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■2025 活動日誌2月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。
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2025年2月7日 雪
世界中が寒い季節である!
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〈夏が来ると冬がいいと言う/冬が来ると夏がいいと言う〉…。今季一番という寒波に背中を丸めながら、パソコンを開いている。人は勝手なものである。酷暑にあえぎ豪雨におびえたことなど、すっかり忘れて夏を恋しがる。とはいえ、連日伝えられる北国の豪雪被害は、実は夏場の集中豪雨と発生メカニズムが似通っているらしい。海水温が高くなり、日本海上空は冬でも水蒸気量が多い。そこへ大陸から寒気が流れ込んで雪雲が連なり大雪をもたらすという。元凶はいずれも地球温暖化である。夏も冬も心穏やかに過ごせる保証はなくなりつつある。一見無関係に思える異変が、見えないところでつながっている。それが自然の持つ力なんだろうか。雪国の人びとと同じような嘆きが、世界のどこか遠い国でも漏れているのような気がする。地球は「沸騰」しているというのに、対策に向けた国際協調の機運は急速にしぼんでいる。強権的なリーダーが放った「いち抜けた」のかけ声は、雪だるまを転がすように企業や意見を同じくする国々を巻き込んで、いつの間にか大きくなる。自分には無関係だと知らぬ顔を決め込んでいるトランプ大統領。好き勝手放題に愚痴をこぼす前に自分を見つめ直せ、と言いたくもなる。冬に耐えつつ、いまを踏みしめるほかないのだろうか。
2025年2月6日 雪/晴れ
2月のお正月
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今年ももう2月に入った。正月気分はもう抜けたが、アジア諸国は春節、つまり旧正月の大型連休中だ。1月29日が旧暦の元日で、中国はその前日の大みそかから今月4日まで8連休らしい。日本で旧正月を意識する機会は少ないが、1月15日の小正月の風習は見聞きする。正月準備に忙しい女性たちが一息つく日でもある。新年気分を正月と小正月の2度も味わえそして旧正月もお祝いすれば3度なのに、と思った。中国、台湾など中華圏では旧正月が暮らしに根付く。中国政府は今年の春節を含む1カ月余で延べ90億人が移動と見込む。そして今月3日は二十四節気の立春で、暦の上では春になる。今年の節分は2日だ。「節分は3日」の印象が強いが、1985年以降で今年と2021年だけが2日で他の年は3日だったためだろうか。地球の公転周期が365日より数時間長い影響で日にちがずれる年があるのだそう。予報では立春過ぎから列島上空に猛烈寒波が入るといい、昨日からの雪の降り方をみていると本格的な春はまだ先かも。まずは雪対策への備えを怠りなくしたいと思う。