蕎麦プロジェクト
2018年7月に蕎麦プロジェクトを立ち上げました。NPO川崎町の資源をいかす会の協力を得て、蕎麦栽培に着手しました。我が家の前の広さ約130坪程度の休耕田を利用して、蕎麦つくりのノウハウを得るため、今年は試験段階ですが、約3か月栽培観察を行いたいと思います。将来的には、NPOのミニ水力発電Gの水車で蕎麦の製粉を行いたいと計画しております。川崎町の資源をいかした取り組みに多くの皆さまの参加をお願いいたします。(プロジェクトメンバ15名)
■ 更新 11/11 ■
蕎麦栽培ダイヤリー(秋蕎麦)
96日目完了
〇11/11
蕎麦プロジェクト完了いたしました。今までの栽培記録を以下のファイルにまとめました。
〇11/3 蕎麦の先のとがった殻を取り除くため、メッシュ袋に入れもみながら蕎麦殻の角をこすりゴミくずを取り除いた。最近は連日お天気が続き乾燥もだいぶ進んできました。今日は最終のゴミ取りを行うため、唐箕を使うこととしました。青根のWさん宅を訪れ、唐箕の使い方を教わりました。均一な風を送るためハンドルの回し方(力加減が必要)が大事で、1番蕎麦、2番蕎麦、ごみの3種類を重さで振り分ける。面白い。こうして蕎麦や米、小麦等のゴミ取りを行うのだなあと改めて、手作業時代の先人の知恵に感心しながら体験できて幸せである。こうして選別した蕎麦を計量したところ、1番蕎麦=17kg、2番蕎麦=0.6kg 、ごみ=2,4kgとなりました。来年の蕎麦種5kgをとると、12㎏となり、蕎麦粉では8~9kgになると推測されます。今日は穏やかな秋日よりで、気持ち良い1日でした。ファームの藁の焼却も終わり、草刈りを除けば、ほぼ完了いたしました。今回の経験をもとにおおよそのデータが収集できましたので、来年に活かしていきたいと思います。皆さまのご協力ありがとうございました。
88日目 唐箕を使いゴミ取りをを行いました!
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〇10/21 やっと脱粒・くずとり・乾燥の半分程度が終わりました。刈り取り後、天候不順で雨やら朝露でブルーシートをかけたりはずしたりと雨対策が大変でした。今日は晴天に恵まれ、朝早くから家内と2人で最後の島立の蕎麦を棒でたたいて脱粒が終わりました。ブルーシートに蕎麦を敷き詰めてお日様にさらしながら半日程度乾燥させ、その後、フルイにかけて、大きなくずを取り除きました。そして最後に細いメッシュの袋に入れて,袋全体をもみながら、細いくずをふるい落としました。稼働的には2人で4日間程度かかりました。最後に縁側にメッシュ袋を吊るして再度乾燥させました。計量したところ、全部で20kg程度で、まずまずのできなかあと思います、来年の蕎麦の種5kgを残せば、15kg分の蕎麦殻となりますので、蕎麦粉にすると10kg程度ではないかと思います。今日の秋のお日さまに感謝しながら雨に弱い蕎麦の対策について、多くのことを学びました。今回の経験を来年に活かしていきたいと思います。皆さまのご協力に感謝すると同時に多くの工程が終わりほっとしました。
75日目 蕎麦の脱粒・ふるい・乾燥を行いました!
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〇10/13 ブルーシートに敷いた蕎麦が雨で濡れてしまい、別の場所で干し直しましたが、一部で白い芽が出始めておりました。やはり蕎麦は雨に弱いようですね。そのため、一部の脱粒を行いフルイにかけました。乾燥具合を確かめながら日々脱粒する必要がありますね。夕方にはブルーシートをかけて朝露を防ぐようにすることとしました。15日週(15~16)に脱粒を行っておりますので、都合のつく方はお出でください。
68日目
蕎麦の脱粒を行っております!
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〇10/10 ブルーシートに敷いた蕎麦が雨で濡れてしまいました。天気予報では今週はずっと天気がよいと思っていたのですが。。。。急遽、場所を移動して畑ののり面の勾配のある所に移動しました。蕎麦は雨に弱いので心配です。早く乾燥してくれることを期待しております。やはり馳せ掛けがいいのかなあ。。。13日の実の落とし作業は延期いたします。よろしくお願いします。
65日目
畑の傾斜のある法面に移動しました!
