様のサービスを展開する国内企業もあったが、品ぞろえを充実させ、買い物の仕方を大きく変えた。友人家族は「AMAZON(アマゾン)」のロゴ入り段ボール箱にいたずら半分で書き足し「MAMAZON(ママゾン)」や「BABAZON(ババゾン)」に変え、離れて住む子や孫に送るとの話を聞いた。すっかり生活に根付いている証拠でもある。しかし、消費者に都合良い事業展開だが、マイナス面もある。地方の商店経営を圧迫、指定通り届かなければ遅いという意識を消費者に植え付けてしまった気がする。もう一度身の回りを振り返ってみたいと思う。
2024年7月19日 曇り
「正しさ」とは一体、どこに行ったんだろう!
最近の世界の動向を見ると人間は都合のいい生きものなんだなと思う。〈むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する〉。中国の作家、魯迅(ろじん)は書いた。自分が信じる「正しさ」とは、それが心地いいかどうか、「好き嫌い」で決まるものらしい。だから、立場や環境によって正しさの基準は違ってくる。それぞれの「正しさ」を振りかざし互いにいがみあう。分断が進む社会のそれが実相だろう。米国では昨年、上下両院議員への脅迫が8千件にも上ったという。「話し合ってもムダ」と、力ずくで自らが信じるものを押し通す。暴力を是認する空気が広がっている。そんななか、演説中に銃撃されたトランプ氏は生還をアピールし、共和党の大統領候補として指名受諾演説に臨む。自ら分断をあおり、4年前の選挙で敗北を認めずに議会占拠の暴力を擁護する言動を続けた当人が、いまや「暴力に屈しないヒーロー」である。世界を眺めれば、欧州で排外的な極右政党が躍進するなど、どこか似通った不穏さが漂う。ほんとうの「正しさ」が見えない社会。その足音は、ひたひたと近づいているかもしれない。
2024年7月13日 晴れ
パリ五輪がいよいよ始まる!
知人がパリ五輪を見に行くという。1年前から準備していたそうだ。お目当ての競技があるかと思いきや、目的は開会式とのこと。100年ぶりとなるパリ五輪の開会式はセーヌ川が舞台。地下水路が発達したパリは「水の都」でもある。競技場以外での開会式は夏季五輪では史上初らしい。世界遺産のセーヌ河岸から望む景色は素晴らしいだろうと想像してしまう。見るだけでも貴重な機会だが、水上パレードに参加できるのは恐らく一生に一度のイベントで選手の方々は記憶と記録に残るだろう。開幕は26日なのであと2週間を切った。ワクワクしながらTVから観戦したいと思う。蒸し暑い梅雨空が続き、西日本地域は連日、大雨・がけ崩れ等で大きな被害がでている。今年は七夕も星空は見られなかった。それでも開幕までには晴れ間もあるだろう。テレビ観戦しかできない身だからこそ、せめて期間中の好天と日本勢の活躍を天の川に祈ろりたいと思う。パリへ観戦に行く人もいい旅を味わってきてほしい。我が身は海外に行く気力・体力がなくなってきており、さみしく思う次第である。でも念願の盛岡での夏祭り「さんさ踊り」に出かけたいと計画している。
2024年7月8日 雨
短冊に願いを込めて笹に飾った!
7月は旧暦で「文月」という。短冊に願いごとや詩歌を書いて笹に飾った、その「文」に由来するとの説もある。天に届けと、胸に秘めた思いをしたためる。そんな手紙にゆかりの深い、七夕である。笹飾りは、クリスマスのイルミネーションとは違い、お金がかかる手のこんだものではない。短冊をつるすだけで、幼い子でも簡単に作ることができる。誰もが分け隔てなく自分の思いを託す、ひとときの祭りでもある。そんな中、フーフー言いながら悠々ファームでジャガイモ堀り(とうや、きたあかり、デストロイヤー、男爵、北海黄金)をやっと終えた。暑さの緩む朝や夕方に行うことにしている。水分補給、適度な休憩、飴玉等、準備しながら、土の中から大小さまざまな大きさのジャガイモが顔を出す。やはり汗をかきながらの土いじり作業は何となく楽しい。玉ねぎ、ジャガイモは生活必需品でもあり終えてホットしている。そのあとは草刈り。。。なんと成長が早くあっという間に青々と茂る。農道、そば畑。。。。。。。いやになってくるが早めに早めにとせっせと体を動かす。最近はストレスらしきものが溜まっており、モヤモヤしている中、汗をかくことは本来の心身の健康をもたらしてくれる気がする。無理をせず。。。。。。今日も体が動かせる喜びを感じながら家内とファーム作業にいそしんいる。