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〇10/6-7 いよいよ蕎麦刈りです。台風25号も日本海側に逸れたため、風はやや強いが曇りがちの天気で作業するにはちょい良いお天気でした。実が8割ほど熟し黒化しました。ファームの一部はまだ白い花が咲いているため、1割程度は刈り残し、3日後あたりに刈取りを行いたいと思います。
10月6日 6名参加(大村含め8名)
10月7日 4名参加(大村含め6名)
刈り取りは試行錯誤しながら、鎌や草刈り機で行いましたが、下草(スギナ)が生えているので、蕎麦の茎にからみ、草刈機で行うと、蕎麦の根にスギナが絡まり、除去する作業が増えてしまいました。やはり、時間がかかっても鎌で刈り取り、スギナを取って結束する方法がいいのではないかと思いました。刈り取った蕎麦はブルーシートにおいて1週間程度乾燥させてから、実を棒でたたいてふるいおとします。はじめての経験でしたが、天地の恵みに感謝しながら、参加者全員で古里の昔なつかしい作業を体験することができました。お昼は悠々ファームの芋煮鍋を囲みながら、実りの秋を味わうことができました。参加された方々ごくろうさまでした。次回は10月13(土)に棒で蕎麦の実を落とす作業を行いますので、都合の良い方はふらっと寄ってみてください。
62日目
和気あいあいと鎌で蕎麦刈りを行いました!
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〇9/29 5割ほど実が黒化しました。8割程度になったなら刈り頃と言われておりますので、来週
10/6~7:AM9~蕎麦刈りを行いますので、多くの皆さまの参加をお願いします。多くの
皆さんが参加できるよう2日間にわたり実施しますので、都合のよい日を連絡してくださ
い。
★参加日をメールにてお知らせください。当日は農作業スタイル、手袋、鎌を持参してきて
ください。人数により6日と7日の作業量を調整いたします。また草刈りの応援もお願い
します。当日は芋煮汁を用意しますのでおにぎり等は準備してきてください。
本によりますと「蕎麦の子実の7~8割が黒褐色に変色した時に刈り取りを行うと言わ
れており、刈り取り時期が遅くなったり、霜にあうと子実が脱粒し減収するので、刈りとり
のタイミングを逃さないように心がける。また、脱粒を防ぐため、作業は朝露のある早朝か
ら10時ころまでに行うようにする」と言われておりますので、AM9~スタートしますの
で、よろしくお願いします。
刈り取り後、1週間程度島立て、架干しで乾燥を行います。
54日目
実が結実し5割ほど黒くなり始めました!
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〇9/16 背丈を伸ばしながら、ほぼ満開も終わりましたが、ミツバチや蝶々が飛び交っております。
白い花をよく見ると3割程度は結実し黒くなりはじめました。遠目にみると満開状態と変わ
りないのですが、徐々に成熟した実から順に黒化し始めました。
42日目
実が結実し黒くなり始めました!
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〇9/9 台風21号、秋雨前線の影響で、しばらく、雨が降り続いております。
種まき後、5週間経過しました。蕎麦の背丈も80センチほどにもなり、蕎麦の白い花が咲き
誇っておりますが、雨のため1部倒れております。でも晴れ間が戻れば回復するものと思わ
れます。ファーム周辺の草刈りを実施しました。
35日目
今日もまた雨ですが、順調に生育しております!
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〇9/1 連日、雨が降り続いております。先日も川崎地域は大雨警報がでました。今年は猛暑、長
雨、台風と受難の年ですね。8月に台風も9回ほど発生し、1か月で発生した台風の数で
は最高とのことです。今日9/1は防災の日です。台風21号も発生しており災害には注意し
たいものです。蕎麦の成長具合を心配しておりましたが、水はけのよい畑のようで、宮沢
賢治のように「雨にも負けず、風にも負けず」と順調に生育しております。
蕎麦の背丈も60センチほどにもなり、蕎麦の白い花が咲き始めました。雨でしっとり濡
27日目 雨に濡れた本葉と白い花のコントラストが、きれいですね!
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〇8/25 本葉が約30センチ程度までに成長しました。そして花の蕾も出始めました。
隣の田んぼではシラサキ、カモが優雅に水辺で泳いでおります。
20日目 ファームの土も見えなくなるくらいまで一面に若葉が茂り始めました。
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〇8/18 双葉から本葉にかわりはじめ、約10センチ程度までに伸び始めました。雨の影響で石が
14日目 ファームの表面に相当出てきておりますので、視察も兼ねて、石拾いにきてください。
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〇8/9-10 種まきの翌日8/6より台風の影響で連日、雨模様で、ほ場の一部に水溜まりができま
4日目 したが1時間後には引いており水はけがよく安心しました。蕎麦は雨に弱いので心配
しておりましたが、3~4日後に、ほ場一面に芽がでました。一安心です。8/11以降 は晴れマークとなっており成長が期待できそうです。
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〇7/20 休耕田草刈り(約160坪)
〇7/21 トラクタ耕運
〇7/22-8/1 石拾い、法面草刈り、ほ場整備・整地
〇8/2 トラクタ再耕運
〇8/5 種まき (はしかみ6kg)
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●ほ場整備・種まき(8/5:9名参加)
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<参考>蕎麦栽培ポイント
そば
品種は「階上(はしかみ)」(秋そば)
栽培のポイント
- 冷涼な気候を好むが、霜には弱い。
- 地域により、播種適期が異なるので気をつける。
- 湿害に弱いので、水田転作では十分な排水対策を行う。
- 吸肥力が強いので「やせ地」でも生育しやすい。
- 脱粒しやすいので、収穫適期を逃さない。
♦適応地域
全域
栽培管理
1.ほ場の準備
播種前の土の大きさが出芽ぞろいに大きく影響する。
耕うんはほ場が十分乾燥してから行い、土は細かくする。
2.播種
(1) 播種時期
そばは早まきすると結実が悪く、遅すぎると成熟以前に霜にあって、子実が落ち、減収するので、地域の初霜の時期を参考に播種期を決定することが大切である。
一般的な播種時期の目安は、初霜の70~80日前が基準となる。
(2) 播種量
1aあたり0.4~0.5kg(㎡あたり100~150本の苗立が目標)
(3) 播種方法
3.施肥
そばは、痩せ地でもよく生育するが、施肥が多いと過繁茂となって開花期間中に倒伏し、稔実不良になるので、地力に応じ施肥量を調整する。
野菜の後作などでは基肥は控え、生育量が不足した場合には、開花期ころ追肥を行う。
施肥例
肥料名 | 基肥 | 追肥 | 備考 |
---|---|---|---|
アラジン444 | 1 | - |
4.中耕・培土
中耕・培土は、本葉4~5枚(播種20~30日後)から2回程度雑草防除を目的に実施するが、根を傷めないように、開花期までには終えるようにする。
5.収穫調製
(1)収穫期・収穫作業
そばは、開花や成熟が不ぞろいで収穫時期の判断が難しい。
子実の7~8割が黒褐色に変色した時に刈り取りを行う。
刈り取り時期が遅くなったり、霜にあうと子実が脱粒し減収するので、刈りとりのタイミングを逃さないように心がける。
また、脱粒を防ぐため、作業は朝露のある早朝から10時ころまでに行うようにする。
刈り取り後、1週間程度島立て、架干しで乾燥を行う。
(2)脱粒作業
乾燥後、棒で叩く、ドラム缶に叩きつけるなどの手作業やビーンスレッシャーなどで脱粒する。
(3)仕上げ乾燥・調整
天日乾燥又は平型乾燥機を利用し水分を15%になるよう仕上げ乾燥を行う。
乾燥機を利用する場合は、高温乾燥は避けるようにする。
また、仕上げ乾燥後は、唐箕などで選粒する。
病害虫対策
連作ほ場では、連作障害により生育不良になったり、立枯病の発生が見られる。
ほ場の選定にあたっては、連作にならないよう注意する。
http://www.geocities.jp/yamapon65/tisantisyou_soba_saibai_2008_autumn.html